天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

阿蘇駅の「ななつ星」専用レストラン“火星”で週末のランチ

2015-04-12 | 食べる
阿蘇駅ガーデンレストラン“火星”


阿蘇山のカルデラの真ん中にあるJR豊肥本線・阿蘇駅。
この駅のプラットホームに、「特別なレストラン」があります。
週に2回だけ、早朝に阿蘇駅に停車するクルーズトレイン「ななつ星in九州」の乗客が、旅の最終日の朝食を食べる為に作られた小さな専用レストラン“火星” です。

“火星”は「ななつ星」の乗客の為のレストランですが、「ななつ星」が停車していない時間帯は乗客でなくても食事を楽しむ事が出来ます。
という訳で、「ななつ星」の旅に参加申し込みしているのに3回連続で抽選に外れてまだ乗車を果たしていない(泣)僕も、一足先に「ななつ星」の旅気分を味わうべく週末のランチを“火星”で味わってきました!


土曜日の正午前、JR九州の人気観光列車(D&S列車)「あそぼーい!」で阿蘇駅に到着。

「あそぼーい!」の停車したプラットホームの奥には、木立に囲まれた散歩道があります。
それを進んでいくと…



“火星”の暖簾がかかった、小さなレストランがありました!
建屋や店内インテリアのデザインはクルーズトレイン「ななつ星in九州」とトータルコーディネイトされており、手掛けたのはもちろん水戸岡鋭治先生。
ちなみに「ななつ星」に関連する施設には宇宙と星にちなんだ名前のものが多いのですが、このレストラン“火星”は火の国・熊本に輝く星という意味を込めての命名だとか。


さっそく店内へ。
今はまだ空いていますが、団体の予約が入っていてこの後すぐに満席になりました。
僕も事前に電話予約していたのですぐに席に着くことが出来ましたが、予約無しだとかなり待たされることもあるようです。


こちらがメニュー表。
ランチタイムのメニューは地元産の牛、豚、鶏から選べる3種類です。今日はちょうど3人で訪れたので、全種類を頼んでシェアすることにしました。


前菜はビュッフェから好きなものを取るスタイル。
和食中心で、とてもヘルシーな料理が並んでいます。


白いご飯が欲しくなるような、身体に良さそうな前菜です。
やはり「ななつ星」のメインターゲット層である高齢者の嗜好をかなり意識しているようですね。

そして、メインディッシュの3種類のお肉のグリルが登場!


こちらは熊本県産赤鶏のグリル


同じく熊本県産肥皇豚のグリル


そして阿蘇の特選あか牛グリル

以上3種類のメインディッシュを3人でシェアして食べ比べましたが、赤鶏は香ばしく皮がパリパリで絶品!肥皇豚は丁寧に煮込んだように柔らかくとろける美味しさ。あか牛は…「やっぱり日本の牛肉は美味い!」と思わず唸る味でした。
さすがクルーズトレイン「ななつ星in九州」の旅の最終日の朝食を任されているレストラン“火星”、美味しかった!

…食後はエスプレッソマシンで淹れたコーヒーとビュッフェに山盛りのワッフルと果物をつまみながら、のんびりと駅にやって来るJR九州の列車たちを眺めながら午後のひとときを、といきたかったのですが、週末のレストラン“火星”には次から次へとひっきりなしにお客がやって来るので、名残惜しいのですが早々に席を立ちました。

この次は、是非「ななつ星」の乗客として朝食を食べに来たいですね!


2013-2014 スミソニアン博物館ツアー 番外編その4:アメリカの食事・お菓子と甘いもの編

2014-03-26 | 食べる

番外編その3:アメリカの食事・寿司(SUSHI)編からの続き

アメリカのチョコレートといえば、やっぱりHERSHEY
日本ではキスチョコが有名ですが、本場アメリカでは板チョコも売られています。それもかなり種類があり、ドラッグストアのお菓子売り場ではHERSHEYのチョコ商品の数々が棚の一区画全てを占めているほど。
今回、お菓子作りが趣味の知り合いからアメリカのチョコレートをお土産にと頼まれていたので、全種類のHERSHEYの板チョコを買い揃えてみました。壮観です(笑)


これは僕がホテルで小腹が空いた時に食べていたチョコバー。
クリスマス商品の売れ残りが投げ売りされていたので大量に買い込んで、ワシントンD.C.滞在中はしょっちゅうモグモグ食べていました。


これは、街中でふらりと立ち寄ったマクドナルドでオーダーしたスペシャルコーヒー。
ミルクたっぷりのカフェオレにミントクリームとチョコシロップがかかっているという凄いコーヒー!
一口飲むとチョコの甘さとミントの爽快感とコーヒーの苦さが渾然一体となって口の中を突き抜ける、まぁムチャクチャな味でしたが、カフェオレがホットなのであっという間にせっかく盛ったミントクリームとチョコシロップが溶けて見えなくなってしまうという、いかにもアメリカな飲み物だったなぁ色んな意味で。


ちなみにアメリカではヨーグルトはパワフルで野生的な食べ物だったりする…

番外編その5:ワシントンD.C.の通勤列車、バージニア急行鉄道に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー 番外編その3:アメリカの食事・寿司(SUSHI)編

2014-03-25 | 食べる

番外編その2:アメリカの食事・ファストフード編からの続き

アメリカでもすっかりお馴染み、寿司(SUSHI)は今や日本食という枠を飛び越えて世界中で普通に食べられる、ポピュラーな国際食です。


アメリカでSUSHIと言えば「カリフォルニアロール」 が有名ですが、ワシントンD.C.の中華街にある華僑経営のスーパーマーケットで購入したパック入りのSUSHI(商品名は“FUJISAN”!!)は海老とカニカマの巻き寿司風。
海苔で巻かずにゴマを散らすなど、なかなか凝っていますが、やはりちょっと中華風テイストですね。


SUSHIには欠かせないのがソイソースこと醤油ですが、これはSUSHIではなくサンドイッチ店のイートインコーナーで見つけたソイソースのパック。
…恐ろしいことに原材料には一切、大豆を使っていない模様。
味は、…不思議な味だった(としか言い様がない!)

