5月19日、毎年恒例の大阪能楽大連吟が四天王寺の中の五智光院で開催されました。
私は4回目の参加。しっかり謡ってきました。
今年はなんやかんやでお稽古にも行けなかったのですが、充実した大連吟となりました。
そのご報告です。
ご報告の前に、大阪能楽大連吟とは何か今一度簡単に説明しておきます。
私が参加したのは大阪ですが、最初は京都からだったそうです。
要するに年末に行われるクラシックの第九のように、プロの能楽師が「高砂」を演じながら、参集したたくさんの人達が地謡部分の「高砂」を謡うという催しです。
詳しくは以下を参照。
この日は雨でした。
四天王寺には11時に着いて、すぐに着物に着替えました。
着物が着られない人のためにボランティアの着付け師の方がいらっしゃいます。
私は一人で着られるのですが、帯の柄合わせが難しかったので「帯結びだけ手伝ってください」と言うと「最初から着付ける方が早いから」と結局全部着付けてもらいました。
私は立っているだけでした。
着付け師の方の着せ方、恰好よくはしてくれますが、着てしんどい時もあります。
今回はしんどくなかったけれど、いつもとは随分と違った感じで着せられました。
裾が長めで、履物を履くことはなかったので、階段で裾を踏みそうになったり。
ちなみに、お茶の場合、お点前の時に裾を踏まないように少し短めに着ます。
また座ったまま体を動かすことが多いので、左の前身ごろを極端なくらい巻き込んで、動いても前が乱れないように着ます。
さて、着物を着ると控室に移動。
毎年写真を撮る控室からの庭の光景。
井戸があります。
ランチの為に食堂になっている大部屋に移動。
美味しいお弁当をいただきました。
その部屋から見える前栽の風景。
四天王寺さんですので、おそらく名のある庭師の作でしょう。
リハーサルを行います。
自分達が座る場所や手順の確認などして、いよいよ本番です。
五智光院に続く渡り廊下で待ち時間に写真を撮ってもらいました。
単衣の色無地だったのですが、さすがにプロの着せ方、首長に見せ、スッキリとしています。
自分ではこうはいきません。
肝心の本番ですが、迫力があったと思います。
後で先生からも言われたのですが、今までで一番良かったそうです。
私も客席で聞いたらどんなんなんだろうと思いました。
お客様も帰られて、最後に記念写真。
中央におられる男性二人が主催者である能楽師の先生です。
この後はお楽しみの打ち上げです。
参加は自由なのですが、もちろん私は参加しました。
場所はあべのハルカス、モダンイタリアンのお店でした。
なんだかラウンジのような雰囲気のお店で、そこの6人席に私は座りました。
お稽古等で顔見知りの人達もたくさんいるのですが、私が座った席は記憶にない方ばかりでした。(私は顔音痴なので自分が覚えてないだけかもしれない)
大連吟のような催しに集まる人達は、趣味や興味が共通している部分が多いので、初めてお話しする方ばかりでも楽しめました。
ちょっとショックだったのが、今どきのレストランの方式でした。
なんとそのお店はお客に最終部分の調理をさせるのでした。
どゆこと? って感じですが、最初に運ばれたサラダ、大きなレタスの葉がそのまま皿に乗っていて、キッチン鋏が付いてます。(レタスは一応洗ってある。)
要するにレタスの葉をそれで切って食べろってことです。
「これってオッシャレーなのか、それともメンドクサーなのか、どっち」と私が言うと、同席された方々は口々に「めんどくさー」とおっしゃる。
『だよねー』って感じです。
サラダ以外にはピザもカットされずに運ばれてきました。
それもキッチン鋏が付いていて、自分達で切れということらしかったです。
お肉も同様、ナイフもフォークもなくキッチン鋏で切って食べる・・・。
お味は美味しかったです。
ドリンクは飲み放題でしたが、アルコール類は席に置いてあるQRコードから注文です。
ソフトドリンクはドリンクバーに行き、そこで自分で調合して作るのでした。
