久しぶりに俳句に関する記事を書いてみます。
人気番組「プレバト!!」で東国原英夫氏が披露した俳句が、宮崎日日新聞の文芸欄で掲載された俳句と酷似していた件です。
詳しくはここで。
私の考えでは、東国原氏に盗作の意図があったかどうかと言えば無かったと思います。
プレバトは人気番組だし、地方紙とはいへ新聞の文芸欄も俳句ファンなら目を通します。
意図的な盗作なら、すぐにバレるようなやり方はしないでしょう。
また発覚した時のリスクも大きすぎます。
ただ二つの句があまりにも似ているので、東国原氏も言うように、俳句をよく知らない人なら盗作と考えられてしまっても仕方ないかもしれません。
ここは俳句関係者が、俳句において類句が珍しくないことをしっかりと説明すべきでしょう。
今回の場合では選者である夏井いつき氏が番組内で説明すれば良いと思います。
類句、私も経験があります。
私の場合、その句を発表していなかったので問題になりませんでした。
当初、私は伊藤園の「おーいお茶」に応募して、入選した時にもらった「自由語り」という入選作品集で似た句を見つけたと思っていました。
もちろん私の入選作品と似ていたのではなく、別の誰かの入選作と自分の句帳に記しておいた作品が似ていたのです。
今回、ちょっとその作品を探してみたのですが、3冊持っている年度の異なる「自由語り」のどれにも見つけることができませんでした。
ですから別の何かで見つけたのかもしれません。
存在することが分かっていても類句を探すのは本当に難しいのです。
まして存在するかどうか分からない類句を事前に調べるのは不可能だと思います。
私の句は、
サルビアの蜜を吸いたる十六歳
というものでした。
見つけた類句は、
サルビアの蜜を吸いたる通学路
というものだったと思います。ひょっとして「吸いたる」の部分が異なる言い回しだったかもしれません。
句の意味は、子供の頃、サルビアの蜜を吸った記憶を詠んだものです。
私の句は、自分の記憶と合わせて十六歳と年齢を限定してしまった為、句の広がりがないですが、類句の方は通学路とすることで幅広く子供の姿を思い浮かべることができ、ずっと良いですね。
俳句を始めて間もなく、自分の句とよく似た句があったという経験から、私も類句に関心を持っていました。
分かったことは類句は俳句において珍しくないことでした。
それは俳句のような短詩系文学においては避けようのないことのようでした。
いわゆる著作権は先に公表された作品にあり、類句の存在を指摘されたらその句は取り下げる、そういう暗黙のルールがあるようです。
なにより重要なことは類句を恐れないことのようでした。
この社会は悪意や敵意で満ちています。
だから東国原氏もこの一件であれこれ言われると思います。
俳句についてよく知らない人が言うのであれば、ある意味仕方ないかもしれません。
でも俳句をある程度嗜んだことがある人が盗作を疑うようなことがあれば、その悪意は隠れようがありません。
なぜなら、多少なりとも俳句を作っていれば類句の経験を誰もがしてしまっているからです。
「プレバト!!」については、それより気になることがありました。
俳句について何も知らない、作ったこともなかったというある芸能人の俳句が「才能あり」で一位になった時のことです。
そのこと自体、珍しいことではないでしょう。
ただ、披露されたその句がまさに手練れの作品としか言いようのない俳句だったのです。
その芸能人は「ルールとかあるんでしょ」と、カマトトぶっていましたが本当は句作を何年も続けていたか、もしくは誰か俳句の上手な人に頼んで俳句を作ってもらい、それを自分の俳句として披露したとしか考えられませんでした。
テレビを観ていて、なんだかイヤな気分になりました。
俳句を趣味としている人は多いので、嘘は通じないと心得ておくべきでしょう。
人気番組「プレバト!!」で東国原英夫氏が披露した俳句が、宮崎日日新聞の文芸欄で掲載された俳句と酷似していた件です。
詳しくはここで。
私の考えでは、東国原氏に盗作の意図があったかどうかと言えば無かったと思います。
プレバトは人気番組だし、地方紙とはいへ新聞の文芸欄も俳句ファンなら目を通します。
意図的な盗作なら、すぐにバレるようなやり方はしないでしょう。
また発覚した時のリスクも大きすぎます。
ただ二つの句があまりにも似ているので、東国原氏も言うように、俳句をよく知らない人なら盗作と考えられてしまっても仕方ないかもしれません。
ここは俳句関係者が、俳句において類句が珍しくないことをしっかりと説明すべきでしょう。
今回の場合では選者である夏井いつき氏が番組内で説明すれば良いと思います。
類句、私も経験があります。
私の場合、その句を発表していなかったので問題になりませんでした。
当初、私は伊藤園の「おーいお茶」に応募して、入選した時にもらった「自由語り」という入選作品集で似た句を見つけたと思っていました。