番外編その4:アメリカの食事・お菓子と甘いもの編に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー 番外編その2:アメリカの食事・ファストフード編

2014-03-25 | 食べる

番外編その1:ワシントンD.C.の地下鉄からの続き

これが典型的なアメリカの朝ごはん。
ホテル近くのサンドイッチ屋で、朝定食的なメニューを適当に選んでオーダーすると出てきました。
焼きたてパンと、ハムと卵とポテト。確か「マンハッタンスペシャル」 とかいうメニューだった筈。どこがマンハッタンなんだろう…?


ちなみにパンではなくベーグルにすると、もっとアメリカンな感じになりますね!
中に挟んである具材は同じですが(笑)


気のいいアラブのおっちゃん一家が営むムスリム御用達のカフェテリアでテイクアウトしたベジタブルパスタ
え~っと…どう見てもお肉しかのってないんだけど、ベジタブルはどこ?(笑)


で、本気で野菜を食べようとサラダを買うとこうなる。
どう見ても野菜よりチーズとハムの方が目立ってます!!そして、マヨネーズの量の多さよ…
アメリカではサラダはダイエットの敵だー!!


これはカロリーゼロです。ドラッグストアで購入した、家庭用ノンブランドのミネラルウォーター。
ちなみに1ガロン(3.73リットル)入りのペットボトル…ではなくてポリタンク入りですね。
最初に見た時は自動車用の冷却水かと思いました。たまらんなぁアメリカ…

番外編その3:アメリカの食事・寿司(SUSHI)編に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #24:ワシントンD.C.最後の晩餐、さよならアメリカ

2014-03-11 | 食べる
アメリカン・ノンアルコールビール“Premium O'Doul's”


#23:ハーシュホーン博物館からの続き

スミソニアン博物館巡りを終え、雨のそぼ降る中を歩いてホテルに帰ってきました。
今夜はワシントンD.C.で過ごす最後の夜。他のメンバーと誘い合って、ホテルのカフェテリアに集合してフェアウェル(さよなら)パーティー です!

アメリカ滞在中にすっかりお馴染みになったO'Doul'sのノンアルコールビールで乾杯して、さぁ今夜は最後の晩餐だから思いっきり御馳走を食べますよ!


僕がオーダーしたのは、メニュー表の一番下に載っていた、一番食いでがありそうな一品(笑)
ビーフとサーモンのダブル・ステーキ!!


ウェイターに勧められるままに、サラダもいただきます。
こういうワイルドでアメリカンな野菜ぶった斬りサラダとも、これでお別れかぁ~

テーブルには美味しそうな料理が景気良く並びます。
やっぱり最後の夜なので、みんな大盤振る舞いですね。







美味しい食事と旅の間の思い出話で、楽しいひと時を過ごしました。
でも、皆と別れて自分の部屋で一人でベッドに潜り込むと、旅を無事に終えられそうだという安堵感と共に、やっぱり旅が終わる寂しさも感じてしまいますね…

少しメランコリックな気分で、旅の最後の夜の眠りにつきました。

2014年1月3日


早起きして早朝にロビーに集合、チェックインを済ませたらL'Enfant Plazaのバス停から路線バス5A線に乗車。
ダレス国際空港にやって来ました。
昨夜の雨は夜半には雪に変わった後ですっかり上がり、一面の雪景色に気持ちの良い快晴の冬空が広がっています。

早速、日本へと向かう便にチェックイン。
成田行きの全日空はNH001便、日米の首都を結ぶ便はナンバーワンの便名を名乗っているんですね!

ダレス空港の全日空チェックインカウンターでは門松がお出迎え。
ああ~もう既にここから日本が始まってる!(笑)



NH001便へのチェックインを済ませ出国手続きも終えて、搭乗開始時刻まで搭乗ゲートの並ぶコンコースをお散歩。
ちょっと小腹が空いたので、搭乗前に何か食べようかな…


寿司バー発見!
マツタケ寿司だと!?松茸寿司!?…よく考えたら「松竹寿司」だよね、うん(笑)

残念ながらマツタケ寿司はまだ開店前だったので、アメリカ国内線コンコースまで遠征して発見したハンバーガー店に飛び込んでみたら、この店が大当たり!!



見よ、このバーガーの大迫力なボリューム!!
これでMサイズですよ!しかも各種のトッピングは無料、嬉しすぎるぜ~


フレンチフライも、この量とこの大雑把さがまさしく正しいアメリカ!!
オススメです、ハンバーガーショップ「FIVE GUYS」。アメリカの東海岸の都市に支店がいくつもある人気チェーン店だそうですよ!


