みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

おすすめ映画『シャイン』

2005年07月08日 | 映画(DVD含む)
(1995年、オーストラリア・原題『Shine』)

【あらすじ】
実在のピアニスト、デビッド・ヘルフゴッドの半生を綴った作品。
父親の異常なまでの期待を受けて育った天才ピアニスト少年デビッド。
父親の反対を押し切り、英国王立音楽院に留学し、コンクールで、幼少の時からの憧れの大曲、
『ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番』を弾くが、演奏後に倒れ、精神を病んでしまう・・・。

私、ピアノは習っていましたが、私は下手だっただけに、楽譜を見ただけで気絶しそうです。
とにかく、これはストーリーももちろんですが、音楽が素晴らしいのです。
ラフマニノフのピアノ協奏曲はこれがきっかけで好きになり、3番をよく聴いてました。
はまりすぎてサントラも買いました。(当時高校生だった私ですが、この頃からこういう傾向・笑)
ラフマニノフだけでなく、リスト『ラ・カンパネラ』等おなじみのピアノ曲が耳に心地よいです。
映画では断片的でしか演奏されませんが、ヘルフゴッド本人の演奏によるものです。
このラフマニノフピアノ協奏曲第3番がこの映画のポイントです。
小さい頃から父親に「この曲を弾けるようになれ!」と言われ、自分も憧れの曲。
コンクールの曲にも、先生に「無理だ」と言われても、選び、教えを請い、練習し続ける。
そして、弾き終えた後、倒れて精神を病んでしまう・・・・
精神を病んでしまったデビッドを演じるジェフリー・ラッシュも凄いです。
彼はその年のアカデミー主演男優賞を受賞したのですが、その時の授賞式に、ヘルフゴッドが
『くまんばちの飛行』を弾きました。私はその演奏に圧倒され、涙しました。
その後、ドキュメントでも取り上げられていましたが、本当に仕草とかそっくりです。
そして、彼は年上の女性と結婚し、彼女の支えでピアニストとしてカムバックを果たします。
ピアノで精神を病んでしまった彼が、再びピアノで輝いたのです。
この奥さんの心からの愛情は半端じゃないですよ。<実際にドキュメントを見て思いました。
音楽と愛がテーマって感じの映画です。おすすめです!!

その後、ヘルフゴッド、アシュケナージ、などのピアニスト達のラフマニノフ3番を聴きました。
どれも、ピアニストによっって味があって良いです。
そして、ヘルフゴッドの他の曲も聴きました。ライブ版の自主制作のためか少し音質悪いです。
聴いていて「?!」と思うところもございますが(^^;。
良い意味でも悪い意味でも、彼のピアノへの情熱が伝わってきます。
でもその「?!」なところがあったり音質悪いので、MDもだいぶ聴いてないなーー。