大晦日の夜のワシントン記念塔
←#15:国立航空宇宙博物館本館 航空関連展示からの続き
国立航空宇宙博物館本館からホテルに戻った後、身支度を整えて防寒着を着こみ、皆んなで大晦日のワシントンD.C.の街へと出かけましょう!
アメリカ合衆国の首都では、一体どんな年越しをしているのでしょうか?
ワシントンD.C.で人が集まって大騒ぎをしそうな場所といえば、やっぱり大統領のマイホーム・ホワイトハウス!
きっと、ホワイトハウスの前にある芝生広場でカウントダウンなんかをやる筈。
ひょっとしたら、オバマ大統領もサプライズで登場するかもよ!?
…という訳で、ナショナル・モールを歩いてやって来ました夜のホワイトハウス。
「おおっあれがホワイトハウスだ!きれいにライトアップされてるね!!」

しかし、スマホの地図アプリでよ~く確認したところ、この白亜の建物はホワイトハウスではなく、隣接するアメリカ財務省であることが判明。
な~んだ!!(笑)

こちらが正真正銘の大統領のお膝元、ホワイトハウスです!!
(´・ω・`)…真っ暗ですね。オバマ氏はもう寝ちゃったのかな?
以前は、ホワイトハウスも夜はライトアップされて、邸内に飾られたクリスマスツリーを眺めたりすることも出来たらしいのですが、911テロ以降は警備が厳重になり、芝生広場も施錠され立入禁止となっているのです。
当然、ホワイトハウス周辺でのカウントダウンイベントやお祭り騒ぎなどは絶対禁止!
有刺鉄線を巡らした柵越しに前庭を覗くのが精一杯でした。
そうこうしているうちにも、通りにはパトカーが待機し眼光鋭いSPに睨まれているようで落ち着かない気分。
聞けばホワイトハウスの建物の周囲に近付く者は屋上からゴルゴのような狙撃手が狙っており、不穏な動きを見せれば直ちに射殺する手筈になっているとも言うし…
そろそろ退散しましょうか。おやすみ、オバマさん。

さて、困った。一体どこに行けばカウントダウンイベントをやってるというのか…
せっかくアメリカに来てるんだから、陽気なアメリカ人たちと一緒に派手に新年を迎えたいよ~!
しかし、ホワイトハウス近くのワシントンD.C.の中心部の通りは明るくライトアップはされているものの、特に賑やかでもなく行き交う人もクルマもまばら。
どうやら、ワシントンD.C.では大晦日の夜に屋外で新年のカウントダウンをして年越しを祝うという習慣が全く無いようなのです!
ああ、なんてこったい…

結局、ワシントン記念塔の前まで戻ってきたところで時刻は午前零時となり、新年を迎えてしまいました。
遥か遠く、ポトマック川やアーリントン墓地の向こうの方からは花火を打ち上げてる音も聞こえますが、ナショナル・モールでは何の物音も無し。
たまたまワシントン記念塔近くで出会った現地アメリカ在住の日本人の方も
「いや~、ワシントンD.C.では何かイベントやってないかと思って来てみたんですが、ホントに何もやってないんですね!」
と言って驚いておられる始末。
そういえば、今回同行しているメンバーの一人がホテルのフロントで
「えっ、今日は大晦日なのに何でニューヨークに行かないの?カウントダウンはニューヨークでやってるのよ!」
と驚かれたとか言ってたなぁ…
結論:ワシントンD.C.では新年のカウントダウンイベントは一切やってません!
アメリカで新年のカウントダウンに参加したいなら、ニューヨークのタイムズ・スクエアへ行こう!!

…でもまぁ、アメリカの象徴であるワシントン記念塔でアメリカの新年を迎えられたから、それなりにいい思い出にはなりました。
昼間に入り浸っていたスミソニアン博物館・国立航空宇宙博物館本館の前を通って、ホテルに帰りましょう。
明けましておめでとうございます!あっでも日本では既に元日のお昼過ぎなんだ(笑)
気温が氷点下のナショナル・モールを歩いてきたので、身体がすっかり冷えました。
ホテルでは寝る前に皆で集まって、年越しそばならぬ年越しCup Noodleです!

昼間に調達しておいた日清の純正品のカップヌードル、ワシントンD.C.のドラッグストアでも普通に売られていました。
本当は「どん兵衛」ブランドのそばの方が良かったんですが、残念ながらそちらは見当たらず…確かどん兵衛もアメリカで普通に流通してる筈なんですけどね。

紙製のケースに入っていますが、カップのデザイン等は日本で売られているものと同等です。

蓋のデザインが日本国内のものとちょっと違いますね。
ちなみに日本からの輸入品ではなく、アメリカで現地生産されているようです。

ホテルの部屋に備え付けのコーヒーメーカーでお湯を沸かして注ぎ入れると、3分でカップヌードルの出来上がり!
「いただきま~す」
味は、日本の物とほぼ同じでした。
懐かしい日本の味で心と身体が暖まったところで、ベッドにもぐり込みます。
朝になったら、元日ですが初詣代わりにまたスミソニアン博物館巡り開始です!
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