天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

ドリアンキャンディー

2007-11-26 | 日記
ドリアンってご存知でしょうか?
人呼んで「果物の魔王」。その美味と壮絶な臭さで恐れられる地獄からやってきた恐怖の果物だ(なんなんだ)。

インドネシア出張のお土産として、そのドリアンの恐ろしさをお手軽に味わえる「ドリアンキャンディー」なる逸品が配られたことで、平和な職場の昼下がりは阿鼻叫喚の地獄と化した。いやマジで。


これが「果物の魔王のキャンディー」。

果敢にもこの悪魔のお菓子にチャレンジしたIさんは悶絶しながらトイレに駆け込む羽目になった。
Iさんの感想「ネギに練乳をかけて練り固めたような味」
………これは、僕もチャレンジしてみるしかあるまい。ヘンな責任感に突き動かされ、僕も地獄のキャンディーの手に取った。

小袋を破いた瞬間、辺りに刺激臭が…「なるほど!確かにネギだ(何納得してるんだ~)」

結論:「ネギに練乳をかけて練り固めたような味」というよりは「腐ったタマネギというか、都市ガスのホースを口に咥えて練乳を流し込まれたような味」でした。
しかしこの後しばらく、事務所中がタマネギ臭かったのには閉口した。外から入ってきたSさんなんか「おい!どこかでガス漏れしてないか!?」とか言い出すから可笑しいやら申し訳ないやら。。。

ところで、「ドリアンキャンディー」は未開封のものがあと1つ残ってるんだけど、誰か試してみたいという酔狂な方が居られたら喜んで差し上げますので連絡下さい。
ただし!必ず全部食べてねw

次は「シュールストレミング風味キャンディー」の試食会でもやるか。



小惑星探査機「はやぶさ」情報:提供 JAXA宇宙科学研究本部
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祈り

2007-11-25 | 宇宙
観ました。

「祈り」 -小惑星探査機 はやぶさ の物語-
(宇宙航空研究開発機構はやぶさリラックスキャンペーン

…泣いた。
只、止め処もなく涙が流れた。

「みんな、待っているんだよ。君のことを。
 …帰っておいで。」

帰っておいで。
帰っておいで。
帰っておいで。

「はやぶさ、帰っておいで…!!」
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富士山、紅葉、平成19年の日本の秋。

2007-11-25 | 旅行
気がつけば、美しい日本の秋です。

(Photo by USACO)

今年の夏は日本中、異常な猛暑だったみたいだけど、秋はちゃんとやってきた。
日本の秋といえば夕陽に照る山紅葉(もみじ)。という訳で、週末に紅葉狩りに行ってきました。ついでに日本一の山、富士山も観て来ました。


先ずは仕事帰りにそのまま夜間飛行してやって来たのは、山梨は甲府市の近郊、紅葉の名所「御岳昇仙峡」。
九州熊本生まれで九州熊本の八代市在住の天燈茶房TENDANCAFE亭主には全く馴染みのない場所だったんだけど、茶房亭主のパートナーである横浜在住のUSACOのお勧めの場所なので、早朝からUSACOの愛車HONDAアコードワゴンを操って中央フリーウェイを走破してやって来たのだ。
紅葉はやっぱり綺麗だねぇ。



せっかくここまで来たついでに昇仙峡ロープウェイに乗ってみる。

ロープウェイの頂上駅近くにはかなりエロい(?)和合権現や謎の登山道があり、妙~な雰囲気。

山頂からは日本アルプスの山々や富士山のシルエットが拝め、なかなかの絶景だったのだが、山を渡る風が容赦なく吹きぬけてメチャクチャ寒いので早々に退散。
昇仙峡ロープウェイ駅近くの土産物屋や藤城清治さんの作品を展示している影絵美術館(幻想的な作風が素敵な藤城清治さんには日本の小惑星探査機「はやぶさ」を応援する影絵作品とか製作して欲しいなぁ)を観て、それから遊歩道をテクテク歩いて昇仙峡の紅葉を見物。


仙娥滝。日陰になってしまい撮影者泣かせなので有名(USACO談)?



