天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

フリーゲージトレイン、耐久走行試験中にトラブル発生!?

2014-11-30 | 鉄道

過酷な「3モード耐久走行試験」を日夜実施中のフリーゲージトレイン
昨日(平成26年11月29日)も、新八代のフリーゲージ接続線をホームポジションに未明から夜更けまでぶっ通しで九州新幹線と在来線の鹿児島本線を行き来する走行試験が行われる予定でした。



朝10時半頃、新八代駅を所定の時刻より若干遅れて接続線に向かい発車したフリーゲージトレイン。
いつもと変わらず、安定した走りで接続線の軌間変換装置を通過していくように見えますが…



フリーゲージトレインが軌間変換装置を通過後、接続線の先にあるプレハブ事務所前で停車した後でスタッフが集まり始め、軌間可変台車の下に潜り込んで検査を始めました。
その後も、所定の運行ダイヤ通りに宇土駅を目指し鹿児島本線に出て行く事は無く、フリーゲージトレインに接続線を逆走させて、軌間変換装置を1台車毎に軌間変換装置を通過させて検査を続けていました。
一体、フリーゲージトレインに何があったのか…


結局、この日はフリーゲージトレインは鹿児島本線での走行試験を行わず、夕刻には九州新幹線の熊本総合車両所の留置線に戻されていたようです。
どうやらフリーゲージトレインの中枢とも言うべき軌間可変台車に何らかの問題が発生したようですが、詳細は今のところ発表されておらず、今日までに試験走行に復帰したかどうかも不明です。心配ですね…

早く問題が解決されて、また元気に「3モード耐久走行試験」をこなして走り回れるようになりますように!
がんばれ、未来の超特急フリーゲージトレイン!!



撮影地:鹿児島本線/九州新幹線 新八代駅付近

「はやぶさ2」打上げ再延期!なので、果報は寝て待てのももちゃん

2014-11-30 | 宇宙

今日(平成26年11月30日)の打上げ予定が、上空の氷結層発生が予想された為に12月1日に延期されていた小惑星探査機「はやぶさ2」ですが、今度は12月1日は強風が予想されることから12月3日に再延期されました。

H-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)の打上げ延期について

まぁ、天候不順による打上げ延期はロケットの宿命、よくあること!
泣いても焦ってもお天道様にはかないません。

(ΦωΦ)そうそう、だからダラダラごろごろぐうたらして待つのにかぎるニャ~!



(^-ω-^)Zzz..(。-ω-)zzz. . .

(。゜ω゜) ハッ!そうだ、よく考えたら12月3日の水曜日は今からでも有給休暇が取れるかも!
明日、ボスにお願いというか拝み倒してみようっと!!

…さて、僕は愛する「はやぶさ2」の打上げを見に行けるんでしょうか?乞うご期待!!
果報は寝て待て、明日までのんびり待ちましょう。それに、風邪気味だから体調も整えておかないとね。


大相撲九州場所千秋楽を観戦して来ました!…妹が。

2014-11-30 | mogmog日記

九州福岡に冬の訪れを告げる大相撲九州場所
今年も熱い闘いを締めくくる九州場所の千秋楽を妹が観戦して来ました!…ええ、今年も僕は留守番です(´・ω・`)

という訳で、毎度おなじみ“妹が行って来ました” シリーズ、一発ぶちかますっす!!
はぁ~ドスコイドスコイ!!




朝赤龍旭日松の取り組みは、寄り切りで朝赤龍の勝ち。


僕と同い年、ベテラン若の里は今場所勝ち越し!




怪我での休場から執念の復活を果たし、場所中に土俵に復帰した大砂嵐 金崇郎!
凄い気合っす!!



今場所も見事に優勝を決めて、大鵬に並ぶ史上最多の優勝記録三十二回の偉業を成し遂げた横綱 白鵬!
名実共に大横綱っす!!



妙義龍の場所入り、厳重警備っす。


年寄・不知火の元・若荒雄
“来年もまた相撲を見に来てねっす!!”
はぁ~ドスコイドスコイ!!

