緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

あきまへん

2020年11月12日 | 日記
パソコン、やはり重いです。
色々と考えて、東芝の人は指摘しなかったけれど、にゃんころりんさんに指摘されたメモリ不足が原因ではないかと思いました。

パソコンのメモリを調べてみると4GB、にゃんころりんの指摘だと8GBはマストとのこと。
メモリ、やはり不足しています。
調べてみるとメモリの増設は難しくないらしい。

私のパソコンに合うトランセンドのメモリを何とか探し、ネットで購入しました。
今日、届きました。
私が想像していたより凄く小さい。


これを装着すれば12GBになり、少しは軽くなる筈。

色んなサイトにあるメモリ増設の方法を読み、その通りにまず机の上にタオルを敷き、バッテリーを外し、パソコンを裏返して開けようとしました。
ところがあきまへん。

私所有の精密機器用のドライバーでネジを回そうとしたのですが、硬くてビクともしません。
そもそも手持ちのドライバーはメガネのネジを締めるために買ったものでグリップが細い。

だから渾身の力を込めてもあきまへん。

指が・・・、指が・・・・、痛い・・。
家の工具箱からドライバーのグリップ部をはさんで回せるものを探したのですが、どれも滑ってダメ。

これ以上やってネジを潰したら元も子もない・・・。
グリップ部が太いパソコン用ドライバーを買うべきか。

メモリ増設のサイトを読むと、いずれも増設は簡単で、ものの5分もあればできるとあります。
でも開かないんだもん。




脳の霧

2020年11月10日 | 健康
先日見たNHKの番組で興味深いことが語られていました。
これです。⇒ココ
2番目の動画「新型コロナの"真の脅威"」の中で語られていた脳の霧(ブレインフォグ)です。
一言で言うと脳に霧がかかったような状態になるので「脳の霧」と言われるようです。

新型コロナに罹った人は、全員ではないものの実に多彩な、訳の分からない状態に時に長期間苦しむのだそうです。
「脳の霧」もその一つだそうです。
私が「脳の霧」に興味を持ったのは、実は私も「脳の霧」を経験したことがあったからです。

40代の頃、二度ほど「脳の霧」に悩みました。
いずれも風邪をひいた後にそういう状態になりました。
風邪は治るのですが、その後そういう状態に陥るのです。

頭の中がはっきりせず、何かを考えようとしても集中できず、人と話をしようにもちゃんと理解して話せず・・・。
文章を書くのも困難だし、知的・創造的な事柄に向き合おうとしても何も浮かんで来ず・・・。
頭の中が明晰さを欠いて、まさに脳に霧がかかったような状態でした。
仕事はルーティンワークでなんとかなりましたが、このまま、霧のような、靄のようなものが晴れなかったらどうしようと、結構焦りました。

それが風邪をひいたことでもたらされた症状だということは、私にも理解でき、腸にウィルスが感染したら下痢になるように脳にウィルスが感染したと思っていました。
私の場合、10日から2週間くらいで元に戻ったように思います。
たぶん、新型コロナだけでなく、ある種の風邪はその種の症状を引き起こす場合があるのでしょう。
その時の私の体調も影響したのかもしれません。

「脳の霧」は、新型コロナで初めて知られた症状ではなく、そして新型コロナを含め、風邪だけが原因でもないようです。
新型コロナもそういう症状を引き起こすということらしいです。
番組の大学生は新型コロナはすでに治っていても、脳の霧だけでなく倦怠感やら長く続く発熱やら、重篤な感じです。
今から思えば、私の「脳の霧」は一過性で軽いものだったみたいです。
それでも、治らなかったらどうしようと随分不安でした。

脳の霧以外で、番組でもう一つ興味深かったのはマスクの効用です。
なるほどと理解したは、ウィルスの感染は、罹った、罹らなかったというような、オールorナッシングなものではなく、微量感染というのがあることみたいです。

つまりマスクをしていると、感染してもマスクに遮られて微量のウィルスにしか感染しないのです。
微量なので軽い症状ですみ、抗体もできるのです。
そうやって微量感染を繰り返していくと、やがてしっかりとした抗体が体内にでき、罹っても無症状ですむのだそうです。
これはもう、絶対マスクすべきですね。

その他にも加湿の効果など、冬に備えての予防策が取れそうなことが紹介されていました。
正しく恐れて乗り切る、これしかないみたいです。


能登半島、観光列車に乗る旅 (2日目)

