いさか旧聞に属しますが、11月4日、ASOBI-TAIに行ってきました。
ASOBI-TAIっていうのは、私がほぼ毎年参加している大阪大連吟、それを主催されている能楽師の斎藤信輔先生が企画した、ランチをいただきながらの気軽なイベントでした。
集まった人達は斎藤先生の弟子筋の人達と大阪大連吟の人達だったようです。
ホテル日航で開かれて、席指定で私が座ったテーブルには大阪大連吟の人達ばかりでした。
始まる前です。
ホテルのランチなんて、久しぶり。
肝心のイベント内容は、「ジャワ舞踊の会」主宰の冨岡三智さんと斎藤先生お二人の踊りを交えたトークショーです。
お二人はかつてインドネシアで能楽が上演された時以来のお知り合いのようでした。
私はジャワの舞踊というのはバリ島風のものかと思っていましたが、同じインドネシアで、お隣同士の島ですが全然雰囲気の異なるものでした。
写真がちょっとボケてますが冨岡先生の舞。
冨岡先生の場合、特に宮廷舞踊を学ばれていたということで、穏やかで上品なものでした。
冨岡先生からはジャワの文化、舞踊の話をお聞きしました。
ジャワではまず土着の宗教が基底にあり、その上にアジア一帯のインド化の波を受け、仏教が入って来て、その後にヒンドゥー教が、さらにイスラム教が重なっていったというような話でした。
一方我らが斎藤先生ですが、ジャワで能の公演を行った時は、一行は前日にホテルのアルコールがすべて無くなってしまうほど飲み、公演で大変な思いをしたという話。(笑)
なんで公演が終わってから飲まないのか・・・。まあ、昔の話らしいですが。
自分達がホテルに泊まるとホテルのアルコールは無くなります、なんて言ってましたが武勇伝でしょうか。
(そういえば、この日もそうだったのですが、大阪大連吟主催の飲食会ではほとんど飲み放題!)
能楽師さん達の名誉のために言っておきますが、今、私は今年から始まる「神戸大連吟」のお稽古にも行ってますが、「神戸大連吟」の場合、4名の能楽師の先生方がいらっしゃいます。
斎藤先生もそうですが、どの先生にも単なるプロ意識を超えた能楽への愛と情熱を感じます。
チャランポランとしたところが少しもありません。
これは特筆すべきことです。
斎藤先生の舞。
トークでは面についての話もあり、能では面が重要で、面をつけることでその役になりきるようです。
能では、人間ではない神や鬼、精霊といった役が多いので面は重要になるのかも。
ただ斎藤先生、能狂言で舞台化された「鬼滅の刃」では、直面(ひためん)で鬼の親玉を演じたそうです。
直面というのは能面をつけず素顔のままのこと。
舞台化された「鬼滅の刃」は、監修は観世流シテ方で人間国宝の大槻文蔵さん、演出は和泉流狂言方の野村萬斎さんでした。
なんでも、体の大きな能楽師が欲しいということで役が回ってきたみたいなことを以前話されていました。
演出の野村萬斎さんは『こいつなら素顔で鬼が演じられる』と思ったのでしょうか💦
トークの合間には同席した人達とおしゃべりしました。
私のお隣の人は大阪在住で、先の衆議院選挙で大阪では維新が圧勝したことを恥ずかしがっているふうでした。
今回の兵庫県知事選の話にもなり、私は「本当のことが分からないけど、あの立花孝志が応援してるのがヤバイ」みたいなことを言ったのですが、今から考えると価値観的に合う人と話をしていたのだなと思います。
実は今、兵庫県人と話す時は知事選の話はできない状態ですから。
「斎藤さんに投票した」なんて言われたら、私はどんな顔をしていいか分かりません。
ところが大阪大連吟の斎藤先生は維新の吉村知事推しみたいで、できれば万博で大連吟をやりたいみたいなのです。
その話になったらお隣の人「万博でやるんだったら私は参加します」と。
すると私達の話は同じテーブルの人達に聞かれていたらしく、、他の人達も一斉に「私も参加する」と言い出しました。
万博には関心ないみたいなフリしてますが、参加するかしないかの話になると参加するのには驚くやらおかしいやら。
でも私も参加するだろうけどね。