(ΦωΦ) ももちゃんの冬の装い、モヒカン服

2014-11-30 | ねことか

(ΦωΦ)アメリカンショートヘアーは毛が短いので、寒さは苦手だニャ~
今年もモヒカン服の出番だニャ!



(ΦωΦ)そして、ぬこホイホイ には抗えないニャ。
もう出る気は無いニャ~!





Σ(ΦωΦ`)!
おや、なんだかフローリングが温いニャ~!


(ΦωΦ)ずるずる…


(ΦωΦ)ずるずるずる…


(ΦωΦ)ずるずるずるずる…

今年初めての床暖房に伸びるももちゃんでした。

今日のSL人吉(平成26年11月23日・熊本行き)…今年最後の撮影です

2014-11-23 | 鉄道

秋の夕暮、SL人吉。

今日は残念ながら夕方になって雲が広がってしまい、夕陽は見ることが出来ませんでしたが、
美しい色に染まった雲とSL人吉のたなびく煙とのコントラストを楽しめました。







…SL人吉の今年の営業運転は明日までですが、僕は明日は出勤するのでSL人吉を見送れません。
今日で今年のSL人吉も見納めです。
SLのドラフト音と煙が消えると、熊本にも本格的な冬がやって来ます。

今年もお疲れ様でした!ありがとう、SL人吉。
また来年会おう!!



撮影地:鹿児島本線 有佐―小川間

今日のフリーゲージトレイン(3モード耐久走行試験/平成26年11月23日)

2014-11-23 | 鉄道

今日は朝からすっきり秋晴れの日曜日!

午前10時半頃、SL人吉が新八代駅に到着。





煙を上げて新八代駅の地上在来線プラットホームにすべり込むSL人吉。
その直後…

新八代駅の高架新幹線プラットホームに、フリーゲージトレインが進入します!



一瞬、地上のSL人吉の展望車と、高架上のフリーゲージトレインの流線型の先頭車ボンネットが重なります!
1日にほんの数秒だけ見ることが出来る、SL人吉とフリーゲージトレインの束の間の新八代スイングバイ です。

近傍通過の10分後、フリーゲージトレインは在来線との接続線へと移動開始。






そのまま軌間変換装置の設置されたホームポジションへと向かうフリーゲージトレイン。





ホームポジションで再び10分間の小休止後、フリーゲージトレインは在来線区間へと乗り入れて鹿児島本線を北上開始。




接続線との分岐点から数百メートル離れた千丁駅を通過して、一気に加速!
時速110キロで宇土駅目指し走り去ります。


小一時間後には再び千丁駅に現れたフリーゲージトレイン。
日中はとにかくひっきりなしに接続線と宇土駅との間を往復して走り込むダイヤです。




ホームポジションで折り返して、また宇土駅へ向けて鹿児島本線を駆けるフリーゲージトレイン。
過酷な走り込みはこれから2年間続きます。







昼下がりにホームポジションで1時間半の昼休みをとった後、再び走り込み開始!



日本の未来の鉄道技術確立のために、
頑張れフリーゲージトレイン!



撮影地:鹿児島本線 新八代~小川間沿線

今日のSL人吉(平成26年11月22日・熊本行き)

2014-11-22 | 鉄道

今日は、「SL人吉と夕陽がきれいに撮れる」と教えて頂いた場所に行ってみたところ、既に先客の撮り鉄サン達が大勢陣取っていたのでなんだか気が引けてしまい、ちょっと離れた場所から狙ってみましたが…



それにしても今日は秋晴れのいい天気で、夕焼けも美しかったですね。
こういう日にこそフリーゲージトレインにも走ってもらいたいのですが…

さて、明日はいよいよフリーゲージトレインが出てきますが、天気はどうなるかな。


撮影地:鹿児島本線 小川―松橋間

今日のSL人吉(平成26年11月16日・熊本行き)

