みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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『レッド・オクトーバーを追え!』 (DVD)

2012年05月16日 | 映画(DVD含む)
 100円でレンタルしてきました。トム・クランシー原作のジャック・ライアンシリーズは原作は未読ですが、映画はハリソン・フォードがジャック・ライアンを演じた『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』、ベン・アフレックが若き日のライアンを演じた『トータル・フィアーズ』も見ているんです。それなのに、恥ずかしながら、これは未見でありまして。結果としましては・・・

 なんでもっと早く見なかったんだろう?

 というくらいの面白さでした。ていうか、個人的にはジャック・ライアンものの中で一番面白いのでは?と思います。ま、公開時は小学生だったし、ちんぷんかんぷんだったろうなという事情はおいておいて

【あらすじ】レッド・オクトーバーを追え! - goo 映画より引用。
ソビエト、ムルマンスク沿岸。副長ボロディンから出発の時を告げられたソ連最新鋭原子力潜水艦レッド・オクトーバーの艦長ラミウスは、秘かな決意を胸に、艦の前進を命令する。その頃、CIAのアナリスト、ジャック・ライアンは、英国情報局から入手したレッド・オクトーバーの写真を片手に、その謎の解明に奔走していた。レッド・オクトーバーの不審な行動が次々と米国に報告される中、ライアンは、ラミウスが亡命するつもりなのかもしれない、と直感する。国家安全対策顧問ジェフリー・ペルトから、3日以内にラミウスの真意を証明するよう命じられたライアンは、直ちに北大西洋沖の米空母エンタープライズに向かった。

 今はソビエト連邦という国もありませんし、それゆえに東西冷戦という言葉も過去の言葉です。この20年で世界を取り巻く社会情勢や覇権争いも変化しています。それでも、いや、時代が変化したからこそ、この映画は面白いかもしれませんし、何よりも良いものは何年前のものでも良いということでしょうかね。
 潜水艦物ならではの“腹の探り合い”というのが面白いのですが、このレッド・オクトーバーがキャタピラードライブという無音の推進システムを採用しています。この普通の潜水艦よりもさらに「見えない」状況が面白さを増しています。まあ、だからこそ亡命どうのというストーリーが展開されるのですけど。亡命しようとするソ連のラミウス艦長及び仕官側とその部下たちの心理、レッド・オクトーバーの動きを追うアメリカ。どこにいるかまったく分からない男の心理を探るライアン。結末へ向けての二転三転の物語展開は、本当面白すぎるとしか言いようがありませんでした。

 主役のショーン・コネリーは渋くて貫禄ありまくりで素晴らしい!アレック・ボールドウィンも知的なライアンという感じで素敵ですね。『パトリオット・ゲーム』も好きなのですが、この映画のライアンがハリソン・フォードというのは想像できないです。逆にパトリオット~がアレック・ボールドウィンというのも想像できませんが。レッド・オクトーバー副長のサム・ニールも軍服が渋いですし、ダース・ベイダーの声の人であるジェームス・アール・ジョーンズもこの映画から同じ役なんですね。女性は奥さんと娘と飛行機のCAの3人(しかも一瞬の出)くらいしか出ていという、男の映画ですが、こういう映画はやっぱり面白いですね。CGで見せる映画もよいけれど、やっぱり私はこういうのが好きですね。ほかのライアンものもまた見直してみようっと。

 でも、潜水艦物を見るたびに、絶対になれないけど、私には無理~~~と思ってしまいます。あの閉塞感というか、ずっと海の中に潜っているというのが・・だめです(苦笑)だからこそ、潜水艦ものって面白いのでしょうけどね。あ、あとあのソナー員のお兄ちゃんも良い味出してました!