肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

2012年年始め 肝臓医療講演 in 札幌 交流ははるにれ会の新年会で

2012年01月20日 | 医療講演やイベント

今回、患者さん医療者向けに医療講演を企画しました。是非お時間の都合をつけて参加いただければ幸いです。
B型C型のウイルス性肝炎についての新しい治療の試みが話題となってきました。治らないと思われていたB型C型肝炎がきっと治ると言えるようになるまでもう一歩という感じもしつつあります。
これからの治療を心待ちにしたくなるそんな医療講演になれば幸いです。少量長期での効果のあった患者さんの話、新しいインターフェロンの併用薬やインターフェロン無しでも治るかもなんて話も出来たらと思います。最後はギターと共に歌で気分転換しましょうー。2012.1.7作成

肝臓医療講演 in 札幌
きっとかなう夢のために 肝がんの不安がなくなる世の中を目指して

日時 2012年1月21日土 午前10時から
場所 アステイ45 12階 中研修室1206
住所 北海道札幌市中央区北5条西5丁目 TEL.011-272-3838

プログラム
開場 午前9時30分
開始 午前10時

演題名 肝炎治療はこう変わる!!
     ウイルス性肝炎治療のこれまでとこれから
      患者さんと探し続けるB型、C型肝炎の治療法

講師  肝がん検診団 
    札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明 医師

講演会終了後、一般的な質問にお答えし、時間の許す限り個別療養相談も計画しています。
参加料は無料です。

共催 肝がん検診団 肝炎友の会はるにれ会
後援 インターネットで結ぶ肝炎患者と支援者の会 北海道肝炎患者対策協議会

このあと、すぐ近くのホテル、ホテルポールスター札幌(ポーラスターって書いていました失礼いたしました)で 肝炎友の会はるにれ会の新年会もあります
ので、お時間のある方は是非交流しましょう。返信いただければ受付いたします。

朝日新聞でも肝がん検診団の活動 紹介してもらえました

2012年01月20日 | 肝がん検診

以下、朝日新聞のホームページより転載です。

「肝がん検診団」 今年も各地を巡回

2012年01月19日

■肝がん兆候 見逃さない
■肝炎未発症でも「要注意」
■21日に札幌で講演会、最新治療を紹介

 「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓の病気の中でも、B型、C型のウイルス性肝炎は本人が気づかぬまま肝がんに進行する恐れがある。肝臓専門医の定期的な検診は不可欠だが、地方では専門医は限られる。札幌市内の医師らでつくる「肝がん検診団」は5年前から、道内各地で肝がん検診をしている。21日には、最新の治療法などを紹介する講演会を札幌市内で開く。

■「検診団」 今年も各地を巡回

 肝がん検診団は、札幌緑愛病院肝臓センター所長の川西輝明医師(45)や道内の検査技師、看護師らでつくる。2007年から札幌や函館、帯広、遠軽、えりもなど計12カ所で検診を実施してきた。毎年約380人が受診している。今年も、2月19日に札幌から始め、各地を回ることにしている。

 主な対象は、B型、C型のウイルスに感染しているが慢性肝炎を発症していない持続感染者たちだ。発症すれば、肝がんや肝硬変に進行する恐れがある。慢性肝炎を発症する割合は、B型が1~2割、C型が8~9割と言われる。

 持続感染者は症状がないため、油断しがちだ。検診団の検診でも、本人の自覚症状がないまま肝がんが見つかる人がいるという。肝臓専門医になって15年以上になる川西医師は「専門医による検診で、発症の兆しを見逃さないことが大切」と呼びかけている。

 検診内容は問診、採血、腹部超音波検査など。2月19日の検診は札幌市中央区南4西10の道難病センターである。検査費は6千円で先着100人。2月1日までに予約が必要で、検診団事務局の留守番電話(011・350・1008)に名前と連絡先を吹き込む。

 1月21日午前10時からは、同市中央区北4西5のアスティ45で無料の医療講演会を開き、治療をめぐる最近の情勢を報告する。

 昨年は、B型慢性肝炎の新治療薬ペグインターフェロンやC型のウイルス増殖を抑えるテラプレビルが保険適用され、治療の選択肢が増えた。川西医師は「これからの治療を心待ちにしたくなる講演にしたい」と話している。

 札幌以外の検診会場や日時は決まり次第、検診団のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/kangankenshindan/)に掲載していく。