2014-11-16 | 鉄道

今日は天気予報では午後は雨だったのですが、なんとか降らずに日が暮れました。
夕焼け空ではないですが、それなりに色づいた晩秋の雲をバックにSL人吉が熊本駅に帰っていきます。

SL人吉の今年の運行も、残すところあと5回。
来週の勤労感謝の日の振替休日が今年のラストランです。

来週は、真っ赤な夕焼け空とSL人吉のシルエットを見ることが出来るかなぁ…


撮影地:鹿児島本線 有佐―小川間

先週土曜日夕刻のSL人吉&あそぼーい!(平成26年11月8日・熊本行き)熊本駅同時並走到着

2014-11-16 | 鉄道

先週の土曜日、朝から晩までフリーゲージトレインの追っかけをやったのですが
(→フリーゲージトレイン、ただいま耐久走行試験中!
フリーゲージトレインが夕刻に新幹線の鹿児島中央駅から熊本駅に戻ってくる少し前に、在来線の熊本駅にはD&S列車のあそぼーい!SL人吉が帰ってきます。
どちらも同じ17:13に熊本着、同時刻到着です!

熊本駅の在来線プラットホームの先端から、並んで構内に入ってくる2つのD&S列車を狙い撮りしてみました。











…どうしても途中から、架線柱がSL人吉の顔にかかって邪魔になりますね。
でも、あと数年で高架化されてしまう熊本駅の地上の構内で並走するあそぼーい!SL人吉の姿は貴重です。
しっかりと目に焼き付けます。






最後までぴったりと並んで、鹿児島本線と阿蘇高原線のプラットホームにすべり込んだSL人吉あそぼーい!
いつの日か、ここにフリーゲージトレインを交えた夢の三つ巴の並走シーンを見てみたいなぁ…


撮影地:鹿児島本線熊本駅

フリーゲージトレイン、ただいま耐久走行試験中!

2014-11-16 | 鉄道

現在、熊本県八代市のJR新八代駅付近にある軌間変換装置が設置されたフリーゲージ接続試験線を中心に、
主に九州新幹線熊本駅/鹿児島本線宇土駅と八代駅/鹿児島中央駅の間で昼夜を問わず新幹線区間と在来線区間とを通して走り込む過酷な「3モード耐久走行試験」を行っているフリーゲージトレイン
先週の土曜日(11月8日)も走行日だったので、熊本県内の鹿児島本線を走行する姿を朝から夜まで徹底的に追いかけてみました!


ようやく夜が明け辺りが薄明るくなり始める朝7時前頃、有佐駅を通過して鹿児島本線を北上するフリーゲージトレイン。




朝陽を浴びて、新八代を目指し走り去る。


07:30 ホームポジションであるフリーゲージ接続試験線で折り返し発車準備、暫し待機。


新八代接続線を発車!




接続線が鹿児島本線と合流する地点にある踏切をゆっくり通過、ポイントを渡り在来線区間へ。


有佐駅で折り返して、再び接続線を通過。
そのまま新幹線新八代駅へと続く取付け線を駆け上がる。



かつて「リレーつばめ」が行き交っていた新幹線連絡線をフリーゲージトレインが往く。







朝8時、フリーゲージトレインは新八代駅から新幹線区間を時速270キロで駆け抜けて、鹿児島中央駅まで軽く一往復。






お昼前、鹿児島から帰ってきたフリーゲージトレインが八代平野を一路北上。




松橋駅を通過するフリーゲージトレイン。
鄙びた田舎の駅を高速で通過する異質な列車の姿も、やがて今後2年間の日常の一部となるのか。






不知火跨線橋の下を行き交うフリーゲージトレイン。
午前中からお昼にかけての時間帯は、ほぼ毎時その姿を見ることが出来る。


同じ地点を、不知火跨線橋の上から見るとこの通り。
線路に草の茂みと軒先が迫る住宅地を、最高速度270キロを誇るフリーゲージトレインが窮屈そうに通過する姿は何とも微笑ましい。

