緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

御朱印いただきました。 坂本と三井寺

2016年03月06日 | お出かけ
2月の末、シニアカレッジのサークルでお出掛会があり、それに参加しました。
行った先は滋賀県大津市の坂本です。比叡山延暦寺の麓にある門前町です。

私は、この辺りの地理も歴史もよく知りません。以下はその時に聞いたことやパンフレットに書いてあることです。

穴太衆積み(あのおしゅうづみ)と呼ばれる、この町独特の石積みを見ながら歩いて、最初に訪れたのは滋賀院門跡。

門跡ですから、天皇家と所縁があるのでしょう。延暦寺の本坊だそうです。
お話によれば坂本にたくさんあった里坊の管理等、延暦寺の事務方のような役割があったお寺のようです。
里坊というのは、元は比叡山にいた僧侶が齢を取って引退生活を送る寺のような住居のことです。

滋賀院門跡ではお坊さんの案内とお話しがあって、じっくりと廻らせていただきました。
そして、ここで人生最初の御朱印をいただきました。


いただく時、グループで移動していて急いでいたので、文字を確認せず受け取ったのですが、後から読もうとして読めません。聞いておくのでした。

坂本では日吉大社もお参りしました。とても大きな神社です。

後ろ姿に年齢が現れていますが、シニアカレッジの仲間です。

こちらでは、人生最初の神社の御朱印をいただきました。


坂本の町から比叡山に上るケーブルが出ています。
今回は比叡山には行きませんでした。いつか行ってみたいです。

ランチは坂本名物のお蕎麦です。

お昼からは京阪に乗って坂本から三井寺に移動しました。
三井寺駅の近くではこんな石碑がありました。

ここが舞台だったみたいです。

三井寺です。


ここでは二つ御朱印をいただきました。
西国十四番札所観音堂の分と総本堂の金堂の分です。

それで、ちょっと考え込んでしまいました。
一つの寺院で二つ以上いただくのは無しではないかと。
なんか、やたらと御朱印が多いのです。

参詣したお寺にある御朱印を全部いただいていたら、とんでもないことになりそう・・・。

御朱印はブームだそうですが、お寺や神社は、ちょっとそれに乗り過ぎではと思いました。




愛されて、地域猫。

2016年03月02日 | 
私がよく通る小道にいつもいた猫ちゃんがいました。
片目が少し悪いようでしたので、眇(すがめ)からスガちゃんと私は呼んでいました。
たぶん、色んな人が色んな名前であの猫のことを呼んでいたと思いますが、私はこのブログではスガちゃんと呼んでみます。

しばらく見ないと思っていたら、ある日こんな張り紙が・・・。

スガちゃんは、私が知るだけでも5,6年前からその場にいました。
その場というのは2棟のマンションの間に建てられたブロック塀の上です。

近くの美容院の美容師さんの話によれば、スガちゃんは元はマンションの住人に飼われていた猫だったそうです。
その住人は猫と犬を一匹づつ飼っていたそうですが、引っ越しに際して、犬だけ連れて行き、猫は置いていったそうです。それがスガちゃんです。

スガちゃんは地域猫になりました。
とても愛想の良い猫で、近所の人、道行く人、多くの人に愛され、気に掛けられていました。

張り紙の上には3つの花束が手向けられています。

中の一つには、鰹節も供えられていました。

私もスガちゃんが、寒い中、野垂れ死にしたのではなく、暖かい病院で、手当を受け、見守られて亡くなったのだと知って、さみしいながらもホッとしました。

スガちゃん、長い間、みんなを暖かい気持ちにさせてくれてありがとう。

最後まで面倒をみて、スガちゃんを病院に連れて行ってくれた人にも感謝です。