みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『亡国のイージス』

2005年07月05日 | 本・マンガ
(福井 晴敏・著)
 前から、少しずつ読んでいたのですが、やっと読了。(しかも中断有り・笑)この夏に映画化されるし、ちょっと興味あるテーマだったので、読みました。文庫で上下巻でしたが、物語の展開の面白さでは上が面白かった。
 主人公ともいっていい先任伍長の仙石、謎の人物如月、艦長宮津、ジョンヒ。とにかく如月の謎めいた行動が、本当の正体が分かるまで、私も騙されていました(笑)とにかく、ドキドキさせられました。テーマは日本人が腫れ物としている防衛問題。しかし、そういう問題をも含んだ日本人の問題点というものを感じさせられます。
 真田広之が仙石を演じるのですが、熱い男です!!良いです!!完璧にエリート自衛官ではなく、バカがつくくらい熱いです。

 しっかし・・・最後のそのオチはどうよ・・・(^^;読んでいて、ちょっと拍子抜けしました・・・・。まあ、その原因が、この小説で言いたかった根本的な問題だとは思うのだけど。映画、、、どう描かれるのか興味あります。以外と・・・「あれ?」ってのが多いから(笑)でも、撮影は静岡県の海岸でも行われたし、真田広之が静岡県民にもメッセージくれたし、前売り買ってしまったし、見に行きますけどね、ハイ・・(笑)
 如月と仙石の「絵」という共通点もちゃんと描いてほしい・・・そこに至るまでの過程も・・・
 

『屋根の上のバイオリン弾き』

2005年07月05日 | 映画(DVD含む)
(1971年・米・原題『Fiddler On The Roof』)

ミュージカルでもおなじみの映画版です。
学生時代にミュージカルや音楽を通して英米(欧米?)文化や宗教などを学ぶ授業を取ってました。
まさに私好みの授業でした。(先生は歌舞伎好きだったし。)
それで、一度この映画も観たのですが、ダイジェストで見させられたので・・・(笑)
ずっと気になっていたのですが(舞台でも未見だし)図書館でビデオ発見!!借りてきたのです。

【あらすじ】
ウクライナ地方アナテフカに住む、テビエは貧しくも、ユダヤの伝統を守り幸せに暮らしている。
しかし、娘達はユダヤの伝統とはかけ離れた結婚を望む・・・。

授業で見たのは、長女ツァイテルが見合い相手を断り、長年の恋人だった仕立て屋モーテルと
結婚し、その結婚式での歌「Sunrise,Sunset」の部分でした。
やっぱりこの曲、とても良いです。お父さんお母さん、新郎新婦それぞれの気持ちに感動します。
この曲はこのミュージカルの代名詞でもある位ですし、一番好きです。
結婚式はユダヤの伝統的な結婚式ということで見たと思いました(授業で)
娘を嫁に出すお父さんの気持ちは万国共通かな?とも思いながら微笑ましく見てました。
冒頭の「Tradittion」という曲もユダヤの伝統や教えが詰め込まれているし、
お父さんの気持ちが詰まっています。(お父さんだけじゃなく、村全体の)
が、三女とロシア人(異教徒)との結婚は許せないお父さんの気持ちは辛かったです。
そして、ユダヤ人が強制退去させられる場面は悲しいです。
全体的に、後半はちょっと暗いし、メロディも悲しげな短調なのですが、
強制退去になっても、希望を持って、新たな地へ向かうテビエの前に現れるバイオリン弾き・・・
バイオリン弾きは、タイトルにもなっているけど、ストーリーそのものには関係ありません。
どんな時でもバイオリンを弾き続けるそのバイオリン弾きは、どんな時でも変わらずに・・・
という彼らの気持ちを代弁しているのかな?とも思いましたが・・・
どうなんでしょう・・・・?!でも、この映画はユダヤ人の生活とかかいま見え、
そして、追われ続けるユダヤ人の歴史の一部も伺える。
悲しいところはあるけれども、愛されるのは普遍的テーマがあるからでは?!

実際に舞台でも見たくなりました。市村さんのパパ見たいなー・・(^^)