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朝9時40分、熊本空港発東京羽田行きANA3714便で出発。
ソラシドエアのコードシェア便だ。
…熊本県南部の田園地帯にある自宅から熊本空港に来るまでが一苦労だった。
オンラインチェックイン済みとは言え朝8時台には熊本空港に着いておきたいのだが、この時間帯だと自宅から最寄りJR駅までの公共交通が動いていない。
始発のバスは午前9時台で話にならない、しかもタクシーも朝早いと運転手が起きていない!(※本当です)
結局、早朝にキャリーを引いて田舎道を30分歩いて駅へ。
田舎住まいだと、自宅エリアから脱出するのが一苦労なのです。
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頑張って歩いた甲斐あって無事に乗り込んだソラシドエアのB737で熊本空港を出発!
隣は成田行きのLCCジェットスター機。
ジェットスターも熊本就航した当初は関空便とセントレア便もあったのだが、九州新幹線に負けたのか今や成田便だけになってしまったなぁ…
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羽田に着いたら、国際線乗り継ぎ客だけが使えるショートカットルートを通って国内線2ターミナルから国際線ターミナルへ…
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羽田空港国際線ターミナル12:30発、ミュンヘン行きANA217便に乗り継ぐ。
東京からのヨーロッパ便が次々に成田から羽田に移ってきているので、熊本などの地方空港からの乗り継ぎは本当に便利になった。
以前は福岡市内に前泊して早朝の福岡―成田便に乗るか、渋滞を気にしながら三千円も払って羽田から成田までリムジンバスで移動したものだ…
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ANA217便は最新鋭機B787。この飛行機、とにかく乗り心地が良いので大好きだ。
羽田―ミュンヘンはほぼ同じ時間帯にルフトハンザ便も就航しているけど機材が古めのエアバス機なので、どうせならANA便に乗った方がいい。
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ANA217便のB787は羽田から上越新幹線と同じルートで新潟に向かった後に日本海を北上し、ウラジオストック付近からロシア上空へ。
日本海上空でウェルカムドリンクのノンアルコールビールを頂く。
ANA国際線はエコノミークラスでもメニュー表にしっかりノンアルコールビールを記載しているけど、オーダーする人があまりいないのか毎回待たされてCAさんがビジネスクラスから持ってくる。
それが分かっているからノンアルビールを頼むのは少々申し訳なくて気が引けるのだけど、やっぱりビールっぽいものが飲みたくてつい毎回頼んでしまう(笑)
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ANA217便の1回目の機内食は目玉焼きのせハンバーグ!
…なんだかファミレスのお子様ランチみたいだけど、これが案外美味しかった。
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デザートはハーゲンダッツのアイスクリーム!やった~
さすがANA、エコノミークラスでもいいもの出すなぁ…でも夜食は配らないんだよね(笑)
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夏のヨーロッパ直行便、シベリア上空はずっと太陽が沈まない…
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2回目の機内食は鮭弁当風定食をチョイス。
…こってり系の洋食好きの僕もさすがに四十路になると、長時間フライトの後はあっさりした和食が有り難いようになりました。
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現地時間の午後5時半、ミュンヘン空港に無事に到着。
ここでブルガリアの首都ソフィア行きに乗り継ぐ。
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日本人の団体ツアー客が多いANA便から乗り継いでシェンゲン協定圏外の東欧ブルガリアに向かう乗客は僕一人だけだったようで、誰もいない連絡通路を延々歩いて欧州域内国際線の搭乗ゲートへ。
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ミュンヘン発ソフィア行き、ルフトハンザ1706便エアバスA320(…いやA319だったかな?うろ覚えw)。
翼に大きなシャークレットを付けたちっちゃいエアバス機でブルガリアへ向かう。
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2時間ほどのフライトでも、国際線なのでちゃんと機内食が出る。
…サンドイッチだけだけどね。でもさすがヨーロッパのエアライン、ハムチーズサンドが美味い。
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バルカン半島上空に、長かった8月12日の太陽がようやく沈む…
ほぼ定刻通りの夜22時半、ソフィア空港に到着。
ブルガリアの首都空港は熊本空港とあまり変わらない規模の小さな空港だったが、ちゃんと夜でもターミナルは明るいしATMは稼働しているし、そして何よりソフィア空港には地下鉄が乗り入れている!
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ソフィア空港の国際線ターミナルのすぐ横まで乗り入れているソフィア地下鉄。
外国の空港に夜遅く着いた時に一番困るのが市内へのアクセスが極端に悪い事だが、ソフィアでは真夜中まで地下鉄が運行していて格安で街まで行くことができる。これは本当に有り難い!
薄暗くて薄気味悪くていつ街に着くのか誰にも分からない路線バスや、ぼったくり上等の雲助タクシーで悪戦苦闘しないで済むなんて素晴らしい…
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ソフィア地下鉄の車内はとても清潔で落書きもゴミも無い。冷房も効いているし、ますます素晴らしい…
という訳で安心して地下鉄でソフィア市街地へ向かうが、残念なことに地下鉄はホテルのある中央駅前に直行しておらず大きく遠回りするルートなので、途中の駅で降りて歩いてホテルを目指す。
ソフィアの街は夜中でも人通りが多くて治安も良さそう。道行く人をつかまえて片言英語で道を聞くが、最初に聞いたおばちゃんは「NONO!英語ダメねー」という感じで逃げられてしまったが、次に聞いた若いカップルは親切に「タクシーで行った方がいいかもだけど、この道をあっちへまっすぐ15分位だよ」と教えてくれた。
気遣いは嬉しいが、ここでタクシーに乗ると恐らく100%ぼったくられるので(ソフィアのタクシーは悪質らしいのだ)テクテク歩いてホテルへ…
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日付が変わる頃にようやく辿り着いてチェックインしたソフィア中央駅前のラマダホテルは、併設のカジノの方がメインのような巨大ホテル。
去年泊まったNYロングアイランドのラマダはビジネスホテルそのものだったけど、同じ系列でも随分違うなぁ…
部屋は広くて快適。
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やった、このホテルにはバスタブがある!
ゆっくりお風呂に浸かって長時間フライトと夜中の街歩きの疲れを取って、とにかく眠る。
明日もまた忙しいぞ…おやすみなさい。
→2日目(2017年8月13日)に続く