午後3時台から5時台にかけて、再び新幹線区間に入りゆっくりとしたダイヤで鹿児島中央駅まで往復してきたフリーゲージトレインは、そのまま新幹線区間を熊本まで北上して暮れなずむ熊本駅の新幹線プラットホームへと入線。



営業運転車輌である800系やN700系とは明らかに異なるそのフォルムは、新幹線熊本駅でも異彩を放つ。

新幹線熊本駅での停車時間は、関係者でなくてもフリーゲージトレインの車体に近づける貴重なチャンス。
日除けが降りていない窓から車内を伺うと…



座席が設置されておらず剥き出しの床面に各種の計測機器と思われる物が置かれ雑然とした車内に、何とSONY製のHandycamデジタルビデオカメラのケースと三脚が(笑)
さすが天下の日本メーカー製家電品、民生品でもそのまま未来の鉄道技術開発の現場で大活躍!!

やがてフリーゲージトレインは束の間の休息を終えて、再び闇の中へと走り去る。





…いかがですか、これが現在のフリーゲージトレインのある日の日常風景です。
午後6時過ぎに熊本駅を発車して行ったフリーゲージトレインは、この後も鹿児島中央駅まで行ったり宇土駅と新八代の接続線の間を何往復もしたりと一晩中走り込みを続けます。

足回りのフリーゲージ装置とそのメカニズムに徹底的に負荷をかけ続け痛め付けるのが目的のような過酷極まりない耐久走行試験を、フリーゲージトレインは今後2年間に渡って継続して試験データを収集し、やがて生まれる長崎新幹線の営業車輌の礎となるのです…

がんばれ、フリーゲージトレイン!僕はいつも応援しているぞ~!!


撮影地:鹿児島本線 新八代~松橋間沿線 及び九州新幹線熊本駅

内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開 2014

2014-11-16 | 宇宙

毎年恒例のJAXA内之浦宇宙空間観測所の施設特別公開、今年も行って来ました!

内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開 2014

2014年11月9日(日)

内之浦漁港の特設駐車場からシャトルバスで内之浦宇宙空間観測所まで送ってもらい、まずはメイン会場のM台地Mロケット組立室へ。
ここでパンフレットやスタンプラリーの台紙を受け取って、講演と上映会の整理券を手に入れてから見学スタート!


最初に、M組立室の会議室で宇宙教室 特別講演を受講します。
今年の講師はJAXA宇宙科学研究所助教の矢野創先生
「はやぶさと雛たち~内之浦から始まった始原天体探査が描く新しい太陽系像~」 と題する講演で、おなじみ「はやぶさ」から「はやぶさ2」、そしてまもなく彗星探査機「ロゼッタ」から離れてチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星にタッチダウンする着陸機「フィラエ」の紹介まで、盛り沢山で分かりやすい解説でした。
…でも、出来ればJAMSTECから「ドクター・ケン高井と海の仲間たち」 を連れて来て内之浦で大暴れして欲しかったなぁ!(笑)

矢野先生の講演の後は、隣のクリーンルームで今年の目玉展示である小惑星イトカワ微粒子を見ます。


この顕微鏡の対物レンズの先にあるプレパラートの上の、更にスライドガラスに厳重に覆われた先に「はやぶさ」がイトカワから持ち帰った微粒子が…


ちなみにこちらが、クリーンルームの片隅に積まれた「小惑星イトカワ微粒子を内之浦まで運んできた輸送用ケース一式」。
小さな微粒子ですが、地球上で最も貴重で希少な物質です。
さすがに手提げ鞄で持ち運ぶという訳にはいきません。


そしてこちらが、同じくクリーンルームの片隅に置かれた、
恐らく昨年イプシロンロケット初号機で打上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」が載っていたと思われる台車!
…ただし、その場にいた職員の方に聞いても確証は得られず。


そして、M組立室の一角に置かれていたイプシロンロケットの機体結合部の試作試験品。

M組立室を出て、M台地の方へ向かってみます。


Mロケット発射装置(イプシロン対応改造型)。
イプシロンロケットの1段目を漁港から運んできたトランスポーターの台車が、ブルーシートに覆われて昨年から置いたままになっています。


