大学時代、人前で弾くことなく、医者になってからも、自分のストレス発散、落ち込んだときの気分転換って言う感じでギターをいじっていました。それが、医者になって3年目の時、患者さんの前で弾いてみないかと患者会の人に誘われ、えー、人前では弾いたことがないのでと断りはしたものの,患者さんがきっと喜ぶからといわれ、昼休みに診療所の患者さんの前で弾いて練習したりして、患者さんが思いの外、楽しそうに、元気になる姿をみて、これはいいことなんだなと弾き続けることになったんです。
それからは、クリスマス会や病院祭り、七夕祭りと機会があればそのときに、なければ、当直などの時間の空いたときなどに患者さんを集めては、一緒に歌ったり、わたしの弾き語りを聞いてもらったりしていました。
そして、2年前くらいでしょうか、肝がんの患者さんとの関わりのなかで、あきらめないでの歌ができて、先日もう一つ曲が生まれました。不思議なものです。
写真は、高校入学の時におじさんに見立ててもらったギターで、質素な飾りつけで、音もよくて、気に入っています。ギターの色が変わる、音がよくなるんですよと言われていたのですが、ほんとに白っぽかった色が飴色になって、音もきれいな音が出るようになったなあと実感しています。これからも大切に使いたいと思います。(不注意であちこち傷有るんだけど気に入っています。)