FIVE GUYSのバーガーでお腹いっぱいになったら、もう思い残すことはありません(笑)
成田行きNH001便、ボーイングB777-300ERの機内へと向かいます。

#25:旅の終わり~太平洋を飛び越えて、ただいま!に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #19:ワシントンD.C.のチャイナタウンで海鮮中華!

2014-03-02 | 食べる
Chinatown in Washington D.C.


#18:フリーア美術館とサックラー・ギャラリーからの続き

スミソニアン博物館の美術館めぐりから帰ってきました。

ホテルで各々今日一日の自由行動を楽しんでいたメンバーの皆んなと合流して、今夜はワシントンD.C.のダウンタウンにあるシーフードレストランに食事をしに行こうという事に。
シーフードは(タコさんイカさんと貝以外は)好物だし、アメリカンな肉料理には食傷気味だったので異存はありません!

という訳で、メトロに乗ってダウンタウンにやって来ました。
大通りの交差点に極彩色の楼門があったので、この辺り一帯はチャイナタウンのようですね。


メンバーの一人が出発前に、知り合いに薦められたという、ワシントンD.C.のシーフードレストランはこのお店。
立派なお店だなぁ~
「酒家」 という看板が出ているので、ここも中華料理のレストランのようですね。

早速、店内に入ってボックス席に収まり、皆でメニューを検分。
美味しそうなシーフード料理が、いろいろ揃ってるねぇ~何食べようかな?



まぁ、先ずは乾杯でしょ!(笑)
ノンアルコールビールで乾杯~!!…あっ、これ一昨日の夜にホテルのレストランで飲んだのと同じO'DOUL'Sだ!


卓には中華海鮮料理が並びます!
アメリカのエビマヨ最高!!


アメリカのフィッシュ・アンド・チップスも最高~!!
…あれ?フィッシュ・アンド・チップスって中華料理だっけ?まぁ一応魚料理だし、まっいいか(笑)


かくして今夜もにぎやかに、ワシントンD.C.の夜はふけていくのでありました。
ああ、でももう明日は、スミソニアン博物館めぐりの最終日なんだよね。やっぱり日時が足りないなぁ…

さて、明日はどの博物館を見に行こうか…いや、やっぱり、あの美術館だな。

#20:朝の散歩、アメリカ合衆国議会議事堂に続く

2013-2014 スミソニアン博物館ツアー #16:Washington, D.C. New Year's Eve 2014

2014-02-25 | 食べる
大晦日の夜のワシントン記念塔


#15:国立航空宇宙博物館本館 航空関連展示からの続き

国立航空宇宙博物館本館からホテルに戻った後、身支度を整えて防寒着を着こみ、皆んなで大晦日のワシントンD.C.の街へと出かけましょう!
アメリカ合衆国の首都では、一体どんな年越しをしているのでしょうか?

ワシントンD.C.で人が集まって大騒ぎをしそうな場所といえば、やっぱり大統領のマイホーム・ホワイトハウス!
きっと、ホワイトハウスの前にある芝生広場でカウントダウンなんかをやる筈。
ひょっとしたら、オバマ大統領もサプライズで登場するかもよ!?

…という訳で、ナショナル・モールを歩いてやって来ました夜のホワイトハウス。
「おおっあれがホワイトハウスだ!きれいにライトアップされてるね!!」

しかし、スマホの地図アプリでよ~く確認したところ、この白亜の建物はホワイトハウスではなく、隣接するアメリカ財務省であることが判明。
な~んだ!!(笑)


こちらが正真正銘の大統領のお膝元、ホワイトハウスです!!
(´・ω・`)…真っ暗ですね。オバマ氏はもう寝ちゃったのかな?

以前は、ホワイトハウスも夜はライトアップされて、邸内に飾られたクリスマスツリーを眺めたりすることも出来たらしいのですが、911テロ以降は警備が厳重になり、芝生広場も施錠され立入禁止となっているのです。
当然、ホワイトハウス周辺でのカウントダウンイベントやお祭り騒ぎなどは絶対禁止!
有刺鉄線を巡らした柵越しに前庭を覗くのが精一杯でした。

そうこうしているうちにも、通りにはパトカーが待機し眼光鋭いSPに睨まれているようで落ち着かない気分。
聞けばホワイトハウスの建物の周囲に近付く者は屋上からゴルゴのような狙撃手が狙っており、不穏な動きを見せれば直ちに射殺する手筈になっているとも言うし…
そろそろ退散しましょうか。おやすみ、オバマさん。


さて、困った。一体どこに行けばカウントダウンイベントをやってるというのか…
せっかくアメリカに来てるんだから、陽気なアメリカ人たちと一緒に派手に新年を迎えたいよ~!