USACOと一緒に紅葉見物の山道を歩き、茶店で名物の「ほうとう」を食べたりして昇仙峡の紅葉を満喫。
昇仙峡を後に、一路アコードワゴンで富士五湖の山中湖へ。
この日は山中湖畔のリゾートホテル「マウント富士」で1泊。

ホテル自慢の温泉露天風呂に浸かりながら、満月に近付きつつある月と月明かりに浮かぶ夜の富士山を見ながら、あの望月の周りを飛んでいるであろう月周回衛星「かぐや」に想いを馳せた。

翌日はホテルをチェックアウト後、富士山周辺を徘徊。
まずは忍野八海へ。

「どうせ単なる観光地なんでしょ。。。」と消極的だった天燈茶房TENDANCAFE亭主を無理矢理引っ張って来たUSACOに感謝する事になった。
「これは…凄い!!」
実際、お土産屋さんが建ち並ぶ辺りはどうしようもなかったが、これを離れたところ、料理屋の裏にひっそりと佇む「御釜池」の妖しさ、「こ、こ…これは!畏い!!」

「ふじの根のふもとの原にわきいづる水は此の世のおかまなりけり」

実際、月夜には「この世のものではないもの」達がうろついていそうな、異次元空間の入り口でした、忍野八海が一つ、御釜池。ロケーションは料理屋の勝手口なんだけどな。
畏くて写真は撮れなかった。



でもその周辺は長閑な田舎の風景が広がっているんだけどね。。。
見事な富士山を見ながらUSACOと並んで散策。気持ちがいいねえ。。。

その後は山中湖を適当に一周ドライブし、再びホテルのある丘に登って夕暮れを待つ。
ホテルの中庭からは富士山を借景した綺麗な紅葉…


そして、この日の夕暮れにはホテルのある山中湖半から年に2回だけの絶景が拝めたのだ。

富士山の頂に夕陽が沈む「ダイヤモンド富士」。

月周回軌道を飛ぶ探査機「かぐや(SELENE)」の捉えたハイビジョンによる「地球の出」「地球の入り」動画に勝るとも劣らない、「宇宙を往く地球の回転速度」を感じる絶景。感動です。


そんなこんなで、日本の美しい四季の移ろいと宇宙を巡る地球を体感した週末でした。
たまにはこんな休日もいいね。
またUSACOと一緒に出かけたいよ。



そして富士山と紅葉の休日を過ごした後は、富士山上空を巡航するスカイネットアジア航空の機上の人となり飛んで帰って、
遂に公開されたはやぶさミッションを紹介するビデオ「祈り -小惑星探査機 はやぶさ の物語-」を観るのだ。
ワインもハンカチも用意した。今から暫し我らの愛する「奇跡の宇宙船」の世界に浸ってくることにします。
それでは皆様、御免下さいまし!

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夜間飛行

2007-11-21 | 実況
久々にスカイネットアジア航空に乗って、夜の羽田空港に到着。
本当はブルートレイン「はやぶさ」に乗りたかったんだけど、やむを得ない。

今夜はこのまま都内某所に潜伏。明日は…山に行きます。

ボジョレー・ヌーボーに白なんてあったのか

2007-11-18 | 日記
一時期流行りましたねえ、ボジョレー・ヌーボー。
バブルの頃は解禁日未明にJR東日本が成田空港駅まで団体列車を仕立てて、航空便で到着したばかりのをその場で栓抜いて飲むなんていうやり過ぎ企画もあったような。

さすがに最近はそんなバブリーな乱痴気騒ぎも鳴りを潜めたが、それでもこの時期店頭にはボジョレー・ヌーボーのボトルが派手に並び、
「今年は天候に恵まれ例年にない上出来!」という毎年恒例のキャッチコピーを見かける。

そんな訳で、居候させてもらってる家主の伯母さんがショッピングモールに買い物に行くというので「ついでにボジョレー・ヌーボー買ってきてくれませんか?」とお願いしたら、買ってきてくれたのがこれ。
「アナタ前に白ワインが好きだって言ってたでしょ?だから白のボジョレー・ヌーボー買ってきてあげたわ」

。。。あの~、確かボジョレー・ヌーボーって赤ワインじゃなかったっけ?