2020年11月07日 | 旅行
二日目、ホテルの朝食は6時半からでした。
やたら早いのですが、これもコロナ対策です。
密にならないよう、グループにより時間をずらして人数調整しているのです。

朝ごはんです。


このホテル(志賀の郷温泉・ロイヤルホテル能登)、なんでも屋上からの夕日が、日本の夕日百選に入っている程、素晴らしいと聞かされていたのですが、前日には曇っているからダメとも聞かされてました。
ところが実際には素晴らしかったらしいです。
私はその時は温泉に浸かっていました。

ですから朝食後、リベンジのつもりで屋上に行きました。
もちろん夕日は見られません。
景色のみです。




周囲は森とゴルフ場で、海が臨めました。

その後、一同バスに乗り、一路、七尾駅へと向かいました。
七尾駅、駅前です。


ここにもあった、加賀友禅で染めた花嫁のれん。

「嫁入りの日に一回しか使わないなんて、もったいない。あと、何かに利用できないの?」と、関西のおばちゃん達で言い合いました。

この家紋は横木瓜ですね。
これはお嫁さんが実家から持ってきた家紋で、のれんもお嫁さんの実家が用意するもののようです。
娘の為に大枚をはたくのでしょう。
私の両親の実家も石川県ですが、花嫁のれんは能登の方の習慣なのか聞いたことがありません。

2番目の観光列車は「のと里山里海」号で、JRではなく、のと鉄道の観光列車です。
七尾から海沿いを走り、能登半島海沿いの中央部、穴水まで行きます。⇒ココに地図

列車内部です。














「花嫁のれん」ほどの派手さはありませんが、落ち着いた能登の工芸品で装飾が施されています。

「のと里山里海」は、どちらかと言うと景色を楽しむ列車のようです。
観光列車ではおなじみの、沿線住民による歓迎のお手振りです。


何年か前、四国の観光列車「伊予灘ものがたり」に乗った時、沿線住民の方々の、わざわざ家から出てきてのお手振りが、なんだか疲れているように見え、気の毒になったことがあります。

でも「のと里山里海」のお手振りのおばあちゃん達は全然疲れた様子もなく楽しそうで、こちらまで嬉しくなりました。
車内アナウンスで「今、手を振っているのは〇〇おばあちゃんです」といったような、名物のおばあちゃん達の紹介もあり、乗客も盛り上がりました。















能登中島駅で途中下車しました。


今はもう走っていない郵便列車が保存・展示されているのです。





内部。





列車の行程の最後の方、トンネル内をイルミネーションで飾っていました。
わずかな距離ですが明かりを消して楽しみます。


穴水に着くと、またバスに乗り、来た行程を逆行します。
観光列車に乗るツアーなので、次の観光列車に乗る為にバスで走り回ります。
というわけで、穴水から一路、富山県は新湊きっときと市場へと昼ご飯を食べに走りました。

きっときと市場の近辺、以前にも高岡御車山祭を写真に撮る為に来てます。
確か、夕食をきっときと市場で食べたのでした。⇒ココ

きっときと市場内のレストランでついつい注文してしまった「白エビ尽くし御膳」です。


ちょっとボリュームがあり過ぎました。
GOTOのクーポン、6000円分あって使い切るのに苦労したのです。
実は次の観光列車「べるもんた」では、車内で握られたお寿司がふるまわれる予定だったのです。
それが分かっていて注文したわけで、自分に呆れます。

三番目で今回最後の観光列車は「べるもんた」です。
ベル・モンターニュ・エ・メールの略で、意味はフランス語で美しい山と海だそうです。
今回のツアーでは富山県の城端から高岡まで乗りました。
またしてもバスで城端までバスで移動です。

城端の駅です。


笛や太鼓の音が聞こえてきましたので、外からプラットフォームを見ると演奏の真っ最中でした。





そこに観光列車「べるもんた」が入ってきます。

















演奏は「べるもんた」が入ってくる時と出て行く時は、飄々として素朴な民謡こきりこ節で、「べるもんた」が停車中は勇壮な感じの太鼓演奏です。
城端は五箇山のふもとの街になるのでこきりこ節が演奏されるみたいです。
観光客には精一杯の歓迎のサービスが為されている感じ。