しかし、ホワイトハウス近くのワシントンD.C.の中心部の通りは明るくライトアップはされているものの、特に賑やかでもなく行き交う人もクルマもまばら。
どうやら、ワシントンD.C.では大晦日の夜に屋外で新年のカウントダウンをして年越しを祝うという習慣が全く無いようなのです!
ああ、なんてこったい…


結局、ワシントン記念塔の前まで戻ってきたところで時刻は午前零時となり、新年を迎えてしまいました。
遥か遠く、ポトマック川やアーリントン墓地の向こうの方からは花火を打ち上げてる音も聞こえますが、ナショナル・モールでは何の物音も無し。
たまたまワシントン記念塔近くで出会った現地アメリカ在住の日本人の方も
「いや~、ワシントンD.C.では何かイベントやってないかと思って来てみたんですが、ホントに何もやってないんですね!」
と言って驚いておられる始末。
そういえば、今回同行しているメンバーの一人がホテルのフロントで
「えっ、今日は大晦日なのに何でニューヨークに行かないの?カウントダウンはニューヨークでやってるのよ!」
と驚かれたとか言ってたなぁ…

結論:ワシントンD.C.では新年のカウントダウンイベントは一切やってません!
アメリカで新年のカウントダウンに参加したいなら、ニューヨークのタイムズ・スクエアへ行こう!!



…でもまぁ、アメリカの象徴であるワシントン記念塔でアメリカの新年を迎えられたから、それなりにいい思い出にはなりました。
昼間に入り浸っていたスミソニアン博物館・国立航空宇宙博物館本館の前を通って、ホテルに帰りましょう。

明けましておめでとうございます!あっでも日本では既に元日のお昼過ぎなんだ(笑)

気温が氷点下のナショナル・モールを歩いてきたので、身体がすっかり冷えました。
ホテルでは寝る前に皆で集まって、年越しそばならぬ年越しCup Noodleです!

昼間に調達しておいた日清の純正品のカップヌードル、ワシントンD.C.のドラッグストアでも普通に売られていました。
本当は「どん兵衛」ブランドのそばの方が良かったんですが、残念ながらそちらは見当たらず…確かどん兵衛もアメリカで普通に流通してる筈なんですけどね。


紙製のケースに入っていますが、カップのデザイン等は日本で売られているものと同等です。


蓋のデザインが日本国内のものとちょっと違いますね。
ちなみに日本からの輸入品ではなく、アメリカで現地生産されているようです。


ホテルの部屋に備え付けのコーヒーメーカーでお湯を沸かして注ぎ入れると、3分でカップヌードルの出来上がり!
「いただきま~す」
味は、日本の物とほぼ同じでした。

懐かしい日本の味で心と身体が暖まったところで、ベッドにもぐり込みます。
朝になったら、元日ですが初詣代わりにまたスミソニアン博物館巡り開始です!

#17:国立自然史博物館に続く

熊本駅在来線ホームの立ち食いうどん屋さんで、そばを食べてみた

2013-11-23 | 食べる

今年の春先に突如復活していた、JR熊本駅在来線ホーム上にある立ち食いうどん屋さん。
(→関連記事:熊本駅在来線ホームに立ち食いうどん屋さん復活!2013年05月06日)

そのうち食べに行ってみようと思いつつ、なかなか熊本駅に行く用事がなくて果たせていなかったのですが、
先日、阿蘇駅までクルーズトレイン 「ななつ星 in 九州」を見に行った帰りにやっと食べることが出来ました!


お店の屋号は「吉祥うどん」なのですが、そばが食べたかったので「わかめそば」 をいただきました。
干しわかめを戻したものではなく、生のわかめを使っているのでとても口当たりが良くて美味しかった!
そばの麺は白っぽい細麺で、スープは透き通った関西風。
同じJR九州管内でも、鶏ダシ風味の効いた北九州近辺の駅立ち食い店とは違う系統です。

ちなみに、このお店ではうどんとそばでお値段が違い、各メニューともそばの方が一律50円高くなっています。
変わったところでは「にゅうめん」 などというメニューもありました。この次また試してみたいですね!

ロケット聖地巡礼~えっがね祭りだ!内之浦美食天国~

2013-11-17 | 食べる

ロケット聖地巡礼~内之浦宇宙空間観測所かけ足散歩~からの続き

ロケットの聖地・内之浦は、実は美食の聖地でもあります。
太平洋に面した内之浦漁港から水揚げされる活きの良い魚介類は、とにかく素晴らしい美味さ!海の幸の味を求めて美食家たちが集まる町なのです。
その中でも特に名高いのが、鹿児島県内でもトップクラスの漁獲高を誇る伊勢海老!
ここでは土地言葉で“えっがね” と呼ばれる伊勢海老を、食べない手はないでしょう!
という訳で、今夜は内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開の前夜祭、えっがね祭りだ!

我々が泊まっているお宿は、内之浦でも食事にこだわっていることで有名な「ときわ荘」さん。
今夜は奮発して、えっがねフルコースです!


前菜。細やかに作られたオードブルが5種類も!
いちじくのココナッツミルクがけという珍しい一品も付きます。


魚は、ひらめの刺身。薬味や砕いたナッツが添えられ、これまた非常に手の込んだ作り。


車海老のあんかけ団子。優しい口当たりで、ほっこりするお味。


太刀魚の揚げ物。濃厚な白身が口の中でほろりととろけます。

そしていよいよ、メインディッシュの登場!


えっがねです。すごい迫力!!
お皿に乗ったえっがね様、まだヒゲを動かすほどの活きの良さ!!
えっがねの身と並んだ魚の刺し身も絶品でした。お見事なり、内之浦の海の幸!!


さらに肉料理で黒豚も登場。
力強い味なのにまったくくさみのない、こんなに食べやすい豚肉は初めていただきました。


そしてとどめは、えっがねの味噌汁!
汁の中から飛び出したヒゲが高くそびえ立っています。こんなに標高の高い味噌汁は初めてです(笑)
えっがねの殻から出た出汁の味と、殻から身をほじくり出す作業で皆暫し無言に。

いや~満腹満足!えっがねサイコー!!ごちそうさまでした。


すっかり幸せになってぐっすり眠って、翌朝。


おおっ、これぞ正しい日本の旅館の朝ごはん!


