みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『アマデウス』

2005年07月29日 | 映画(DVD含む)
 ミュージカル『モーツァルト』の予習(復習?!)も兼ねて見ました。アカデミー賞も受賞し、名画といわれるだけの映画だと思いました。公開当時は私はまだ小さかったので、この映画のことは中学の時に知りました。音楽はさることながら、豪華絢爛な衣装に目を奪われます。そして、モーツァルト自身の波瀾万丈な人生もまたドラマチック。

 ミュージカルが上演された時、映画『アマデウス』ミュージカル版ではありません、という説明書きが東宝HPにあったような気がします。映画はサリエリが登場するけど、舞台は出てこないしね。だけど、重なる部分もあったりしてとても面白かったです!!映画も舞台も共通するのは、破天荒な天才というイメージかな?!私は「天才は紙一重」と思ってもしまいましたが(^^;あの笑い方、そして生活っぷりは品が良いとはお世辞にも言えないけど、だからこそ、物語にし甲斐があるのでしょうけど。
 映画の方は、コロレド大司教様はおじいちゃんでしたけど、、、(^^;大司教の登場シーンは「どこだ、モーツァルト!!」が頭の中を・・・(笑)父レオポルトも威厳がある、ピシッとしたお父様でした。はななさんのblog記事にもありますように、モーツァルトにとってとても大きい存在の父親像です。で、ミュージカルでは市村さんがご自身が演じ『オペラ座の怪人』を思わせる衣装と仮面で登場して、レクイエムの依頼をするのですが、映画もお父さんは仮面舞踏会で黒ずくめ&仮面で登場!!!レクイエムを依頼するのは、映画ではサリエリですが、彼も父親と同じ衣装と仮面で依頼して、彼を悩ませます。ちょっと、舞台版を思い出しました。(ちょっとどころではない・笑)
 病に冒されている中、まるで自分の為にレクイエムを作曲する様は凄まじい。代筆するサリエリは彼を憎む一方、才能を誰よりも認めていた。それが、かえって彼を苦しめる。それもちょっと辛いですね。
 モーツァルトの妻、コンスタンツェは世界の悪妻に名を挙げられていますが、映画は舞台同様、モーツァルトを愛している女性でした。それが故に疲れてしまうというか・・・・。ただ、お母さんは舞台ともキャラが共通していて面白かった(笑)シガネーダーも出てきたし、私は舞台から映画を見たのですけれど、とても面白かったです!!(なんで初演を見た後すぐに見なかったんだろう?!)

ますます舞台の方が楽しみになりました。