阿蘇駅ガーデンレストラン“火星”
阿蘇山のカルデラの真ん中にあるJR豊肥本線・阿蘇駅。
この駅のプラットホームに、「特別なレストラン」があります。
週に2回だけ、早朝に阿蘇駅に停車する
クルーズトレイン「ななつ星in九州」の乗客が、旅の最終日の朝食を食べる為に作られた小さな専用レストラン
“火星” です。
“火星”は「ななつ星」の乗客の為のレストランですが、「ななつ星」が停車していない時間帯は乗客でなくても食事を楽しむ事が出来ます。
という訳で、「ななつ星」の旅に参加申し込みしているのに3回連続で抽選に外れてまだ乗車を果たしていない
(泣)僕も、一足先に「ななつ星」の旅気分を味わうべく週末のランチを“火星”で味わってきました!
土曜日の正午前、JR九州の人気観光列車(D&S列車)「あそぼーい!」で阿蘇駅に到着。
「あそぼーい!」の停車したプラットホームの奥には、木立に囲まれた散歩道があります。
それを進んでいくと…
“火星”の暖簾がかかった、小さなレストランがありました!
建屋や店内インテリアのデザインはクルーズトレイン「ななつ星in九州」とトータルコーディネイトされており、手掛けたのはもちろん水戸岡鋭治先生。
ちなみに「ななつ星」に関連する施設には宇宙と星にちなんだ名前のものが多いのですが、このレストラン“火星”は
火の国・熊本に輝く星という意味を込めての命名だとか。
さっそく店内へ。
今はまだ空いていますが、団体の予約が入っていてこの後すぐに満席になりました。
僕も事前に電話予約していたのですぐに席に着くことが出来ましたが、予約無しだとかなり待たされることもあるようです。
こちらがメニュー表。
ランチタイムのメニューは地元産の牛、豚、鶏から選べる3種類です。今日はちょうど3人で訪れたので、全種類を頼んでシェアすることにしました。
前菜はビュッフェから好きなものを取るスタイル。
和食中心で、とてもヘルシーな料理が並んでいます。
白いご飯が欲しくなるような、身体に良さそうな前菜です。
やはり「ななつ星」のメインターゲット層である高齢者の嗜好をかなり意識しているようですね。
そして、メインディッシュの3種類のお肉のグリルが登場!
こちらは
熊本県産赤鶏のグリル。
同じく
熊本県産肥皇豚のグリル。
そして
阿蘇の特選あか牛グリル。
以上3種類のメインディッシュを3人でシェアして食べ比べましたが、赤鶏は香ばしく皮がパリパリで絶品!肥皇豚は丁寧に煮込んだように柔らかくとろける美味しさ。あか牛は…「やっぱり日本の牛肉は美味い!」と思わず唸る味でした。
さすがクルーズトレイン「ななつ星in九州」の旅の最終日の朝食を任されているレストラン“火星”、美味しかった!
…食後はエスプレッソマシンで淹れたコーヒーとビュッフェに山盛りのワッフルと果物をつまみながら、のんびりと駅にやって来るJR九州の列車たちを眺めながら午後のひとときを、といきたかったのですが、週末のレストラン“火星”には次から次へとひっきりなしにお客がやって来るので、名残惜しいのですが早々に席を立ちました。
この次は、是非「ななつ星」の乗客として朝食を食べに来たいですね!