Temple expiatori de la Sagrada Família~聖家族教会サグラダ・ファミリア~
←29:バルセロナ街歩き 夜のサグラダ・ファミリアからの続き
2014年4月30日
目が覚めると、もう朝の9時過ぎ。
昨夜の夜歩きと夜更かしのせいで、ちょっと寝坊してしまいました。
急いで起きて、シャワーを浴びて身体に気合を入れます。今日も頑張ってバルセロナの街に繰り出さないと…

ホテルのベランダから眺める、朝のバルセロナ・サンツ駅。
今日もカタルーニャは青空が広がって良い天気です。さぁ、出かけましょう!
昨夜も乗ったメトロ(地下鉄)5号線に乗って、やって来たのは
聖家族教会サグラダ・ファミリア。

つい十数時間前に、夜の闇に浮かび上がる異様な光景を見て身がすくむ思いをした「生誕のファサード」。
…いや、明るい日差しの下で見ても、やっぱり圧倒的に異様なのは変わりませんが。
さて、今日はいよいよこのサグラダ・ファミリアの中に入ろうと思います!

早速、「受難のファサード」側にある入場チケット売り場に向かおうとすると、既に長蛇の列が…
「しまった、朝一番に来るつもりだったのに、寝坊したのがまずかった」と後悔しつつ入場チケット購入の行列の最後尾に並ぼうとしますが、行列があまりにも長くてなかなか最後尾にたどり着きません。
…結局、行列はサグラダ・ファミリアの周囲をぐるっと半周するまで伸びていて、また「生誕のファサード」の前まで戻ってきてしまいました。
「まさか、こんなに長い大行列に並ばないと入場チケットを買うことすら出来ないとは…サグラダ・ファミリア恐るべし!」
今からこれだけの大行列に並んで、この調子だと一体いつになったら入場チケットを手に入れて中に入れるのか見当もつかず、既にうんざりしてきましたが、
入場者が大勢押しかけ長蛇の列をなすことは、建設費用を全て入場者から徴収するチケット料金と寄付とでまかなっている“贖罪教会”であるサグラダ・ファミリアにとっては実に喜ばしいこと。
実際、年々人気が高まり入場料金収入が増加傾向のサグラダ・ファミリアはその分、工事の進捗率もアップして完成予想が早まっているという話を聞いたこともあります。
「永遠に完成しない」とも揶揄されたこの世紀の一大建築を少しでも早く完成させるためだと思って、我慢して黙って行列に並ぶことにしましょう。

並び始めて約40分が経過。ようやく「生誕のファサード」側の角まで進みました。

並び始めて約1時間15分が経過。
大聖堂の工事足場の下まで進みましたが、陽射しが遮られてビル風(いや、サグラダ・ファミリア風?)が吹くので寒い!風邪ひきそう…

並び始めて約1時間50分が経過。やっと「受難のファサード」の近くまで進みました!
入場チケット売り場までもうすぐです…

そして並び始めて約2時間で、ようやく入場チケット売り場に到達!!
午後1時過ぎ、ついに念願のサグラダ・ファミリア入場チケットを手に入れました!!
でも、尖塔の上へと登れる入場チケットは時間を区切って販売枚数に制限がかかるので、次の入場時間が午後6時まで待たされると言われ、今日は夕方からまた別の用事があるのでそんなに待っていられず尖塔へと登ることは断念…
やむを得ず大聖堂内だけに入れるチケットを購入、それでも今すぐは入場できず午後2時からの入場開始とのこと。
午後2時まで、のんびり待ちましょう。
そう言えば今日は朝から急いでいたから何も食べていないので、お腹が空いたな…

サグラダ・ファミリアの斜向かいにスーパーマーケットのカルフールを発見、お昼ごはんに
SUSHIを調達してきました。
SUSHITAという現地ブランドの、巻き寿司のパック2種類。

せっかくなので、「生誕のファサード」の真向かいにある公園のベンチに座って食べましょうか。
サグラダ・ファミリアを見ながら食べるSUSHI!何という贅沢な、そしてシュールなひと時(笑)

SUSHITAの寿司にはちゃんとワサビの小袋も入っていますが、中国製のようです。

そして醤油は…これって間違って「めんつゆ」を入れちゃったんじゃないの?
まぁ、海外で食べる寿司はあくまでもSUSHIなのであって、味の云々は置いといて、日本の寿司とのカルチャーギャップを愉しむのが正しい食べ方
(だと思う…)。
スペインのSUSHI、楽しませてもらいました!
SUSHIを食べ終わると、もうすぐ午後2時。
さあ、サグラダ・ファミリアの大聖堂を見に行きましょう!
→31:聖家族教会サグラダ・ファミリア、聖堂内部を見る1に続く