JDDW2012 メモです。相変わらずのメモですが、誤字脱字内容の間違いあり得ますー。
先生方の名前も敬称略しています。お許しください。
今回の学会で、一番頑張らないとならないと感じたのは、肝がんへの量子線治療の保険適応です。
患者会の方で要望が強くないというニュアンスも言われていましたが、患者会は保険適応になっていないこと施設数が少ないことから、いい治療ではあるけど宣伝していけないというジレンマがあることを医者の方には伝わっていないこと。臨床医の方もいい治療ではあるが高額なので選択枝として話せないことがかなりあると言うこと、うまく抗がん剤などの経済効果にだまされている気がしています。兵庫の先生の話はメリットデメリットがはっきりしていてわかりやすかったです。
費用対効果をうまく算出できて、患者さん方からの声も強く出てくれたら、変わる可能性が有るのかもしれないです。
インターフェロンの少量長期や高齢者への治療法の研究は進んできていることは実感できた学会でした。
肝臓教室の意義
大阪 ひまわりを発行してる病院の発表
患者さんの理解、肝がんとIFNではモチベーションの上がり方は違う。
スタッフのモチベーションの上昇
アンケートでの確認
医療効率化の中で、教室への理解が得られにくい
アルコール依存になる前の節酒指導がもっと必要になっていくだろうと
久里浜のハッピープログラムだったかな、参考になる
ポスター
高齢者の70才以上の方への治療の分析がでてきて、高齢者へのIFN治療が選択枝として行われるようになってきているなと思いました。投与方法の工夫もいろいろあるなと。
もっともっと少なく長期にできるやりかたが、IFNフリーの治療がでるまでは、望ましいかなと思いつつ見ていました。
血小板減少肝臓由来のは、HPを除菌しても効果はないとの発表あり。
ランチョン
さじ加減で治験データを上回ることは可能と虎の門熊田先生
高齢者でもやっていましたねえ。70才以上もあり
○進行肝がんのセッションが一番私はおもしろかったです。
公立八女総合病院 永松洋明 久留米との共同かな
Canserfree 60例 30%と集学的行ってのデータ
HIACを使って システムが独自に開発と 腕から行ってる。
手術へ持って行くタイミング
切除が出来ると思ったら早めに
ガンがない状態になるとリザーバーが抜去できて肝予備能も維持しやすい
外科切除に持って行けた人は ステージ4の44例のうちの9例だったかな。
杏雲堂 小尾
8回の治療を行っている 欧米と違う、予後も倍と
腹水がない遠隔転移がないが動注の規定因子
門脈腫瘍栓や血小板が少ない人が効きやすい 腫瘍栓があると10%くらいいい
遠隔転移があると悪いのでこれはソラフェニブでいいだろうと
動注ではVp3が一番いいよう、Vp4は悪くなる
ソラフェニブのいいところは
腫瘍の伸展をとめること 門脈腫瘍栓の人には効果が悪い
遠隔転移があるなしでは差がない
L3が高いときびしい
長期予後を出すのは予備能や後療法に関しては切除はどのくらい加わったか
PRについては肝予備能が許せば切除としてる ChildAなら30%くらいがopeへ回せてる
進行肝がん 北大 中馬
2003から2011年10月 ソラフェニブ 83例 radi併用半分くらい HAICは93例
2週間以上投与できた症例
腫瘍栓があると動注が効果的
ソラフェニブがいいのは
腫瘍栓がないChildAはいい
金沢 山下
IFNやシスプラあるなしでも生存率には差がない
無増悪生存期間なども
約3割の奏効率
質問 後療法のタイミングは コントロールついて予備能がよければする
ソラフェニブ後の動注が効果ありと思って検討したがあまり変わらずだった、今後は使いながらやっていく方向になってる
広島 相方
256例 ChildAB 奏効率27%
HAICが効かなくなってソラフェニブの症例はどうか
27例あった
切り替えられたら予後は良好か 切り替えれないというのにはソラフェニブがなかった時期の症例が含まれていると 切り替えれたのに切り替えてないように聞こえるから聞いてしまった。
S1based ソラフェニブのぞいて 68例 15%の奏効
肝内の病変の進行度がT3になると効きにくいと
治療前にわかる方法ないか まずはやってみて判断というのが多い。
いろんながん細胞が混じってるのでそうも行かない。
腫瘍マーカーをいれるのが切り替えポイントにならないかといれたと横浜の先生からスクープ試験をしてるから
