第6回肝臓教室 慢性肝炎・肝硬変の診療ガイド2013から
今回は、B型肝炎、C型肝炎の治療の項目でした。
医師の判断する内容が多い部分で、かなり飛ばしちゃったけど。興味のある方は本の方読んでみてください。
B型慢性肝炎の部分で13ページから
1治療の基本方針
ウイルスに対して使う治療として、インターフェロン、核酸アナログ製剤があります。
核酸アナログ製剤は飲み薬で副作用も少ないので、耐性ウイルスの対応以外は便利な薬です。道の副作用の可能性と書かれていますが、AIDSなどの薬でももっと長期に使用されているので、かなり安全性は確認されています。
インターフェロンは、抗ウイルス作用の他に免疫を高める作用があり、これが、治癒の方向へ向かわせる力を発揮しているという点ではなおる可能性を高めます。副作用が多いのが欠点と書かれています。
35才未満では、インターフェロン、35才以上は核酸アナログを使うことが多いです。
シークエンシャル療法というのが核酸アナログとインターフェロンを併用して核酸アナログをやめるための治療として言われていますが、本来であれば、療法を使いつづけられることが治癒のスピードを上げる可能性が有ると私たちは考えています。
15ページ
2.B型肝炎の各種治療法
ここでは、インターフェロン、核酸アナログ製剤の効果や投与対象となる患者さん、副作用などの特徴が書かれています。どういう患者さんにどういう使い方が効果的かが書かれています。アデホビルが2014年以降に使えるようになる予定なので、耐性ウイルスの問題や妊娠可能な時期の投与の可能性などが進歩していくと思われます。
さらに他の薬の開発もされているので、もっともっといい治療が可能になることと思われます。
20ページ
C型慢性肝炎の治療で30ページから
3.インターフェロンの種類と副作用
表1に書かれているようにたくさんの種類のインターフェロンがあります。副作用に注意しながら、治療が必要です。
4.抗ウイルス治療法選択の一般的な考え方
2013年12月にシメプレビル(ソブリアード)がでたので、1型の高ウイルス量の方についてはこれが第一選択となっています。再燃例にも非常に効果的なので、これ1本になる感じ。1型以外の方については従来のペグリバが中心の治療となっています。
インターフェロンの単独療法や肝硬変に対しての治療についても書かれています。
テラプレビルの使用に際しては、併用する薬などの注意も必要であす。
5.抗ウイルス治療効果の判定
欧米では、治療後3ヶ月での陰性かで判定をしますが日本では6ヶ月で判定をします。この辺はちょっと違います。
また、治療中のウイルスの変化のスピードで分類したり、いろんな分類があります。中止するための基準なんかもありますが、治療効果をみながら、副作用なくできるだけ多く長期にできる方が効果は引き出せると思います。
6,テラプレビルとペグリバの併用、7.ペグリバ治療について書かれていますが、IL28bなども含めて、これからの治療は、それを考えなくてもいいくらいに効果的になることが予想されていますので、過去の治療効果がある方はそれを参考に組み立てていくのが一番いいと思われます。
8.これからの抗ウイルス治療
飲み薬だけで,インターフェロンを使わずになおる治療が控えています。2014年後半にも登場するでしょう。
DAA製剤というグループで、直接ウイルスに作用する薬という意味での略語です。
9.肝庇護療法
ウルソや強ミノC、瀉血療法について書かれています。
10.インターフェロンの少量長期投与
まだ助成制度の適応になっていないですが、標準的な治療が難しい場合には、できる限り(心と体の負担を考えて無理をしないこと)可能な範囲で行うことが、いい結果につながっていると思われます。少量でもウイルスが減るパターンの人は今後の治療でまず確実にウイルスが消えてくれると思います。抗炎症、がんの抑制につながっていることを実感できるようになってきています。
11.一般的な注意
栄養の補給はあまり意識しなくてもいい。ただ、インターフェロン中や抗がん剤の使用中などは積極的に取る方がいいかもしれません。アルコールはこの手の本では原則禁止と書かれています。39ページまで
