肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

第3回原告交流会 in 札幌

2008年12月15日 | 肝炎救済に関連して
2008年12月14日日 かでる2.7で11時から4時まで
第3回原告交流会に参加してきました。
今回は、C型薬害肝炎原告と弁護団、B型肝炎原告と弁護団、薬害オンブズパーソン・タイアップ札幌、肝炎友の会(道央、中空知コスモス会の方が出席、はまなす会はメッセージ)、肝がん検診団があつまりました。

前半で薬害肝炎の方の思いを交流して、涙を流しながら訴える原告の方々の姿にはとても、言葉では表しきれない、いろんな思いがあることが伝わってきて、私も何かがんばれることはやらなければという思いを強くしました。この中で、肝炎訴訟をする人はお金目当てのように言われたり、同じ患者同士であっても訴訟の起こせない患者さんや、患者会の中にもそういう偏見があること、患者同士がお互いに傷つけ合ったりする現実も体験し、そうではなく、すべての肝炎ウイルス患者が救われるような支援法が、しっかりと出来ることをみんなで頑張ろうと呼びかけていました。

肝炎患者支援法(肝炎対策基本法)制定のための全国キャンペーンをとにかく実践しようと

このなかで、3つのポイントが強調されていました。

1.肝炎感染に関する国の責任を明記
2.肝炎医療体制の構築
3.医療費助成と治療中の生活支援

北海道では、非課税世帯の移行措置が無くなり有料となった問題もあり、独自の展開も必要であろうと、積極的な意見が出され、それに向けて、頑張っていこうという話になっていきました。

全国キャンペーンとして、2009年に制定を目指すこと。