そして何とベーコンエッグまで出てきて、朝から和洋折衷何でもあり状態の食卓に(笑)
普段は少食の僕も、朝からおひつのご飯をおかわりしましたよ!

内之浦に美味いもの在り!本当に食べ物が美味しかった。ごちそうさまでした!

…さあ、腹ごしらえはバッチリです。
いよいよ“例大祭”に行きましょう。内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開に出発!!

2013内之浦宇宙空間観測所 施設特別公開に続く

イプシロンのお弁当を食べてみました

2013-09-19 | 食べる
先日、見事に打上げ成功したイプシロンロケット。
イプシロンが打上げられた内之浦宇宙空間観測所がある鹿児島県の肝付町では、
日本全国から打上げ見学に来る人たちに地元の美味しいものを食べてもらおうと2種類の「イプシロン弁当」が作られ、
打上げ当日は見学場所で販売されて、たちまち売り切れとなる程の大人気商品となりました。

僕も、宇宙仲間の方からこの「イプシロン弁当」を2種類とも差し入れて頂きました。
打上げ当日はずっとイプシロンの打上げに張り付いていたので、見学場所で食べる余裕はなかったのですが、
帰宅後にゆっくり味わってみましたよ。


先ずはこちら、「イプシロンちらし寿司弁当」
新聞紙に包まれていますが、何とイプシロンの打上げ決定を報じる記事が掲載された紙面を使うという凝った事をしています!


これが「イプシロンちらし寿司弁当」の中身。
錦糸卵ののったシンプルなちらし寿司と天ぷら、そして薩摩芋の漬物で表現されたイプシロンロケットが可愛い!


お弁当を調理されたのは、以前に「はやぶさ」地球帰還出迎え合宿でお世話になった民宿「潮騒荘」さんですね。


ちなみに、「イプシロンちらし寿司弁当」を包んでいた新聞紙をほどくと、
ちゃんと本物の地元紙「南日本新聞」が使われていました(笑)


そしてこちらは、「イプシロンの里弁当」
イプシロンの飛ぶ青空をイメージした掛紙が爽やかですね。




「イプシロンの里弁当」の中身。ちゃんと掛紙の裏に写真付きのお品書きが印刷してありました。
夏野菜の天ぷらと魚の塩麹干し焼き等盛り沢山の地元産食材のおかず類、
そしてご飯の上にはとどめの黒豚生姜焼きがドド~ンとのっていて迫力満点!



どちらも、とても美味しい心尽くしのお弁当でした。
今後は肝付町の名物として、内之浦宇宙空間観測所からロケットが飛ぶたびに季節の旬の食材でお弁当を作って下さったら嬉しいですね!
ロケットの打ち上げを見に行くのがますます楽しくなりそうです。

「ごちそうさま~。また食べたいね!」

2013初夏・北欧バルト海紀行 #028:旅先での食事事情

2013-06-22 | 食べる

#027:エストニア・タリン郊外の駅と近郊電車からの続き

ヨーロッパのパンは、とにかく美味い!
日本の主食、炊きたてご飯が美味しいように、ヨーロッパの主食であるパンは本当に美味しいのです。
ふっくら軟らかい日本のパンと違って、生地の密度が高くぎっしりと練りこまれていて噛み締める食感があり、食べ応えがあります。
エストニアのスーパーマーケットにはたいてい自家製パン専用のコーナーがあって、いろいろな種類のパンを選んで買うことが出来たので、毎日違う種類のパンを買って食べ比べをしていましたが…飽きませんね。また食べたい!


旅行中は野菜不足対策で、サラダもよく買って食べます。
左はコールスローのようなタイプで、右は白菜のサラダ。エストニアでは生野菜のサラダといえばキャベツではなく白菜のようです。白菜が生でも美味しいとは知りませんでした。
ちなみに、サラダはどちらも1つ1ユーロ以下。エストニアは物価が安いので助かります。


何となく買ってみた飲み物。多分、レモネードだと思う…うん、そんな感じの味だった(笑)
飲み物に関しては、国民性というか地域性が出ますね。妙に個性的なものが多いです。

一方こちらは、日本ではまずお目にかかれないかもしれない一品。



ロシアのノンアルコールビールです。
エストニアは酒類の価格が安いのでバルト海の対岸のフィンランドから大量に買い付けに来る人も多いようですが、そんなエストニアのスーパーの酒売り場でも特に安くて品揃え豊富なビールはロシア製でした。
しかし、世界一の大酒飲み国家ロシアにもちゃんとノンアルコールビールがあるんですねぇ。
…何となく、かなりアルコール分が残っていそうで不安な感じもしますが(笑)

ロシアのノンアルコールビール、シベリアの大地を思わせる味わいでした(意味深)。

#029:さらばエストニア、また来る日までに続く

2013初夏・北欧バルト海紀行 #022:エストニア・タリンのスーパーマーケットで寿司を買ってみた

2013-06-10 | 食べる

#021:エストニア・タリン街歩き 遅い午後の旧市街からの続き

男の一人旅なので、世界遺産のお洒落な街に泊まっていても夕食はホテルの部屋で侘しく一人ぼっちで済ませます。
まぁ、気楽でいいんですけどね~

今夜の食事は、タリンの新市街のデパ地下にあった大きなスーパーマーケットで買ってきました。
豪勢に寿司ですよ!