次回は42ページの肝硬変からになります。
今回は、B型肝炎、C型肝炎の治療の項目でした。
医師の判断する内容が多い部分で、かなり飛ばしちゃったけど。興味のある方は本の方読んでみてください。
B型慢性肝炎の部分で13ページから
1治療の基本方針
ウイルスに対して使う治療として、インターフェロン、核酸アナログ製剤があります。
核酸アナログ製剤は飲み薬で副作用も少ないので、耐性ウイルスの対応以外は便利な薬です。道の副作用の可能性と書かれていますが、AIDSなどの薬でももっと長期に使用されているので、かなり安全性は確認されています。
インターフェロンは、抗ウイルス作用の他に免疫を高める作用があり、これが、治癒の方向へ向かわせる力を発揮しているという点ではなおる可能性を高めます。副作用が多いのが欠点と書かれています。
35才未満では、インターフェロン、35才以上は核酸アナログを使うことが多いです。
シークエンシャル療法というのが核酸アナログとインターフェロンを併用して核酸アナログをやめるための治療として言われていますが、本来であれば、療法を使いつづけられることが治癒のスピードを上げる可能性が有ると私たちは考えています。
15ページ
2.B型肝炎の各種治療法
ここでは、インターフェロン、核酸アナログ製剤の効果や投与対象となる患者さん、副作用などの特徴が書かれています。どういう患者さんにどういう使い方が効果的かが書かれています。アデホビルが2014年以降に使えるようになる予定なので、耐性ウイルスの問題や妊娠可能な時期の投与の可能性などが進歩していくと思われます。
さらに他の薬の開発もされているので、もっともっといい治療が可能になることと思われます。
20ページ
C型慢性肝炎の治療で30ページから
3.インターフェロンの種類と副作用
表1に書かれているようにたくさんの種類のインターフェロンがあります。副作用に注意しながら、治療が必要です。
4.抗ウイルス治療法選択の一般的な考え方
2013年12月にシメプレビル(ソブリアード)がでたので、1型の高ウイルス量の方についてはこれが第一選択となっています。再燃例にも非常に効果的なので、これ1本になる感じ。1型以外の方については従来のペグリバが中心の治療となっています。
インターフェロンの単独療法や肝硬変に対しての治療についても書かれています。
テラプレビルの使用に際しては、併用する薬などの注意も必要であす。
5.抗ウイルス治療効果の判定
欧米では、治療後3ヶ月での陰性かで判定をしますが日本では6ヶ月で判定をします。この辺はちょっと違います。
また、治療中のウイルスの変化のスピードで分類したり、いろんな分類があります。中止するための基準なんかもありますが、治療効果をみながら、副作用なくできるだけ多く長期にできる方が効果は引き出せると思います。
6,テラプレビルとペグリバの併用、7.ペグリバ治療について書かれていますが、IL28bなども含めて、これからの治療は、それを考えなくてもいいくらいに効果的になることが予想されていますので、過去の治療効果がある方はそれを参考に組み立てていくのが一番いいと思われます。
8.これからの抗ウイルス治療
飲み薬だけで,インターフェロンを使わずになおる治療が控えています。2014年後半にも登場するでしょう。
DAA製剤というグループで、直接ウイルスに作用する薬という意味での略語です。
9.肝庇護療法
ウルソや強ミノC、瀉血療法について書かれています。
10.インターフェロンの少量長期投与
まだ助成制度の適応になっていないですが、標準的な治療が難しい場合には、できる限り(心と体の負担を考えて無理をしないこと)可能な範囲で行うことが、いい結果につながっていると思われます。少量でもウイルスが減るパターンの人は今後の治療でまず確実にウイルスが消えてくれると思います。抗炎症、がんの抑制につながっていることを実感できるようになってきています。
11.一般的な注意
栄養の補給はあまり意識しなくてもいい。ただ、インターフェロン中や抗がん剤の使用中などは積極的に取る方がいいかもしれません。アルコールはこの手の本では原則禁止と書かれています。39ページまで
次回は42ページの肝硬変からになります。