海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

避難生活

2011年05月29日 | うちの幸
   ピヨ家は半月ほど、帰省を兼ねた避難生活を送りました。

   地震の後の混乱は予想以上のものがあり、
   情報の氾濫で、子どものいる家庭ではちょっとしたパニックが続きました。

   特に信頼できなかったのは、原発のニュース…。

   素人目にも、会見の様子はとても疑わしく思え、
   最終的に自分の判断が子どもを守るのだ、と確信、
   着のみ着のまま、ピヨ吉の実家を目指しました 

   途中、停電のため信号が止まっていたり、
   立ち寄ったコンビニでは満足な食料が得られなかったり、
   と混乱もありましたが、
   高速道路は順調に進み、12時間で実家に到着。

   ホッとしました 

   これで見えない恐怖(余震や放射性物質)から少し解放されます。

   余震の度に震えていたわんこも、やっと落ち着きを取り戻し、
   (後々、長い間神経性の腸炎を患うのですが 
   夜も安心して眠るようになりました。

   それだけでも十分に幸せ、なのですが、

   急に帰省した私たち家族を温かく受け入れてくれて、
   お父さん、お母さんには本当に感謝、感謝です 


   毎日普通に外を散歩できることが、こんなに貴重なことだったとは。

   まったく夢にも思いませんでした。


   テレビでは毎日原発の不気味な姿が映しだされていましたが、
   約半月、私たちは安心して帰省ライフを楽しむことができました。


   着いたばかりの頃はとても寒く、コートも必要でしたが、
   半月の間に季節はゆっくりと進み、
   気が付くと、お城の桜が満開に 

    

   

   

   冬眠中だったクマのベニーちゃんも、
   いつの間にか目を覚ましました 


    
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