私達が「べるもんた」に乗車して発車し始めた時、窓の外ではこきりこ節の演奏です。


「べるもんた」の車内。


南砺市の工芸品「伊波彫刻」。


銅製品で有名な高岡で作られた銅の吊り輪。
コロナ対策によさそう。


新鮮な富山湾の海の幸を使ったお寿司。
車内で握られたものです。


観光列車も3番目ともなると疲れて写真を撮る気もありませんでした。
外のよく見える席でもなく・・・。

高岡に着くとまたバスで小松まで移動。
そこからサンダーバードで大阪まで帰りました。

二日間で三つの観光列車に乗車できたのはツアーだから可能だったみたいです。
コロナ禍で緊張もしましたが、帰りのサンダーバードでは気も緩み、隣の人とおしゃべりが過ぎて添乗員さんに注意されました

GOTOということはあまり意識しませんでした。
密にならないようにする為にはツアー代が高くならざるを得ず、GOTOで本来の価格になったような感じでした。
コロナが早く収まり、普通に旅行できる日が来ることを願うばかりです。


能登半島、観光列車に乗る旅 (1日目)

2020年11月04日 | 旅行
パソコンがやっと治りました。
というか、修理に出した東芝の話によれば、そもそも壊れていなかった、ウィンドウズのアップデートに際しパソコンの動きが遅くなるのだけど、そのアップデートが続けて何度か行われて動きが重かっただけ、とか。

言い分、分からないではないですが、それじゃあ連続してあったアップデートの間中、何日間かパソコンがまともに動かないことになります。
リモートで仕事している人達も多いと思いますが、まともに仕事にならないんじゃあないの?と思わずにはいられません。

今のところはサクサクとまではいかないものの動いていますので、「今回は許したる」です。
これって、何日間か続けてアップデートするマイクロソフトが悪いのでしょうか。

というわけで、やっとカメラで撮った写真をアップできます。
タイトル通り、能登半島へ観光列車に乗る旅に行ってきました。
お一人様ツアーです。

目的が能登周辺の観光列車に乗ることなので、どこかに行く為に列車に乗るのではないです。
三つの観光列車に乗りました。
一日目は大阪から特急サンダーバード17号でまず金沢まで行きました。

金沢では少し時間があり、駅の中の金沢百番街で早速お買い物。
茶道の教室に持っていく和菓子をGOTOのクーポンで買いました。
金沢は茶道が盛んなので和菓子も豊富です。

そして金沢駅から和倉温泉駅行き観光列車「花嫁のれん」3号に乗ります。
「花嫁のれん」の到着です。


「花嫁のれん」の車体。




美しかったです。

車両全体のデザインコンセプトは輪島塗と加賀友禅をイメージしたものだそうです。

列車名の「花嫁のれん」とは、この地方の、婚礼の日に花嫁の幸せを願いのれんを贈る文化から名付けられたものだそうです。

花嫁のれん、プラットホームにも掛けられていました。
風でなびく花嫁のれんです。


列車内も同様のイメージで設えられていました。
座席の背後の装飾は加賀友禅をイメージしたものですね。














金沢は金箔工芸も盛んな場所なので、金箔を使った装飾もありました。





列車内では世界的に活躍するパティシエ辻口博啓(って、よく知らんけど(^^;)のケーキが飲み物付きで出てきました。
とても美味しいケーキでした。

おみやげとして洋菓子の入った小箱もセットになっています。


和倉温泉駅に着くと、そこでも花嫁のれん。

謡曲、「高砂」の絵柄です。
本来は嫁ぎ先の仏間に掛けられていて、花嫁がくぐるのだそうです。

この日は和倉温泉に泊まれるのかと思いましたが、さにあらず。
バスで能登半島を真横に横切って志賀の郷温泉まで移動です。

その日のホテルの夕食。
コロナ対策で一人一テーブル。

「孤独のグルメ」か!!

食事内容は海の幸が豊富。



右のお鍋は。

左のお鍋は。


この日は温泉に入ってゆっくり眠りました。

二日目に続きます。


疲れました。

2020年11月02日 | HSP
久しぶりにド疲れ致しました。
今更ながら自分のHSP特性を思い知らされた感じ。
HSPの人はパーティや宴会に最後まで付き合うことが辛いのです。
疲れる理由は、そういう場では刺激というか、訳の分からない情報が多過ぎて処理しきれず、結果、ド疲れして帰りたくなるのです。

実は短大時代の同窓会でランチの会食がありました。
私が行っていた短大は4年制の芸大の短期大学部で、芸大への編入目的で男子学生も多かったのです。
だから同窓会も5人集まったのですが、その内3人は男性です。
コロナを考えて最初から多人数は止めようという約束でした。