ラベルには「ボジョレーに隣接するマコネー地区のヌーボー」って書いてある。へぇ~こんなのあるんだ。

さて今夜はボジョレーの隣のヌーボーで乾杯だ。
本当は今週末にネット公開される「祈り」 -小惑星探査機 はやぶさ の物語-を観ながら一杯やろうと思ってたんだけど、今日は地上の碧い流れ星ブルートレイン「はやぶさ」と仲間たちの消滅が明らかになってしまったので急遽ブルートレイン追悼の為に乾杯だ。

ブルートレイン「はやぶさ」よ、今まで御苦労様…ありがとう。

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さよなら九州ブルートレイン

2007-11-18 | 鉄道
九州からブルートレインが消える。

消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退(朝日新聞) - goo ニュース

(写真:熊本駅構内で入れ替え中の「なは」牽引機ED76 平成17年夏に筆者撮影)

今朝の朝日新聞朝刊1面トップで報じられた「九州ブルトレ赤信号」。
既に何年も前から「いつかは…」と予想はしていたんだが。

朝日新聞によると、来年3月中旬のJRグループ春のダイヤ改正で京都―長崎の「あかつき」、京都―熊本の「なは」が廃止、再来年には東京―熊本の「はやぶさ」と東京―大分の「富士」が廃止、この時点で東海道・山陽本線系統九州行きのブルートレインは完全消滅する。

更に、来年3月の改正では東海道本線に唯一残った伝統の寝台急行「銀河」も廃止、日本海縦貫線の雄「日本海」と豪華ブルトレの先鞭をつけた青函特急「北斗星」も半数削減とまさに日本中で大鉈が振るわれる。

ここ数年、インターネット上などでは幾度も「九州ブルトレが危ない」という憶測が流れた。僕も「恐らく、2011年の九州新幹線全線開通時には最後の審判が下るだろう」と覚悟はしていた。
実際にはそれより数年早く最期の時を迎えることになってしまった。

九州で生まれ育ち、子どもの頃に所謂「ブルートレインブーム」の絶頂期を迎えた世代である僕にとって、九州のブルトレは憧れだった。
くすんだ国鉄色の古ぼけた列車ばかりが行き交う熊本駅に、朝と夕方と深夜にだけ颯爽と現れる艶やかな碧い車体のブルートレイン!
出発地と行き先は夢のメガロポリス東京と新大阪だ。
「いつか、この列車に乗るんだ。寝台車のベッドで眠って、見た事のない世界へ行ってみるんだ!」
九州の鉄道少年たちは皆、そんなことを夢想しながら育ったのだ。

あれから幾星霜。
九州や各地方からの東京旅行は「夜行で一晩がかりで乗りつける」特別なものではなくなり、気が付くとブルートレインはいつしか時代から取り残され古色蒼然たる遺物になっていた。
連夜の超長距離走行で風雨に晒され、使い古された車体からは艶やかさは当の昔に失われていた。

それでも、かつてブルートレインに憧れた旅人達にとって、この碧い列車は今でも夢の列車だ。
航空機の早期割引を使えば1万円程度で移動できる東京~九州間を、敢えて数倍もの大枚を叩いて寝台券を買い、一夜の夢に浸る。そんな旅人達の支援に支えられてきた感すらある九州ブルートレインも、いよいよもう限界だったのだろう。
もうすぐ、旅人達の心の中、本当の夢の世界へと旅立ってしまう。

でもやっぱり寂しいよ…
「はやぶさ」にはその名を分けた奇跡の宇宙船・小惑星探査機「はやぶさ」2010年の地球帰還までは走り続けて欲しかった。それに毎年夏にブルートレイン「はやぶさ」に乗って相模原まで探査機「はやぶさ」を運用制御している人たちに会いに行くのは僕の楽しみだったんだ。
「なは」の車内からこの天燈茶房ブログで車内実況をしたこともあったっけ。
来年夏には家族で「なは」に乗って京都の妹夫婦の新居に遊びに行こうとも思っていたのに。

ともあれ、別れを云うのはまだ早い。
「はやぶさ」と「なは」、そして消え去る運命の碧い列車達は最終運行日まで黙々と任務を全うし走り続ける。
ともに過ごせる残された僅かな月日を大切にしたい。

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八代市立博物館 未来の森ミュージアム秋季特別展覧会「小西行長 -Don Agostinho-」を観る

2007-11-17 | 博物館・美術館に行く
地元八代市の博物館未来の森ミュージアム平成19年度秋季特別展覧会 八代の歴史と文化17「小西行長 -Don Agostinho-」を観に行きました。

八代市立博物館 未来の森ミュージアムの場所はここ↓


小西行長は熊本の南半分を治めていた戦国大名で、関ヶ原の戦いで敗れて斬首された…位の知識しかなかったんだけど、キリシタン大名だったこともあり何だかミステリアスな雰囲気がある。
実際、小西行長に関する資料は殆ど残っていないとされ、出生もよく分かっていないそうな。
これだけの規模で小西行長をフィーチャーした展覧会は珍しいのではないだろうか。という訳で期待大なのだ。