これがエストニアの寿司、その名も「SUSHI IN TOKYO」です!
ちなみにエストニアでは寿司は大変人気がありポピュラーな料理のようで、デパ地下スーパーにも大きな寿司コーナーがあってたくさんの種類のパック寿司が並んでいました。
また、同時にかなりの高級料理でもあるようです。この「SUSHI IN TOKYO」も1つ5.60ユーロもしました。
物価が安くてサンドイッチやホットドッグなら1ユーロ程度で買うことが出来るエストニアでは、相当高額な商品ということになります。


エストニアでは寿司や日本食がかなり一般家庭に浸透しているのでしょうね。
デパ地下スーパーの食品売り場では普通に「割り箸」も売られていました。ひょっとしたら「マイ箸」を持ち歩くエストニア人サラリーマンもいるのかも…


それでは早速、エストニアの寿司を頂きましょう!
中身は海老とサーモンの握り、それにカニカマとサーモンの巻き寿司のセットでした。
ガリとわさび、そしてカップに入った醤油も添えられています。

「いただきま~す」

…うん、美味い!
ヨーロッパの寿司らしくシャリが少々硬くてポロポロしていますが、それでもあまり硬い食感が気にならない程度には上手く炊かれています。
ネタの海老とサーモンも、バルト海地方は言わば“本場の漁場”なのでとても美味しい。
ヨーロッパではかなり上出来の寿司なのではないでしょうか。


サイドメニューでサラダも買ったのですが、これはスゴイ…
何と刻んだネギが入っています!ネギサラダなんて食べるのは生まれて初めてだぞ!!
でもこのネギ、「SUSHI IN TOKYO」のサーモン巻きに添えたらネギトロサーモンみたいになって絶品でした(笑)


食後の甘いものも、たくさん買って来ました。…もちろん、これだけの量を全部一人で食べたりはしませんよ。
食べきれない分は日本に持ち帰って、お土産として親しい人たちに配ることにします。
空港の免税品店などでいかにも「お土産用」として売られているお菓子よりも、こういった地元の方々が日常的に食べている駄菓子的なものの方が旅先の空気をよりリアルに伝えられると思うので、僕はいつも街中のスーパーマーケットで売っている安いお菓子をたくさん買って帰るようにしています。


今回、一番エストニアらしいなぁと感じたのがこのお菓子。
カラフルなパッケージと描かれたキャラクターの可愛らしさに惹かれて中身は何なのかを気にせず購入したのですが、キャラメル風味の砂糖菓子でした。
今までに味わったことのない、タリンで初めて知った味だったので、僕の中ではエストニアの想い出は砂糖菓子の味になりました。

さて、寿司でお腹が満たされた上に甘いものも食べたので元気になりました。
寝る前に、少しだけタリン旧市街に夜の散歩に繰り出しましょう。

#023:エストニア・タリン街歩き 真夜中の旧市街を彷徨うに続く

2013初夏・北欧バルト海紀行 #002:KLM870便(福岡→アムステルダム)エコノミークラスの機内食

2013-05-11 | 食べる
#001:九州から欧州へ。KLM870便、福岡空港発アムステルダム行きからの続き

国際線の飛行機に乗ったらやっぱり楽しみなのが機内食
日本とヨーロッパを結ぶ長距離路線である福岡発アムステルダム行きのKLM870便では機内食のサービスが2回ありますが、
先ずは離陸後1時間程経過して、飛行機が日本領空から外に出る頃に出される1回めの食事がこちら。



和食と洋食から選べますが、ビーフ料理の洋食を選んでみました。
福岡の老舗レストラン会社「ロイヤル」で調理されたものと思われる、日本人の口にも合う味付けの洋食メニューです。
でもしっかりチーズとクラッカーが付いているのがヨーロッパのエアラインらしいところかな。

1回めの食事が終わると機内は消灯されて就寝時間になりますが、
乗客が皆寝静まった頃合いを見計らうように突然、夜食のアイスクリームが配られます。



アイスも福岡で積み込んだと思われる、グリコのバニラアイスでした。
でも一緒に配られるミネラルウォーターはヨーロッパの銘柄ですね。
それにしても、何故か機内が寝静まるのを待ってから配られるこのアイス。気が付かずに熟睡していて、貰い損ねる人もいるようです。
僕も「アイスを食べるためになるべく寝ないで、映画でも観ながら待って起きてる」という妙なクセがついてしまいました(笑)

アイスクリームを食べてもまだ物足りない時は、客室の一番後ろにあるギャレーへ行ってみましょう。


機内の乾燥対策の飲料水と一緒に、
小腹の空いた乗客がいつでもつまめるように、数種類のおやつが用意されています。


僕は飛行機の中ではやたらと食いしん坊なので、一通りおやつを貰ってきました。
ヨーロッパではよくスーパーマーケットのお菓子売り場で見かける銘柄のクッキーとビスケットとチョコバーです。
これだけ食べればさすがにお腹いっぱい、安心して眠れそうですね。もぐもぐムシャムシャ…

でも、もう2回めの機内食の時間。



2回めの食事は1種類のみ。トマトソースのパスタでした。

パスタを食べ終えたら、もうアムステルダムはすぐ近く。着陸に向けて降下が始まります。
腹ごしらえも済んで、すっかり満腹満足でヨーロッパに到着です!