というわけで、ちょっと贅沢なランチとトークショーを楽しんだイベントでした。
ASOBI-TAIっていうのは、私がほぼ毎年参加している大阪大連吟、それを主催されている能楽師の斎藤信輔先生が企画した、ランチをいただきながらの気軽なイベントでした。
集まった人達は斎藤先生の弟子筋の人達と大阪大連吟の人達だったようです。
ホテル日航で開かれて、席指定で私が座ったテーブルには大阪大連吟の人達ばかりでした。
始まる前です。
ホテルのランチなんて、久しぶり。
肝心のイベント内容は、「ジャワ舞踊の会」主宰の冨岡三智さんと斎藤先生お二人の踊りを交えたトークショーです。
お二人はかつてインドネシアで能楽が上演された時以来のお知り合いのようでした。
私はジャワの舞踊というのはバリ島風のものかと思っていましたが、同じインドネシアで、お隣同士の島ですが全然雰囲気の異なるものでした。
写真がちょっとボケてますが冨岡先生の舞。
冨岡先生の場合、特に宮廷舞踊を学ばれていたということで、穏やかで上品なものでした。
冨岡先生からはジャワの文化、舞踊の話をお聞きしました。
ジャワではまず土着の宗教が基底にあり、その上にアジア一帯のインド化の波を受け、仏教が入って来て、その後にヒンドゥー教が、さらにイスラム教が重なっていったというような話でした。
一方我らが斎藤先生ですが、ジャワで能の公演を行った時は、一行は前日にホテルのアルコールがすべて無くなってしまうほど飲み、公演で大変な思いをしたという話。(笑)
なんで公演が終わってから飲まないのか・・・。まあ、昔の話らしいですが。
自分達がホテルに泊まるとホテルのアルコールは無くなります、なんて言ってましたが武勇伝でしょうか。
(そういえば、この日もそうだったのですが、大阪大連吟主催の飲食会ではほとんど飲み放題!)
能楽師さん達の名誉のために言っておきますが、今、私は今年から始まる「神戸大連吟」のお稽古にも行ってますが、「神戸大連吟」の場合、4名の能楽師の先生方がいらっしゃいます。
斎藤先生もそうですが、どの先生にも単なるプロ意識を超えた能楽への愛と情熱を感じます。
チャランポランとしたところが少しもありません。
これは特筆すべきことです。
斎藤先生の舞。
トークでは面についての話もあり、能では面が重要で、面をつけることでその役になりきるようです。
能では、人間ではない神や鬼、精霊といった役が多いので面は重要になるのかも。
ただ斎藤先生、能狂言で舞台化された「鬼滅の刃」では、直面(ひためん)で鬼の親玉を演じたそうです。
直面というのは能面をつけず素顔のままのこと。
舞台化された「鬼滅の刃」は、監修は観世流シテ方で人間国宝の大槻文蔵さん、演出は和泉流狂言方の野村萬斎さんでした。
なんでも、体の大きな能楽師が欲しいということで役が回ってきたみたいなことを以前話されていました。
演出の野村萬斎さんは『こいつなら素顔で鬼が演じられる』と思ったのでしょうか💦
トークの合間には同席した人達とおしゃべりしました。
私のお隣の人は大阪在住で、先の衆議院選挙で大阪では維新が圧勝したことを恥ずかしがっているふうでした。
今回の兵庫県知事選の話にもなり、私は「本当のことが分からないけど、あの立花孝志が応援してるのがヤバイ」みたいなことを言ったのですが、今から考えると価値観的に合う人と話をしていたのだなと思います。
実は今、兵庫県人と話す時は知事選の話はできない状態ですから。
「斎藤さんに投票した」なんて言われたら、私はどんな顔をしていいか分かりません。
ところが大阪大連吟の斎藤先生は維新の吉村知事推しみたいで、できれば万博で大連吟をやりたいみたいなのです。
その話になったらお隣の人「万博でやるんだったら私は参加します」と。
すると私達の話は同じテーブルの人達に聞かれていたらしく、、他の人達も一斉に「私も参加する」と言い出しました。
万博には関心ないみたいなフリしてますが、参加するかしないかの話になると参加するのには驚くやらおかしいやら。
でも私も参加するだろうけどね。
というわけで、ちょっと贅沢なランチとトークショーを楽しんだイベントでした。