つまり、自分の好みのカクテル用シロップみたいなものを選んで、そこに好みの炭酸水を入れる。
お茶や紅茶ももちろんあります。
どれもこれも種類が豊富で、選ぶのに迷いました。
コーヒーはさらに大変で、説明は難しいのでパス。
後日、食べログの口コミを見たら世界一のドリンクバーって書いてました。
それはそうかもと思います。
要するに人手不足対策なのか徹底した省力化を図っている。
というか客にやらせてる。
コーヒーの淹れ方なんて本当に複雑で、年寄りはついていけない世界になっている。
あのお店(BABYFACE SKY TERRACE あべのハルカス店)、興味のある方は大阪にお寄りの際に是非体験してください。
とまあ、打ち上げでは楽しいおしゃべりと共に、それなりに興味深いレストラン体験をして、「また来年」と言い合って家に帰りました。
帰宅は11時近くになってました。
ちなみに大連吟、京都、大阪、滋賀、福岡とあったのですが、今年から神戸と佐賀にも同様の催しの計画があるとか。
神戸は晩秋に本番らしいのですが、そっちも参加しようかと考えてます。
私は4回目の参加。しっかり謡ってきました。
今年はなんやかんやでお稽古にも行けなかったのですが、充実した大連吟となりました。
そのご報告です。
ご報告の前に、大阪能楽大連吟とは何か今一度簡単に説明しておきます。
私が参加したのは大阪ですが、最初は京都からだったそうです。
要するに年末に行われるクラシックの第九のように、プロの能楽師が「高砂」を演じながら、参集したたくさんの人達が地謡部分の「高砂」を謡うという催しです。
詳しくは以下を参照。
この日は雨でした。
四天王寺には11時に着いて、すぐに着物に着替えました。
着物が着られない人のためにボランティアの着付け師の方がいらっしゃいます。
私は一人で着られるのですが、帯の柄合わせが難しかったので「帯結びだけ手伝ってください」と言うと「最初から着付ける方が早いから」と結局全部着付けてもらいました。
私は立っているだけでした。
着付け師の方の着せ方、恰好よくはしてくれますが、着てしんどい時もあります。
今回はしんどくなかったけれど、いつもとは随分と違った感じで着せられました。
裾が長めで、履物を履くことはなかったので、階段で裾を踏みそうになったり。
ちなみに、お茶の場合、お点前の時に裾を踏まないように少し短めに着ます。
また座ったまま体を動かすことが多いので、左の前身ごろを極端なくらい巻き込んで、動いても前が乱れないように着ます。
さて、着物を着ると控室に移動。
毎年写真を撮る控室からの庭の光景。
井戸があります。
ランチの為に食堂になっている大部屋に移動。
美味しいお弁当をいただきました。
その部屋から見える前栽の風景。
四天王寺さんですので、おそらく名のある庭師の作でしょう。
リハーサルを行います。
自分達が座る場所や手順の確認などして、いよいよ本番です。
五智光院に続く渡り廊下で待ち時間に写真を撮ってもらいました。
単衣の色無地だったのですが、さすがにプロの着せ方、首長に見せ、スッキリとしています。
自分ではこうはいきません。
肝心の本番ですが、迫力があったと思います。
後で先生からも言われたのですが、今までで一番良かったそうです。
私も客席で聞いたらどんなんなんだろうと思いました。
お客様も帰られて、最後に記念写真。
中央におられる男性二人が主催者である能楽師の先生です。
この後はお楽しみの打ち上げです。
参加は自由なのですが、もちろん私は参加しました。
場所はあべのハルカス、モダンイタリアンのお店でした。
なんだかラウンジのような雰囲気のお店で、そこの6人席に私は座りました。
お稽古等で顔見知りの人達もたくさんいるのですが、私が座った席は記憶にない方ばかりでした。(私は顔音痴なので自分が覚えてないだけかもしれない)