#003:KLM870便(福岡→アムステルダム)空の上からの風景に続く

おまけ画像

僕がアムステルダム行きKLMオランダ航空870便に乗った2013年4月27日は、オランダ王国の新国王即位式典の3日前でした。
オランダのナショナルフラッグキャリアであるKLMの機内でも、これを記念して乗客に即位式を祝うカードが配られました。



この即位式記念カード、ポストカードかと思ったら実は「機内免税品販売の10ユーロ分の値引きクーポン券」だったようです。
自国の王室の祝典をネタに商売するなよなー(苦笑)

熊本駅在来線ホームに立ち食いうどん屋さん復活!

2013-05-06 | 食べる
九州新幹線の乗り入れ工事が行われていた頃にひっそり消えてしまった、
JR熊本駅の在来線ホームの立ち食いうどん屋さん。
それが何と!
いつの間にやら復活していました。
白川口の改札を出たところ、以前あった場所にです。

ゴールデンウィークの北欧バルト海旅行から帰ってきて、
熊本駅で新幹線から在来線に乗り換える時に始めて復活していることに気が付きました。
いつ頃から復活していたんでしょうかねぇ?
ともあれ、帰国して最初の食事は大好物の立ち食いうどんで…と思ったのですが、
ヨーロッパからの長時間フライトの疲れと機内食でちょっと重くなっていた胃と身体の状態から、この時は泣く泣く断念。

またそのうち、食べに行ってレポしますよ~ ああ楽しみだ!

シーサイドランチクルーズ!観光列車「おれんじ食堂」

2013-04-13 | 食べる

今年(2013年)3月24日に営業運転を開始したばかりの、
九州の第三セクター鉄道・肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」
日本で始めての、鉄道の車内でのお洒落な食事を楽しむための本格的ランチクルーズ列車として話題の、
この「おれんじ食堂」に僕も今日、乗車して来ました!
九州の西海岸、東シナ海と不知火海に沿って海を走る優雅な午后のランチクルーズの様子を、是非ご覧下さいませ!




「おれんじ食堂」は熊本県の新八代駅から鹿児島県の川内駅までの間で折り返しながら1日3便運行。
今日は、川内から新八代まで走る2便目の「おれんじ食堂2号」に乗車します。
九州新幹線で川内駅に降りたって、乗り換えの肥薩おれんじ鉄道乗り場に行くと
濃紺の車体の「おれんじ食堂」が待っていました。

改札口で、シェフエプロン姿が凛々しい「料理長」氏(?)に事前に手配していた予約バウチャーを見せて、
ウェイターさんに予約席まで案内してもらいます。
気分はまさに、三ツ星高級レストランでの昼食!

それでは、「おれんじ食堂」の“店内”を見てみましょう!



「おれんじ食堂」は2輌編成で、それぞれ車内インテリアが異なります。
フルコースの食事を予約した乗客が案内される1号車の車内はこの通り、まるでホテルのレストランのダイニングルーム!
進行方向に沿って大きな長テーブルが据えられ、椅子が並ぶという、
まるで古き良き時代の欧州の国際寝台列車オリエント急行の食堂車を思わせるインテリアです。


厨房はオープンキッチンスタイル。
「おれんじ食堂」で出される食事は沿線の有名レストランやホテルで予め仕込まれてから列車に積み込まれるので、
ここでは料理の最後の仕上げと盛り付けが行われるようです。
飲み物のボトルが並んでいて、バーカウンターのような使われ方も想定しているようですね。


長テーブルだけではなく、海側の窓に沿ったカウンターテーブルも用意されています。
食事中に海がよく見える区間に差し掛かると、このカウンターに移動することも出来るんですね。
窓際に鎮座する、沿線名物の巨大かんきつ類「晩白柚(ばんぺいゆ)」が可愛らしいです。


運転席の後ろは記念撮影コーナーと、子どもたちのための特等席!
列車の前面展望を楽しめる、小さな子ども用座席が用意されていますよ。


運転席と反対側のデッキには、コーヒーサーバーが置かれたカフェラウンジコーナー。
ちょっと一息コーヒーブレイクできる、こちらは大人のためのスペースです。


のれんをくぐって、隣の2号車へ行ってみましょう。


2号車は食事を取らない乗客も利用できる、リビングルームのようなインテリアとなっています。
海側には小テーブルを挟んで向かい合う席が並び、その反対側はカーテンで仕切られた個室風のソファ席です。


ソファ席は、海の眺望を犠牲にしている分だけ豪華なつくりです。
こちらは車窓の景色よりもプライベートな時間を楽しみたいカップル向けかな。


2号車には厨房が無く、代わりにトイレがあります。
トイレの周りが、なぜか沿線の民芸品を展示したショーケースになっているのが楽しい!


デッキにはこんなものも。
車内はとにかく、遊び心のある仕掛けであふれています。

こんな楽しい列車の仕掛け人は、もちろん!ご存知あの方…
そう、ドーンデザイン研究所を率いる水戸岡鋭治先生です!


