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肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

最先端研究開発支援セミナー in 北大 2012.1.24

2012年01月24日 | 学会研究会報告新聞記事など

 

北大の放射線科主催のセミナーに行ってきました。

陽子線施設が作られるに当たって、その勉強も兼ねてって事なんだけど。やっぱり、陽子線や重粒子線は肝がんの治療にはもってこいなんだなあ。一回で消せちゃう。いまは300万必要だけど、保険適応になったら、本当にやりやすい治療なのにな。
いまのしっかり治せない状態のがんに対しても治せることあって、治せない治療では抗がん剤とかいろいろあとから薬が必要になって300万じゃすまない。そんな場合には医療費の削減にもなるすごくいい治療なのに、一部の医師が反対しているらしい。抗がん剤で儲かる仕組みってのもいろいろあるみたい。。。そんなことを考えていくと、なんだかなあって思っちゃうけど。

とってもいい治療で患者さんが喜ぶ治療なら、どんどんみんなで求めていけばかなうはずってレベルには来てるみたいだから是非早く使えるようになって欲しいです。

普通の放射線治療よりも副作用が少なく、周りの組織に悪影響を及ぼさないような治療を出来るってところが利点です。

写真は北大で作られる陽子線治療施設の外観とその中味です。2年以内には治療が開始できるみたい。
白土教授にこれから楽しみですって話してきたら、肝がんの方はよろしくお願いいたします。って、みんなでいい治療を作って行きましょうって言ってくれたのを聞いて、うるうるしている私でした。

分子追跡放射線治療装置の開発これができれば、本当に最高の放射線治療が肝がんに出来ると思います。
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