みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『テルマエ・ロマエ』

2012年05月09日 | 映画(DVD含む)
 原作コミックは一巻しか読んでいませんが、古代ローマ人が現代日本の風呂にタイムスリップして、ローマで人気のテルマエ(浴場)建築家になるという斬新なお話はとても面白いです。かなり話題になりましたが・・・まさかの映画化しかも実写。「無謀だ!」と思ったのですが、主役である古代ローマ人役には阿部寛、ハドリアヌス帝には市村正親、そのほか北村一輝、宍戸開など日本を代表する濃い顔の役者さんばかり!監督さんは『のだめ~』の劇場版の監督さんとのことで、こういう日本人が外国人を演じるマンガな映画(?)でもいけるかも!ということと、予告でかなり笑えたので、見てきました。というよりも、母親が見たいというので、ちょっと早いけど、母の日のプレゼント(?)ということで一緒に鑑賞。習い事のイベントもひと段落したので、やっと見ることができました。

【あらすじ】テルマエ・ロマエ - goo 映画より引用。
古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、ローマ人の風呂好きに疑問を感じていた。絢爛豪華で巨大な浴場は、人で混み合い、のんびりと湯船に浸かる事も出来ない。あまりの騒々しさに湯に潜り、水中で考え事をしようと思ったルシウスは、突然、渦に巻かれ、気が付くと知らない浴場に出てしまった。そこにいたのは、見た事もない「平たい顔」の民族たち。おかしな浴場だったが、よく見るとそこは驚くような知恵と工夫に溢れていた…。

 マンガも面白かったですが、平たい顔族の風呂場へタイムスリップしたルシウスの反応(敗北感)が面白すぎて・・・。古代ローマの皇帝が造らせた公衆風呂というのは、高校の世界史の時間でも勉強しましたが(カラカラ帝が造らせたカラカラ風呂はネーミングからしてよく覚えています・笑)、こうやって、現代日本の風呂と古代ローマのテルマエがリンクするなんて・・・!改めて日本人の風呂好き文化というものを再確認することができますし、日本の風呂最高!と思いました!!

 現代日本で見てきた風呂を真似して、ローマで再現してしまった風呂(奴隷によるジャグジーなど)なんかは本当にありえないのですが、ローマ時代の歴史も絡めつつ、かなり笑えます!ローマのテルマエなど、こんなに裸体ばかり見た映画は初めてです(笑)阿部寛も体を張っています!ローマ人になっていましたし、日本人がやるなら彼しかいません!そして、平たい顔族のおじいちゃんたちも最高すぎます!マンガでもそうでしたが、突然現れたルシウスに対する反応が最高すぎます!個人的には、最初の銭湯のシーンの「外人さん~、湯あたりするといけねえから~」というのと、「今日は外人のヘルパーさんか~」というのが、原作どおりだから、わかってはいても笑えます

 マンガ原作の実写映画、しかも外国人、しかも古代ローマ人を日本人が演じるという不安も何のその!マンガだからいいんですよ!楽しめました!!!場内は、おじさんも多かったですが、老若男女が楽しめる映画だと思います!

 世界史でちょっと齧ったとはいえ、ローマ時代の知識は、カラカラ浴場以外まったく身についていません(苦笑)塩野七生さんの著書にチャレンジしてみようかしら。原作の続きもチェックしてみます!続きといえば、あの終わり方は!!!でしたが、どうなるのかな?

 先週も、静岡の山奥の温泉に行ってきましたが、とても気持ちよかったな~。そういえば、何年か前に外国の方と一緒にお風呂に入る機会がありましたが、「みんなでお風呂に入る」「露天風呂」ということもありえないそうで・・・・「大丈夫だよ!」とみんなで励まして入った覚えが(笑)しかし、作者さん、よく考えたな~。