海側に回ると、今年もイプシロンロケットの煙道を公開中。
次にこのロケットランチャがイプシロン2号機で使われるのは、ジオスペース探査衛星(ERG)の開発期間が延びた為に再来年になる模様。間が空くなぁ…

M台地で、こんな物を発見。

先代のM-Vロケットで使われていた、ロケットランチャの台座です!
イプシロン対応改造工事が行われた際に取り外されたミューロケット時代の部品は、去年の特別公開の時点ではM台地に積み上げられたままになっていましたが、その後きれいに片付けられてしまい、この台座だけが残されたようです。


移りゆく時代の生き証人が、今日もM台地の片隅でロケットランチャを見守ります。

場内巡回バスに乗って、M台地から一気に内之浦宇宙空間観測所で一番高い場所である20mアンテナ台地“衛星ヶ丘展望台”へ。


衛星ヶ丘から眺める、“うっちーさん”こと34mアンテナとテレメータセンター。


そして、内之浦宇宙空間観測所の全景。
ちょうどこの方角の海の向こうに、種子島があります。
今月末、11月30日のお昼頃に晴れていれば、この水平線に種子島宇宙センターから打上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH-IIAロケット26号機のロケットロードが空の彼方へと駆け上がっていく様子が見える筈…

巡回バスでふもとに降りて、テレメータ台地へ。


間近で見上げる“うっちーさん”


テレメータセンターの向かいにあるコントロールセンター。
長年、内之浦から打上げられるロケットたちを宇宙へと送り出してきたこのテレメータセンターも、隣に新しい建物が出来上がって間もなく移転となり、役目を終える予定だそうです。
現在、屋内にある歴史的な設備類の保存先を探している最中だとか。無事に安住の地が見つかるといいけれど…

さらに巡回バスで山を降って、管理棟前で下車。


糸川英夫先生の銅像にご挨拶。


糸川先生の隣の、おおすみさんの記念碑にもご挨拶。


糸川先生の銅像から歩いてKS台地へ向かいます。
だんだん雲が切れて、美しい“内之浦ブルー” の青空が広がってきました。


山の上に“うっちーさん”も青空をバックにきれいな姿を見せています。

そして、今年のKSセンターで見逃せないのがこれ!


今年完成したばかりの、観測ロケットの新型ランチャです!
まだ1回しかロケット打上げに使われていないので新品同様!
今日はダミーのS-520が装着されていますが、より小型のS-310も打上げることが出来る優れもの。


新型ランチャのメーカー銘板。
三菱重工メカトロシステムズとは三菱重工の子会社で、立体駐車場や太陽光発電システム、ビールタンクなんかも作ってる会社のようです。


一方こちらは、旧来の自走式の観測ロケットランチャの銘板。
ミューロケットと同じく日産自動車製で、昭和52年納入とな。


ランチャドーム内の自走式ロケットランチャ運転台。
年期の入ったこのランチャも、今後しばらくはドーム外の新型ランチャと共に併用される予定とのこと。




ランチャドームの天蓋が開き、実際の観測ロケット打上げ時と同様に空を仰いだロケットランチャの射点台座から青空を望みます。
…やっぱりカッコイイなぁ!!


KS台地では、人気企画の水ロケット打上げ大会も開催中でした。

これで内之浦宇宙空間観測所の場内展示会場は一通り見て回ったので、M台地に戻ります。

各展示会場で集めたスタンプラリーのスタンプも見事コンプリート!



今年のスタンプラリーの記念品は、なぜか「宇宙兄弟」のクリアファイルでした(笑)

M台地のM組立室に戻ったら、再び会議室へ。




M組立室の会議室では、プラネタリウム全天周映像作品「HAYABUSA2-RETURN TO THE UNIVERSE-」の平面板の特別上映会が開催されるのです!