展示品でまず目を引いたのは、豊臣秀吉から小西行長に送られた「材木とかすがいの手配が遅い!」という督促状。
…戦国大名も現代のサラリーマンと同じような苦労があったんだなあ。。。
行長の年表を見ると、コロコロ変わる領地の管理や秀吉のマネージメントや渉外、それに戦争や和平交渉と息つくヒマもなく、いやはやこれはかなりの激務だ。
日本人って戦国時代からワーカホリックに生きてたのか…やれやれ。

小西行長が統治の拠点として八代に築いた「麦島城」の展示が興味深い。
水軍を率いて「海の司令官」と称された行長は、八代を水運の一大拠点にしようという狙いがあったらしい。しかも、キリシタン大名らしく城下には教会が建ち並び、八代は一時期異国情緒漂う港町だったらしいのだ。これは驚き!
歴史にifは禁物だが、もし行長の八代統治が続いていたら八代はキリスト教文化の花開くコスモポリタンな国際都市になっていた訳で…信じられません。
実際、行長の動向はイエズス会を通じてローマにも伝えられていたそうで、ローマ法王はDon Agostinho(行長の洗礼名)の死を悼んだ…もう壮大すぎてついて行けませんよ。

他に、当時の戦国大名が着用したヨーロッパ式の甲冑や洋装の陣羽織。
日本の文化として認知されつつある「コスプレ」の元祖は戦国大名にあり!?
それから、戦国武将直筆の書状に捺されたローマ字の印鑑。
日本人の横文字好きも戦国時代からの伝統文化かw

今日は特別講演会として「韓国からみた秀吉の朝鮮侵略(壬辰倭乱)」も行われており、せっかくなので聴いていく事にする。
講師は韓国の大学で日本文学を教えている徳永裕亮先生。
朝鮮出兵を文学的にアプローチするというもので、徳永先生の「私は歴史とは怪物だと思います」という言葉が印象的。「歴史と史実は別のもの」。
曰く、現代韓国では「こうあって欲しかった」という願望とコンプレックスから朝鮮出兵を捉えており、「歴史の人為的操作」が行われる結果、歴史の真実の姿は見えてこない。それが極端なナショナリズムに結びついてしまう。
韓国人も日本人も、正しく相手を知るということが大切である。
成程。

中世にヨーロッパにまでその名を轟かせた人物がいた一方、隣国との相互理解はかくも難しい。
このややこしい世界も、月から眺めるとただただ美しい碧い惑星なのだが…

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余計なものはいらない、ただ美しい映像さえあればいい

2007-11-14 | 音楽を聴く
かぐや画像提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

昨夜、素晴らしい“地球の出”のハイビジョン映像で我々を魅了してくれた月周回衛星「かぐや(SELENE)」

今夜、かぐやに搭載されているハイビジョンカメラ(HDTV)を開発したNHKによる特番
「探査機“かぐや”月の謎に迫る~史上初!「地球の出」をとらえた~」が放送された。僕も仕事を早めに切り上げて帰宅し、ビールグラス片手にかぐやの映像を堪能した。

衝撃の映像初出から一晩経って、一杯やりながら落ち着いて眺める「地球の出」「地球の入り」の超高精細ハイビジョン映像はまた格別(といいつつ僕の下宿には小さなブラウン管テレビしかないんだけどね…まあ、退職金で大画面液晶ハイビジョンテレビとDVDデッキを買った実家の父に録画を頼んであるので、本当のお楽しみは改めて今週末にってことでw)。

ところで、松浦晋也さんのL/D(2007.11.14 NHKの「探査機“かぐや”月の謎に迫る」)でも指摘されていたが、僕もつくづくそう思う。
「進行役とか司会者とかゲストとか、余計な人(言い過ぎ?失礼!)はいらん!僕はかぐやの映像が観たいんだ!」
せっかく、素晴らしくいい出来の実物大かぐやCGを用意したりと頑張って番組作りをしてたのに、「お喋り」が多すぎて残念。。。

思えば僕が宇宙科学に興味を持ったのも、子どもの頃に母に見せられたNHK特集が素晴らしかったからだ。
例えばボイジャー2号の外惑星フライバイの当日夜には素早くNHK特集が組まれて放送されていた。アナウンサーの丁寧で美しい日本語の解説と、最先端のCGや写真、映像。余計なものは何もない、極めてシンプルだが質の高い科学番組を、かつてNHKは得意としていた筈である。
日本の探査機「はやぶさ」や「かぐや」の大活躍で宇宙や科学に興味を持った少年少女たちの為にも、今またああいう番組は作れないものか…

せっかく、かぐやに載せるハイビジョンカメラを開発したんだ。NHKさん、今後期待しています!