大連吟のような催しに集まる人達は、趣味や興味が共通している部分が多いので、初めてお話しする方ばかりでも楽しめました。
ちょっとショックだったのが、今どきのレストランの方式でした。
なんとそのお店はお客に最終部分の調理をさせるのでした。
どゆこと? って感じですが、最初に運ばれたサラダ、大きなレタスの葉がそのまま皿に乗っていて、キッチン鋏が付いてます。(レタスは一応洗ってある。)
要するにレタスの葉をそれで切って食べろってことです。
「これってオッシャレーなのか、それともメンドクサーなのか、どっち」と私が言うと、同席された方々は口々に「めんどくさー」とおっしゃる。
『だよねー』って感じです。
サラダ以外にはピザもカットされずに運ばれてきました。
それもキッチン鋏が付いていて、自分達で切れということらしかったです。
お肉も同様、ナイフもフォークもなくキッチン鋏で切って食べる・・・。
お味は美味しかったです。
ドリンクは飲み放題でしたが、アルコール類は席に置いてあるQRコードから注文です。
ソフトドリンクはドリンクバーに行き、そこで自分で調合して作るのでした。
つまり、自分の好みのカクテル用シロップみたいなものを選んで、そこに好みの炭酸水を入れる。
お茶や紅茶ももちろんあります。
どれもこれも種類が豊富で、選ぶのに迷いました。
コーヒーはさらに大変で、説明は難しいのでパス。
後日、食べログの口コミを見たら世界一のドリンクバーって書いてました。
それはそうかもと思います。
要するに人手不足対策なのか徹底した省力化を図っている。
というか客にやらせてる。
コーヒーの淹れ方なんて本当に複雑で、年寄りはついていけない世界になっている。
あのお店(BABYFACE SKY TERRACE あべのハルカス店)、興味のある方は大阪にお寄りの際に是非体験してください。
とまあ、打ち上げでは楽しいおしゃべりと共に、それなりに興味深いレストラン体験をして、「また来年」と言い合って家に帰りました。
帰宅は11時近くになってました。
ちなみに大連吟、京都、大阪、滋賀、福岡とあったのですが、今年から神戸と佐賀にも同様の催しの計画があるとか。
神戸は晩秋に本番らしいのですが、そっちも参加しようかと考えてます。
でも雨に打たれた緑はひときわ綺麗です。
自分で言うのも何ですが、私も含め、何回目かの人が多く、だんだん上手くなっているような。
イタリアンはショックでしたね。
スマホ持っていない人はアルコールを注文できないじゃないですか。
それだけ人手不足で、そこを逆手に取って面白いことをやろうとしているのかもしれません。
でも私は人に何度も教えられて自分でコーヒーを淹れましたよ。
葵上、テレビでやってましたか。
解説、聞きたかったです。
同じような趣味の持ち主同士でしか話せないようなことをあれこれ話して、楽しかったです。
レストラン、先生の好みか、大連吟関係ではなぜかイタリアンが多いのです。
聞いた話では40人近い人が入れるレストランは限られているので、それで決めたのだそうです。
チョイスは先生みたい。
ボランティアの人もいますが、事務方も先生が兼ねている様子。
能楽関係はいつも資金不足だから?公演のチラシのデザインなんかも先生の手作りなんだそうです。
さすが、常連 当日打ち合わせしてリハーサルして、本番バッチリとは
緑のきれいな時期ってのが 嬉しいですね
そんなややこしいイタリアンは 遠慮します。
もう QRコードからなんて言われたら 後退りしてしまいます
余談ですが、NHK Eテレの「芸能きわみ堂」で 能”葵上”やってました
解説は 六条御息所についてでした
少し前の回でしたが 昨晩 やっとビデオを観ることが出来ました
(前後2回あったのですが、1回目を見逃してしまいました
話が合うし新しい情報がゲットできたり。
しかも新しいレストラン事情の情報も仕入れられ面白い
どなたのチョイスだったんでしょう。
神戸でも参加、いいですね
報告を楽しみにしています