「はやぶさ2」の打上げを間近に控えたこの時期、「はやぶさ」生誕の地であるここ内之浦宇宙空間観測所で「HAYABUSA2-RETURN TO THE UNIVERSE-」を観ることが出来るのは何とも感慨深く、それだけで感動してしまいました。
また、フルドーム全天周映像を基に描き直された平面板は超高精細映像をほぼ完璧な状態で再生出来るので、プラネタリウムで観るとどうしても暗くて画質も落ちてしまう映像が信じられない程の高画質で蘇り、更に感動!!
これまでプラネタリウムで何度も観ていたのに気が付かなかった、実に細かな部位まで描き込まれた映像のあまりのクオリティの高さには戦慄を憶える程。




そろそろ、特別公開の終了時刻。
名残惜しい気持ちで人のいなくなったM台地を歩く、この時間が実は風情があって結構好きだったりします。


地元のゆるキャラ「いて丸」くんも帰っていきます。
今日はお疲れさま。


漁港の駐車場まで送ってくれる帰りのシャトルバスは「イプシロンバス」でした(笑)

今年も楽しめました、「内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開 2014」
来年もよろしくね~



…あっ、実は僕3週間後に「はやぶさ2」の打上げを聖地で見送るために、また内之浦に来るんですよ(笑)
という訳で、3週間後もよろしくお願いします!

熊本県立八代工業高校創立70周年記念講演:森田泰弘先生「イプシロンロケットの挑戦」を聴きました

2014-11-15 | 宇宙

先週11月7日、地元の工業高校の創立70周年記念行事として、JAXA宇宙科学研究所の森田泰弘先生の講演がありました。

僕はこの工業高校の出身ではなく、身内にも誰も工業高校関係者はいませんが、事前に問い合わせたところ誰でも一般参加可能とのことだったので、縁のない工業高校の創立70周年記念講演を拝聴してきました!(笑)

高校生たちがぎっしり並んだ体育館に入り、保護者席に座って森田先生のお話を聴きます。

森田先生の略歴紹介に続いて、先ずはペンシルロケットの動画と糸川英夫先生の紹介。
森田先生の「ペンシルロケットって知ってる?」 の問いかけには、ものづくりを学ぶ工業高校生諸君には是非全校そろって「はい!勿論知ってます!!」と応えて欲しかったぞ(苦笑)

戦後すぐに太平洋横断ロケット飛行機を考えた糸川先生の独創性と、
「追いつけ追い越せ、ではなく最初から世界の先を行け」という日本の固体燃料ロケットの精神を紹介。

日本の固体ロケットは「運がいい」と言われるが、「運も実力のうち」であり「運こそ実力」である、ということ。
ロケットファン・宇宙ファンにはお馴染みの、痛快な宇宙研節が炸裂!

ペンシルからラムダ、ミューと小さなロケットから大きなロケットへと進化する日本の固体ロケット。
そして日本初の地球重力圏脱出ミッションとなるハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」を宇宙へと送り出したM-3SII。
森田先生は大学院生時代に「さきがけ」で初めてロケット打上げに参加して、大感動!
これが後のイプシロンロケット開発の原動力となった。
「いちばん大事なのは、感動」

M-3SII初号機打上げに「ロケットを仕事にする」 と誓った。

…とここで、森田先生ファンにはお馴染みの
「ロケットも好きだけどタイガースも好きだぜ!トラキチ森田先生の阪神タイガース・ファントークコーナー」 に突入!
突然の展開にざわめく八代工業高校体育館!!(笑)

森田先生曰く「ロケットと野球には深い関係がある!」

その一例が1985年。阪神タイガースが21年ぶりに優勝を決めたこの年、M-3SIIロケット初号機が打上げ成功。
そして2003年。阪神タイガースがリーグ優勝したこの年、「はやぶさ」を打上げたM-Vロケット5号機で森田先生がプロジェクトマネージャを務めた。

「だから、野球の神様とロケットの神様は同じなのである!!」
(* ゜Д゜) な、なんだってー!?