という訳で、今はJAXAのサイトを見ながら飲みなおしているところ(飲み過ぎ…)。ヘッドホンのBGMはドビュッシー「月の光」とBig John TENTA「MOONSTRUCK」だ。
しかし今夜はJAXAのサイト重いねぇ。。。世界中のみんなが「地球の出」を見に来てるんだろうな。
同じ碧い惑星で生きる人達と一緒に、かぐやに乾杯!



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Earth Rise! ~地球の出~

2007-11-13 | 宇宙
人はその生涯で何度、感動に打ち震える光景を目にするのだろう?
今宵、僕はそんな映像を目の当たりにした。

「かぐや(SELENE)」からハイビジョンカメラ(望遠)による「地球の入り」の撮影映像
:画像提供 JAXA・NHK


…まだ少し、感動で身体が震えている。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、平成19年10月18日(日本時間、以下同様)に高度約100kmの月周回観測軌道に投入した月周回衛星「かぐや(SELENE)」からハイビジョンカメラ(HDTV)による「地球の出」の動画撮影に世界で初めて成功しました。(JAXAプレスリリース)

荒涼たる月の大地の向こう、宇宙の漆黒の闇の中に、碧いひとしずくが見える。
あれが地球…僕達の故郷だ。
なんて美しい、なんて神々しい、そして、なんて哀しく…なんと恐るべき光景なのだろう。

 人類は今日、神の目線で月から世界を見た。


「かぐや(SELENE)」からハイビジョンカメラ(広角)による「地球の出」の撮影映像
:画像提供 JAXA・NHK


こんなにも凄まじい光景を地球に送り届けてくれた我らのかぐや姫に、今はただ「ありがとう」と言いたい。
そして月周回衛星「かぐや(SELENE)」にハイビジョンカメラ(HDTV)を載せるために尽力して下さったJAXA宇宙教育センターの的川泰宣先生、素晴らしいEarth Riseをありがとうございました!



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ヨーロッパ鉄道、冬ダイヤが出ない…

2007-11-11 | 旅行
photo:Thomas Cook EUROPEAN RAIL TIMETABLE

今年は異常な猛暑だった夏の影響を引きずっていつまでたっても暖かいが、気がつくと既に11月半ば。季節は秋から冬に移り変わりつつある。
まあ実際は昼間は暑くてオフィスを冷房したりしてる始末だが。

それでも暑かろうが寒くなかろうがお構い無しに今年も残すところ2ヶ月を切った。
という訳で、そろそろ年末年始に予定しているバルカン・東欧旅行の準備の総仕上げである「列車の予約」を済ませなくてはならない。ヨーロッパでは通常、2ヶ月前から列車の指定席予約を受け付け始めるからだ。
本数が極端に少ないバルカン諸国の国際列車などは乗車率が高い上に完全予約制の列車もあり、だから受け付け開始と同時にいち早く指定券を押さえておきたいのだが…

いつも僕がヨーロッパ鉄道のダイヤを調べるのに使うドイツ鉄道(DB)オフィシャルウェブサイトのオンライン時刻検索ページ(ドイツのみならずヨーロッパのほぼ全域の鉄道会社/路線をカバーしているので非常に使い勝手が良く、重宝するサイトですよ)で年末年始のマケドニア・セルビア・クロアチア方面の列車ダイヤを検索すると、「現在12月9日以降のダイヤは提供できません」というようなエラーメッセージが出るのだ。
念の為、マケドニアやセルビア本国の鉄道会社サイトの時刻表ページで検索し直してみても同様の警告が表示されている。
これは、要するに12月9日にヨーロッパ鉄道の冬ダイヤ移行改正が行われ、その新ダイヤがいまだにリリースされていないということのようだ。

受け付け開始時期を過ぎてる列車のダイヤがまだ決まってないなんて日本では考えられないけど、そんなのあり?
…悲しいかなヨーロッパではこれが大ありなんだよな。
数年前の年末年始休暇にも、スウェーデンで高速列車X2000に乗ろうと計画していたんだが、渡航直前までダイヤが発表されず結局完全予約制のX2000への乗車を諦めたという苦い思い出がある。
あの時の二の舞か…?嫌な予感。。。