筑波 福田 陽子線治療 PBTって略すのね 256万円かかってる 2ヶ月で判定できる
5年51% 全部に当てられる場合では有意差はでない すごいなあ
5cm以上でも有意差でない
Vp3、4と以下でも有意差がない
Vp3、4の5年生存もいい局所制御率がいい
非根治照射を下症例では 予備能や肝外などでコントロールできてないが患者さんの希望があったとき
生存率の中央値は約1年 いいよなあ。
当てても腫瘍栓が延びてくる場合がある
普通の放射線と重粒子線や陽子線との違い
肝機能が悪い場合が多いので、正常肝のダメージが手前が少ない
兵庫県立粒子線医療センター 寺嶋千貴 村上昌雄
粒子線 炭素も同じと考えている
デメリット消化管が近い場合はあてれない 局所再発には他の治療を進める
メリット 低侵襲 大きいものなども
あてかたは、腫瘍の5mmマージン 腫瘍栓は2mmマージンで計画
IMがあるかないかが予後規定
門脈腫瘍栓が開通や側副の発達する症例は肝予備能が改善
多発IMの症例での対策
腫瘍栓による門脈閉塞が改善するのを待って行う
保険が早く通るためには 患者さん方の声がもっと上がってくるといいのではと患者会の方があまり本気でないような気がすると えーそんなことは無いと思うけど講演会とかで取り上げる回数が少ないからかなあ。これはやらないとならないですね。
癒着ができる2ヶ月くらいまでに手術ができるといいが、半年くらいかかるので放射線の癒着がつよくなってしまう。
いかに脈管侵襲合併肝細胞癌がsystemic diseaseであるといえども、上手な外科医の安全な肝切除が最も信頼できる治療であるという前提で討議した。
外科の先生から
東大外科 井上 肝予備能の判断と肝切除基準 肉眼的に取り切る
熊本大学 別府 機能的な切除範囲 肝切離を優先してと言うのあり
徳島 居村 門脈から抜くように切除できること多い
京都府立 落合
外科の方はかなりコンセンサスが得られている
こんな症例はやだとか困ると言うのは
東大 脈管近くを焼いて焼けちゃってるのは困る
熊本 放射線後は線維化が強いので大きめに切ることが多くなるのでradiのまえに相談して欲しいと
一本化されていて手術がしにくいこともある相談して欲しいと
徳島 TACE後の血管の変化で出血のコントロールがしにくい場合がある、悪性度が変わってくること
京都府立 サルベージサージェリー 局所再発二回三回と再発したあと初発で回して欲しいと
中田から 昔はここまで切っちゃうのってのがあったが、無理はしないでいいってかんじがあるか
腫瘍栓があって切除できそうなのはまずは外科に相談してみて下さい。
右に腫瘍栓がある場合は縛ってから待ってするというてもある
永松 血行改変しないように動注してる 切除できそうならつなぐソラフェニブは3から半年で他ができない場合
小尾 外科とするなら落ち着いていれば切ってもらうのが一番、局所の問題となれば切除
やめるタイミング、Childの8,9点あたりでやめていく
中馬 まず外科に判断してもらってできない場合、やって、さらに外科ができるか見ていく
広島は 外科の目は通る
筑波 陽子線を当てると手術ができにくくなるのでそれは患者さんに説明してからやっている外科の目も通してる
ダウンステージしての移植はいいんだけど初めから根治目指しているので、IMがある場合は別だが、
寺嶋 手術できないからと依頼が来るのがほとんどなので、切れそうな人は戻して検討してもらっている
アメリカでは手術と陽子線のRCTがはじまっている 初回治療で可能なら手術がいいと思う
有井 特別発言
肝がんの切除例のVp3以上は3.7%くらい 総合力で向上している
生存曲線で1例で5%も下がるのは信頼度低いのであまり述べない方がいいと思うと
1。主役はいない ガイドラインは7割くらいの人に使えるが、一人一人違う
2.他診療科とのコラボが大事 キャンサーボードが大事でパワーボードにならないこと
3.あきらめないことが大事 きめ細かくやること いきなりソラフェニブじゃなくて何とか外科を取り込めないか
4.Systemic diseaseとしての視点
5.発表に際して結論は控えめに 少ない症例短い観察期間ではとくに
6.多施設との共同研究
7.先端的研究手法 Genomo-wide association analysis(GWAS)
8.若手医師の研究マインドの醸成、サポート
端っこの会場で参加者が少なくてモチベーション落ちるってのもあるかなと
いろんな地域の先生の顔も見れて楽しかったです。