ここまで語られたところで、再びロケット開発の話へ。

世界一になったM-Vロケット。
世界一を超えるイプシロンロケット。

50年前の糸川先生の「ロケット飛行機」構想こそ、未来のロケット(ロケット飛行機は未だ世界中で誰も開発に成功していない)。
イプシロンが目指す「簡単に打上げられるロケット」こそ、これである。

簡単に作れるロケットとは。
「ガンプラ方式」プラモデルのように小さな部品を一つにまとめてしまい、3Dプリンタでも作れるようにする。
固体燃料にも工夫をこらし、現行の職人が一発勝負でケーシングに一気に流し込んで焼き固める方式から、チョコレートのような半練り状の物として、製造工程でもやり直しが効く方式とする(熱を加えて固める、から熱を加えて溶かす、へ。発想の逆転)。

発展し続けるイプシロンロケット。
2号機以降では性能を30%アップ!

「アポロ方式」から「イプシロン方式」へ。

失敗したくないという考えは、失敗を恐れ何もしない事になる。
だからロケットの打上げ方式はアポロ計画の頃から50年間、何も変化がなかった。

大勢の人が集まって人力での確認作業を経て、クタクタに消耗しての打上げから、コンピュータが自己診断してノートパソコン数台で打ち上げる打上げへとイプシロンロケットは進化した。

「でも、僕自身はアポロ方式の、大勢でワイワイ大騒ぎで打上げる、お祭りみたいな打上げが大好きなんだけどね…
それでも、変えなければダメだと決断しました」


感動して夢が見つかったら、あとは「ねばり」が必要。

「イプシロンロケットは、夢を乗せて、希望を推進力にして、飛んでいった…らしい(笑)



…以上、およそ1時間半にわたって優しい表現で、それでも熱く、時にユーモラスに、時にロケットとタイガースへの愛を感じさせながら語って下さいました。
明日の日本のものづくりを担う工業高校の生徒さんたちにも、きっと大いなる糧となったろうと思います。

森田先生、わざわざ八代で講演して下さってありがとうございました!

そして、講演を実現して下さり、部外者も快く招き入れて下さった八代工業高校さん、ありがとうございました。

先週のSL人吉(平成26年11月7日)とホーバークラフト

2014-11-15 | 鉄道

このところ季節の変わり目で体調がすぐれず、天燈茶房の更新も滞っていましたので、先週の木曜日に撮ってきた画像を今頃まとめだしします。
先ずは、新八代駅を発車する朝のSL人吉



秋も深まり、朝は気温が低いので、盛大に真っ白なドレンを噴き上げて発車!









ドレンの水蒸気に包まれた機関車が逆光の効果で神秘的に見える…
というのは言い過ぎでしょうか(笑)


撮影地:鹿児島本線 新八代駅

続いて、八代市内の港地区へ移動。
久々に、旧・大分ホーバーフェリーのホーバークラフトを見に行きます。
(→熊本県八代港に置かれていた旧・大分ホーバーフェリーのホーバークラフトが移動していました 2014年09月16日)




相変わらず、八代内港の岸壁に3機のホーバークラフトが並べて置かれたままになっていましたが、
機体の周囲に一部、新たに立入禁止の看板とロープが張られていました。
機体を荒らす輩でも出たんでしょうかねぇ…


機体の傍らに置かれた、クレーンの吊り下げ治具のようなものに何やら中国語のようなものが書きなぐられているのにも気が付きました。
売却先の香港から日本に戻された時に、船積みの際に使用されてそのまま放置されていると思われます。
慌ただしく日本に送り返された様子が伺えるようで、何とも生々しい…



そして夕刻。
今度は宇城市の跨線橋で熊本に帰るSL人吉をお見送り。



朝から日暮れまで、SLとホーバークラフトで乗り物三昧の一日でした。
…そして実はこの日は、乗り物を追いかける合間にJAXAのロケットボーイ森田先生のイプシロンロケット講演会も聴いてきたのです。
(→熊本県立八代工業高校創立70周年記念講演:森田泰弘先生「イプシロンロケットの挑戦」を聴きました



撮影地:鹿児島本線 小川―松橋間