まあ不安がって思案していても埒があかないので、取りあえず今現在の列車ダイヤを基準に移動スケジュールを組んで、「多分年末年始までにはダイヤが変わってると思うけど、予約を預かっておいて下さいな」とメッセージを添えて、いつも利用しているヨーロッパ鉄道チケット輸入卸売専門店にオーダーのメールを送信したところ、
「冬期ダイヤが決定次第ご案内します」という報告が返って来た。
さて、これからどうなることやら。

こんな訳で、僕の冬の旅の行く末はまさに“神のみぞ知る”だけど、こういうトラブルや気苦労も含めて旅の醍醐味として楽しめる位の余裕がないと鉄道趣味に特化した個人旅行は出来ないんですよね。
ああ、鉄オタリーマンパッカーは旅に出る前からきつい。。。



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JR九州「スタンプラリー20」のプレートようやく到着

2007-11-10 | 鉄道
JR九州発足20周年を記念して今年前半に繰り広げられたイベント「スタンプラリー20」。
九州の20箇所の駅と列車内に設置されたスタンプを集めるべく、種子島でのH-IIAロケット12号機の打ち上げを見送った後に不眠不休で種子島を徒歩縦断した翌朝なのに新幹線つばめで自宅に直帰せず肥薩線を大回りして帰ったり青春18きっぷで福岡近郊区間を走り回ったり九州を横断したり有効期限切れ寸前のナイスゴーイングカードを使って九州を半周したり2万5千円の九州乗り放題きっぷを駆使して九州を一周したりと馬鹿馬鹿しくも涙ぐましい努力の果てにとうとう20個のスタンプを集め尽くし、「スタンプラリー20」事務局にスタンプが捺されたパスポートを送付してから待つ事半年余り。
予想を大幅に上回る応募があった為に製作に時間を要しているとかで当初の送付予定よりひと月以上待ってようやく届いた賞品の「金賞 キーホルダー型ミニチュアトレイン9個セット」は
「『ソニック』と『にちりん』のネームプレートに破損が発見されました。新しいネームプレートを手配してますので、今しばらく待って下さい」
というトホホな詫び状が添えられてネームプレートが2枚抜けた状態だった。

あれからひと月。ようやく欠品の「ソニック」と「にちりん」のネームプレートが届きました!(写真)
かくして「スタンプラリー20」コンプリートミッション、ここにやっと完了!
いや~JR九州さんも自己責任とは言えお疲れさま。

また我々「鉄っちゃん(鉄オタ?)」を悩ませ苦しめ浪費させる楽しい(……)イベントを企画して下さいね。
挑戦はいつでも受けて立つぜ!

…体力とカネが続く限りは、ね。。。



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かぐや、ハイビジョンの眼で月を見る

2007-11-07 | 宇宙
「かぐや(SELENE)」からハイビジョンカメラ(HDTV)により撮影された月面(北極付近):画像提供 JAXA・NHK

高度約100kmの月周回観測軌道上のかぐや(SELENE)から、待望のハイビジョンカメラ(HDTV)による画像が届いた!

夕方に松浦晋也さんのL/Dをチェックしたところ、“「かぐや」からの月面ハイビジョン映像(3分間)の受信に成功。データ処理など終わり次第(本日午後5時予定)、映像各社に公開される”とのことだったのでwktkしながら残業をこなし、帰るなりJAXAのホームページをチェックすると、プレスリリース出てました!
月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による世界初の月面撮影の成功について(JAXAプレスリリース)
動画も出てます、こりゃ凄い!!





「こ、これは…!CGじゃないんだよな!?」
というのが第一印象。
何というか…クリアすぎて全然現実感がない。しかしこれが紛れもない“かぐやの見る月”なのだ。100キロの高みから飛び回り見下ろす「現在形の月面」なのだ。
白黒ブラウン管の粗いテレビ画像にモノクロームの月面が浮かび上がり、宇宙服を着込んだアストロノーツたちがぎこちなく歩き回るという幻想的な「1969年の夏の日のアポロ」以来の月面のイメージを一気に書き換えたと言えるこの歴史的超絶映像。
なんていう映像を送ってくるんだ、かぐや!
これから14種類のミッション機器が目を覚ましたら、一体どんなデータの洪水が月周回軌道から日本に降り注ぐことになるのだろう?

想像を絶する21世紀の竹取物語が、今始まる!



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