車内にはメーカーズプレートと並んで、しっかり“四つリンゴ”のドーンデザインマークも掲げられています。

水戸岡デザインの技が光る車内を見ているうちに、発車時刻になりました。
午後2時過ぎ、「おれんじ食堂2号」は川内駅を出発!昼下がりのシーサイドラインを巡るランチクルーズが始まります。



今日はあいにく子どもたちのお客さんは乗車していないようで、特等席は空席です。
なのでつい、「大きなお友達」も遠慮無く前面展望かぶりつきに夢中になってしまうんですよね~

でも、今日はお洒落な大人のランチクルーズ。そろそろ食事の時間です。自分の席に戻りましょう。
今日は伯母と同行しているので、大部屋ダイニングルームの1号車ではなく、
相席の客を気にせずくつろげる2号車の海側テーブル席をリクエストして予約しておきました。
2号車は本来は食事とセットで予約しない乗客向けなのですが、希望すれば1号車と同等の食事コース込みの
フルパッケージのサービスも受けることが出来るのです(もちろん、追加料金がかかります)。



本日の食事コースのお品書きが配られます。
「おれんじ食堂」は運行便ごとに食事のメニューが異なり、さらに月替りでメニューが変わるという凝りようです。
今日の「おれんじ食堂2号」の食事コースは、
始発駅の川内駅がある薩摩川内市の八重山で育った黒豚を使用した「黒豚膳フルコース」


料理が運ばれてくるのを待つうちに、列車は東シナ海の海沿い区間を走ります。


前菜は特製オードブルバスケット
ボリューム満点で、これだけでランチセットになりそう。




この素晴らしい車窓の眺めを見ながら食べる料理が、美味しくない筈がないですよね!
海と美味を愛でる、ランチクルーズはまさに至福のひと時。

オードブルバスケットを食べ終わった頃、阿久根駅に到着。



阿久根駅には、
かつてこの区間を経由して鹿児島と関西を結んでいたブルートレイン「なは」号の寝台車を使ったライダーハウスがあります。
阿久根駅で余生を送るブルートレインは、新しく登場した青い車体の観光列車を横目に静かに昼寝をしているようでした。


阿久根駅に停車中に、メインディッシュが運ばれてきました。
黒豚三種盛り、ポークシチューとポークコロッケ、そしてミートパイ。付け合せは温野菜。


阿久根駅を発車すると、阿久根のお土産が配られました。ぼんたんの砂糖漬けです。


メインディッシュに続いて、締めはちりめんと桜塩漬けのお茶漬け


デザートはキャラメルアイスクリーム




食後の飲み物は、搾りたてのフレッシュジュースとコーヒー。
フレッシュジュースは車内のオープンキッチンのジューサーで絞っているようで、繊維質たっぷりでほろ苦い爽やかな味でした。

食事が終わる頃には、列車は熊本県内に入り水俣駅を発車しています。


水俣のお土産として、4種類のみかん詰め合わせと瓶詰みかんジュースが配られました。

水俣駅の次は、佐敷駅に停車。



佐敷駅では10分ほど停車。
フルパッケージのサービスを受ける乗客には、駅のプラットホーム上でお土産のカレーパンが配られたようです。
お土産は伯母さんに任せて僕は、列車の撮影タイム。

佐敷から先は、列車は不知火海に沿って走ります。




岩の海岸に荒波が打ち寄せる外海の東シナ海と違って、内海の不知火海は波静かな渚に干潟が広がる穏やかな風景。




長い午後の春の海に、少しづつ傾きかけた陽射しが降り注ぎます。
眠気を誘うような、気怠く微睡む海の旅…


眠気覚ましのおやつは、日奈久温泉のお土産の竹輪。


そして、八代の名産トマトを使ったトマトジュレ。

列車はトマトの名産地・八代を目指しラストスパート。




日本三大急流の球磨川を渡ると、もう八代駅に到着です。
「おれんじ食堂2号」は、九州新幹線との接続駅である一つ先の新八代駅まで足を伸ばします。

午後5時過ぎ、「おれんじ食堂2号」は無事に終着駅の新八代に到着。
美味しく楽しい、そして思いっきりのんびりと鉄道の旅を楽しめたランチクルーズでした!



列車は新八代駅に到着後、すぐに「おれんじ食堂3号」として折り返し発車していきます。
「おれんじ食堂3号」は夕暮れの海と夜景の車窓を、お酒も飲みながら楽しめるとのこと。
この次は、もっとエレガントで大人な雰囲気の、夜のおれんじ食堂も楽しんでみたいですね!

…いかがでしたか?
日本初の本格的ランチクルーズ列車「おれんじ食堂」の旅。
今年は秋に、これまた水戸岡鋭治先生プロデュースで日本初の本格的な超高級クルーズ寝台列車「ななつ星in九州」も
デビューが予定されており、
水戸岡先生が描き続けてきた九州の鉄道ルネッサンスも成熟した新たな時代を迎えようとしている感があります。
これからも日本の、いやアジアの鉄道と生活文化を、想像もしなかった未来へと牽引していこうとしている
水戸岡鋭治+ドーンデザイン研究所の活躍からは目が離せそうにありません。

「我々の生活は、これからどれだけ楽しくなれるんだろう…」

そんなことを考えながら、素晴らしい車窓と美味を味わうランチクルーズを満喫するのもまた一興かもしれません。
皆さんも是非、「おれんじ食堂」で楽しいひとときを!
その時はまた、車内でお目にかかりましょう。

(終)