にしても、とにかく疲れました。
あまりにも疲れたので、以前と異なりHSPの特性も知ったことだし、なぜこんなにも疲れるのか考えてみました。
以下、考察。

最初に行ったランチではそんなに疲れませんでした。
問題はその後、喫茶店に場所を移した後。

一つにはランチの店とは異なり、騒音が酷かったこと。
私は騒音の中で人の声を聞き分けることが苦手です。
以前にも書いた(ココ)ように、カクテルパーティー効果が能力として低い人なのです。

人の声に限らず、すべての音がトータルかつフラット、加えて細部まで聞こえてしまうのです。
そんな中で人の言葉を聞き分けようとしたので、物凄いエネルギーを必要としたこと。

二つ目は、話の内容です。
語りたい要点がはっきりとした話ならそんなに疲れません。
聞いていて疲れてしまうのは、長時間のダラダラとした自分語り、とりとめのない言い訳めいた思いをそのまま言葉にして語り続けるような話です。
今回はそういうタイプでした。

でも、そういう話をお互いにし合うのが好きな人達もいて、徹夜で話をしたなんて聞いたこともあります。
それがストレス発散になるみたいですが、私にとってはストレスmaxです。
それが原因で一つのボランティアグループを抜けたことさえあります。
相手が一人であれ複数であれ、そんな話を聞くのは私にとっては拷問以外のなにものでもないです。

別のパターンとして、ひと頃のトンネルズのような、ふざけ合いの場に同席するのもしんどいです。
機関銃のようにしゃべりながらも10秒前に自分が何を言ったか忘れているタイプの人と話すのも疲れます。
そんなの誰でも疲れると思われるかもしれませんが、実際にはそういう人達は面白い人として人気があったりします。
(何度もそういう言葉を耳にしました!)

思い出すと、短大時代の同じ科の人達は上記のようなタイプが多く、若い頃もつき合うのに疲れ果てていました。
自分一人楽しめず、疲れて、面白くなさそうな顔をしたり、早く帰ろうとするのも罪悪感にかられることでした。

まともに話なんか聞かず、ケラケラと笑ってスルーすればいいのでしょうが、HSPの特性として、相手を受け止めてしまう(というか勝手に自分の中に流入してくる感じ)ので、その結果、情報過多になり、処理できず疲労困憊してしまうみたいです。

今回のように、言葉がよく聞き取れなくても、醸し出す雰囲気のようなものが情報として流入してくるのです。
それをシャットダウンしようとして失感情状態におちいることもHSPにはよくあることのようです。

HSPの研究は欧米が主ですので、パーティーという言い回しを使うことになりますが、日本では会食や宴会の場ということになります。
HSPの人も最初のうちは楽しんでいるのですが、宴もたけなわとなると早々に退散したくなり、しかもそのことに罪悪感を感じているというのは、洋の東西を問わないことのようです。
普通の人が一番楽しい時に、その場にいることに疲れ果てるのがHSPだからです。

では疲れないパーティーはあるかですが、あります。
まず一つに、相手のダラダラ語りを一方的に受け止めるだけでなく、自分からも発信し、対話するような形にすることです。
でもそんなパーティーは、お酒の力も借り、意識状態をユルユル状態にしてストレスを発散したい人には面白くないと思います。

また最初に近況報告として順番に話をしてもらい、最初から最後まで一部の人だけが話をするような形を取らないという方法も今までにはありました。
その後に自由に歓談してもらう方法です。
相手の状況を知って話題も豊富になり、意外と良い方法です。
今回は本当に一方的で、私はほとんど話をしなかった(できなかった)のでした。
でも、これも人の話は聞きたくない、自分だけが話したい人には、自分が話す時間が取られ、面白くない方法です。

こういうことを書くと、みどりさんは真面目な話がしたい真面目な人なんだと思われそうですが、実際には自分も冗談を言うし、人の冗談も好きです。
自分が話す時には聞き手を笑わせるよう心がけています。
そもそも、相手が心を閉ざしていない限り、だいたい誰とでも話をするタイプなんです。

問題は、混沌とした訳の分からない状況や話し方なんだと思います。
でも大方の人はそういうのが好きなんです。
何のためにお酒を飲むかというとその為なんです。
私も少しお酒を飲んで気持ちを緩ませるのは好きなのですが、複数の人がいる場ではダメです。

というわけで今後の事を考えました。
そもそも参加は控える。
私がそこそこ楽しめるのは1時間半、耐えられるのは2時間と考え、最初に2時間だけで帰るとか、途中で帰ると言っておく。
この二つですね。

HSPであるという事情を話しておくことも考えましたが、今までも騒がしい場所が苦手といっても理解されないことが多いので無理でしょう。

以上、自分の為の覚書でした。