もちろん私の入選作品と似ていたのではなく、別の誰かの入選作と自分の句帳に記しておいた作品が似ていたのです。
今回、ちょっとその作品を探してみたのですが、3冊持っている年度の異なる「自由語り」のどれにも見つけることができませんでした。
ですから別の何かで見つけたのかもしれません。
存在することが分かっていても類句を探すのは本当に難しいのです。
まして存在するかどうか分からない類句を事前に調べるのは不可能だと思います。
私の句は、
サルビアの蜜を吸いたる十六歳
というものでした。
見つけた類句は、
サルビアの蜜を吸いたる通学路
というものだったと思います。ひょっとして「吸いたる」の部分が異なる言い回しだったかもしれません。
句の意味は、子供の頃、サルビアの蜜を吸った記憶を詠んだものです。
私の句は、自分の記憶と合わせて十六歳と年齢を限定してしまった為、句の広がりがないですが、類句の方は通学路とすることで幅広く子供の姿を思い浮かべることができ、ずっと良いですね。
俳句を始めて間もなく、自分の句とよく似た句があったという経験から、私も類句に関心を持っていました。
分かったことは類句は俳句において珍しくないことでした。
それは俳句のような短詩系文学においては避けようのないことのようでした。
いわゆる著作権は先に公表された作品にあり、類句の存在を指摘されたらその句は取り下げる、そういう暗黙のルールがあるようです。
なにより重要なことは類句を恐れないことのようでした。
この社会は悪意や敵意で満ちています。
だから東国原氏もこの一件であれこれ言われると思います。
俳句についてよく知らない人が言うのであれば、ある意味仕方ないかもしれません。
でも俳句をある程度嗜んだことがある人が盗作を疑うようなことがあれば、その悪意は隠れようがありません。
なぜなら、多少なりとも俳句を作っていれば類句の経験を誰もがしてしまっているからです。
「プレバト!!」については、それより気になることがありました。
俳句について何も知らない、作ったこともなかったというある芸能人の俳句が「才能あり」で一位になった時のことです。
そのこと自体、珍しいことではないでしょう。
ただ、披露されたその句がまさに手練れの作品としか言いようのない俳句だったのです。
その芸能人は「ルールとかあるんでしょ」と、カマトトぶっていましたが本当は句作を何年も続けていたか、もしくは誰か俳句の上手な人に頼んで俳句を作ってもらい、それを自分の俳句として披露したとしか考えられませんでした。
テレビを観ていて、なんだかイヤな気分になりました。
俳句を趣味としている人は多いので、嘘は通じないと心得ておくべきでしょう。
東国原さんの盗作が 話題になって どんな句なのか
検索しました
微妙ですね
いつも「自分の」と云うことを意識してますが・・・
知らないうちに類句になっているかもしれません
類句を恐れず 句を作るのが 進歩の糧とは 目からウロコです
良い句を 沢山読んで勉強ですね
サルビアの蜜が 甘いとは 知りませんでした
リスクを考えれば悪意のない類句だったということですね。
事実、俳句関係者は「よくあること」と問題にしてません。
句会とかに行けば人に指摘されることもありますし、人の作品を読めば自分で気づくこともあります。
私の場合は後者です。
自分の作品だけに気持ちを集中していると気付かないと思います。
どういう形であれ人との接触、他者を知るということは大切だと思います。
サルビアの赤い花、公園や通学路で子供達が蜜を吸って遊んでいます。
十六歳って高校生で、まだそんなことやっていたのかって感じです(苦笑)。
例えば歌謡曲でもなんでもいいんですが
歌を聞いてそれが心にすごく染みて涙が出るとき
きっとその歌詞を作った人と聞いた人の思いが
繋がったときだと思うんです。
同じように詩才に恵まれた人だったら、
似たような歌詞を作ったんじゃないか、と。
歌詞は長いですから決して全く同じにはならないけど
感性を研ぎ澄ませて言葉を選んで省いて作り上げる
俳句では、ありうるなぁと思いました。
プレバト!でたまに見る東国原氏の俳句自体は
わからないけど嫌いですけど(苦笑)
なんかこう、知識をひけらかすみたいですんなり心に入ってこないというか。
でも、盗作じゃないのに盗作だって言われるのは
さすがに嫌いな人だったとしても気の毒かな。
私も好きじゃないですよ、東国原氏。
でも盗作ということに関していえば無罪だと思う。
俳句って、季語の制約があって、その上、言葉を五七五に削って削って作るから、どうしたって似た句ができてしまうんでしょうね。
今回問題とされた句も彼らしい句でしたね。
くだんの俳句、私もリアルでみていました。
あの句の夏井先生の評価は高かったですね。
先生のお着物、落ち着いた感じのものが多いですね。
類句、私も俳句を全然やっていなくて経験がなかったら盗作かと思うかもです。