緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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茶花、第二弾

2019年03月22日 | 庭の植物
庭の茶花植栽計画、着々と進行しています。
注文していた花苗も届きました。
山野草用の土を入れて植えました。

アマドコロ(上左)とホタルブクロ(上右)です。

アマドコロ、購入時の商品名は斑入鳴子百合です。
アマドコロとナルコユリ、素人には見分けがつかないほど似ているそうです。
アマドコロがナルコユリとして売られてもいるんだそうです。
園芸的にはどちらでも良いとか(笑)。

でも、そんなふうに実際と名前が違うことはよくあるみたいです。
たとえば庭によく植えられているムラサキシキブは、ほとんどの場合コムラサキシキブです。
なぜか華道家が間違えて呼んで、間違ったまま広まっています。

ナルコユリとアマドコロではアマドコロの方が丈夫とのこと。
この株は斑入りで、どうやらアマドコロの園芸種のようなので買いました。

茶花は山野草である場合が多いです。要するに雑草。
なのに園芸種を買うのは、山野草は趣きがあって良いといっても、実際の山野草は阪神間の平地にある我が家では気候が違い過ぎて根付かない可能性が高いのです。
父が亡くなって、庭の管理をするようになって、たくさん失敗しましたので苗は選びます。
それともう一つ、山野草の盗掘の多さです。

絶滅危惧種の山野草が、山野草ブームで業者にゴッソリと盗掘され、絶滅に拍車がかかっている状態が現在進行形であると聞いています。
過去に何度も自然観察で地方に行って、絶滅危惧種の山野草を見る機会もあったのですが、講師からはいつもその地方に生えている絶滅危惧種の山野草の情報を流さないよう注意を受けていました。
そういった山野草は都会に持ってきても気候があわないので育つこともないのですが、よく知らない人は物珍しさから買ってしまったりもするようです。
というわけで、私が購入する苗は、安価で良く増える、ほとんど園芸種の山野草の茶花なんです。

先に買ったオダマキはもう蕾をつけています。
これは桃色深山オダマキです。

柿の木の下。
ノブキが蔓延っています。
買った山野草が育つようなら、ノブキを整理してここに植えようと思います。


もう一つ、十数年ぶりに睡蓮の株を池から引き上げて整理しました。
手の不自由な私にはちょっと大変な作業でした。
株と根を洗ったら4つ芽が見つかりました。
新しく買った樹脂製の睡蓮鉢に睡蓮用の土で植えました。


一日置いて、池に沈めました。

花が咲くと嬉しいです。

ちなみに、調べてみると睡蓮も茶花なんだそうです。
どうやって睡蓮を茶室に活けるんでしょうね。