7月22日、阿蘇に新しい観光列車が登場する。その名も「あそ1962」(JR九州公式サイト)。
思い起こせば昨年の今頃だった、JR九州が運行する蒸気機関車の観光列車「SLあそBOY」が
老朽化した機関車58654の台枠歪みにより運行継続を断念し勇退するという衝撃的なニュースが飛び込んできたのは。
それから、阿蘇路に人吉に機関車58654の最後の雄姿を追いかける熱い夏が始まった。
(その辺の顛末は当ブログの本体サイトであるこちらに詳しく書いてますので良ければ参照下さい)
あれから1年。
SLあそBOYの機関車58654は奇跡の復活の可能性を精査するべくJR小倉工場に搬入されたが、その後は動きがなくニュースも途絶えた。
熊本操車場ではあそBOY専用の「アメリカ風客車(写真)」が寂しく昼寝をしている。
SLあそBOYが去って、西部劇を気取った観光路線だったJR豊肥本線もすっかり静かな近郊ローカル線に戻ったと思ってたら、
突如JR九州から新たな観光列車を阿蘇路に投入することが発表された。
やはり、九州の一大観光拠点である阿蘇に観光の目玉がなくなるのはマズイと判断されたのだろう。
さて、SLあそBOYの後を引き継ぐ新観光列車「あそ1962」だが、これまでの「古き佳きアメリカ風ウェスタンSL列車」とは正反対の「昭和30年代ノスタルジー」がコンセプトだそうだ。
最近、映画などで「昭和30年代」がブームなのでその時流に乗ったのだろう。
使用される車両は、名車と謳われる国鉄の急行型ディーゼル車「キハ58・28」。正真正銘の昭和30年代生まれのツワモノだ。
(ちなみに列車名はこの車両の製造年に由来するらしいが、こういう列車名の付け方って日本史上初じゃないかな?)
公式サイトのイメージ図を見ると、キハ58・28車両はこげ茶系の色に塗り替えられて車内も「レトロ調」に模様替えされている。
キハ58・28は元々ベージュ地に朱色の帯の入った塗装で、それが「正真正銘の昭和30年代カラー」なのだが、
それを更に「昭和30年代っぽいデザイン」に突き詰めていくとこうなるらしい。
よりレトロっぽい感じを狙ったんだろうが、何か「昔の車両」って茶色っぽいイメージがあるのは確か。
SLが牽いてた旧型客車が茶色だったし、セピア色に変色した当時のフィルムで見る映像のイメージがあるのかな?
車内には客室乗務員が乗車して駄菓子を売ったり、当時のテレビのCMのビデオを放送したりして昭和30年代を楽しめるそうだ。
「SLあそBOY」にはジーンズにテンガロンハットできめた女性乗務員が乗り込んでいたが、彼女達は今年からは昭和レトロ風の和装で登場するのだろうか。
「あそ1962」は全席指定席。とりあえず運行開始2日目の指定席券は押さえた。今から乗車が楽しみだ。
今年の夏も阿蘇路にレトロ列車を追いかける熱い夏になりそうだ。
しかし、この列車はあくまで機関車58654の徹底修理期間中の代役に過ぎず、
いずれ(2011年の九州新幹線全線開業時?)「SLあそBOY」が満を持して奇跡の復活を果たすのだということを信じたいものである。
思い起こせば昨年の今頃だった、JR九州が運行する蒸気機関車の観光列車「SLあそBOY」が
老朽化した機関車58654の台枠歪みにより運行継続を断念し勇退するという衝撃的なニュースが飛び込んできたのは。
それから、阿蘇路に人吉に機関車58654の最後の雄姿を追いかける熱い夏が始まった。
(その辺の顛末は当ブログの本体サイトであるこちらに詳しく書いてますので良ければ参照下さい)
あれから1年。
SLあそBOYの機関車58654は奇跡の復活の可能性を精査するべくJR小倉工場に搬入されたが、その後は動きがなくニュースも途絶えた。
熊本操車場ではあそBOY専用の「アメリカ風客車(写真)」が寂しく昼寝をしている。
SLあそBOYが去って、西部劇を気取った観光路線だったJR豊肥本線もすっかり静かな近郊ローカル線に戻ったと思ってたら、
突如JR九州から新たな観光列車を阿蘇路に投入することが発表された。
やはり、九州の一大観光拠点である阿蘇に観光の目玉がなくなるのはマズイと判断されたのだろう。
さて、SLあそBOYの後を引き継ぐ新観光列車「あそ1962」だが、これまでの「古き佳きアメリカ風ウェスタンSL列車」とは正反対の「昭和30年代ノスタルジー」がコンセプトだそうだ。
最近、映画などで「昭和30年代」がブームなのでその時流に乗ったのだろう。
使用される車両は、名車と謳われる国鉄の急行型ディーゼル車「キハ58・28」。正真正銘の昭和30年代生まれのツワモノだ。
(ちなみに列車名はこの車両の製造年に由来するらしいが、こういう列車名の付け方って日本史上初じゃないかな?)
公式サイトのイメージ図を見ると、キハ58・28車両はこげ茶系の色に塗り替えられて車内も「レトロ調」に模様替えされている。
キハ58・28は元々ベージュ地に朱色の帯の入った塗装で、それが「正真正銘の昭和30年代カラー」なのだが、
それを更に「昭和30年代っぽいデザイン」に突き詰めていくとこうなるらしい。
よりレトロっぽい感じを狙ったんだろうが、何か「昔の車両」って茶色っぽいイメージがあるのは確か。
SLが牽いてた旧型客車が茶色だったし、セピア色に変色した当時のフィルムで見る映像のイメージがあるのかな?
車内には客室乗務員が乗車して駄菓子を売ったり、当時のテレビのCMのビデオを放送したりして昭和30年代を楽しめるそうだ。
「SLあそBOY」にはジーンズにテンガロンハットできめた女性乗務員が乗り込んでいたが、彼女達は今年からは昭和レトロ風の和装で登場するのだろうか。
「あそ1962」は全席指定席。とりあえず運行開始2日目の指定席券は押さえた。今から乗車が楽しみだ。
今年の夏も阿蘇路にレトロ列車を追いかける熱い夏になりそうだ。
しかし、この列車はあくまで機関車58654の徹底修理期間中の代役に過ぎず、
いずれ(2011年の九州新幹線全線開業時?)「SLあそBOY」が満を持して奇跡の復活を果たすのだということを信じたいものである。