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判決 国に〝ウソつき〟とされて 由仁町のC型肝炎訴訟ノンフィクション再放送決定5月27日日深夜1時25分

2018年05月23日 | 肝炎救済に関連して

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由仁町のC型肝炎訴訟の放送があります。是非見てください。2018.5.15作成5.22追記再放送決定
【再放送】2018年5月27日(日)深夜1時25分~
【HTBノンフィクション】2018年5月17日(木)午前9時55分放送 判決 国に“ウソつき”とされて
治療風景に私もでていました。

HTBノンフィクション
2018年5月17日(木)午前9時55分放送
判決  国に〝ウソつき〟とされて

【内容】
由仁町で多発した「C型肝炎」。なぜ、自分たちのまわりでこれほど感染者が多いのか。思い至ったのは、地元の診療所だった。36年前、閉院した診療所。住民から尊敬されていた医師。住民の多くは、風邪や疲れたときに注射を打ってもらっていた。体がふわっと熱くなり、「ホット注射」と呼ばれていた。その注射器が使い回され、感染が広がったのではないか。注射器の扱いを国は指導していなかったとして、国の監督責任を問う裁判が始まった。

C型肝炎の多発地帯は、由仁町だけではなかった。茨城県・旧猿島町(現在は坂東市)。1960年代、肝炎が流行した。「猿島の奇病」と呼ばれた。ここでも医師による注射器の使い回しが疑われた。住民は声を上げようとしたが、封じられた。元町長は、公にできなかった事情を打ち明けた。そこには日本の過疎地域が抱える問題が隠れていた。

由仁町の住民ら原告団は117人。肝臓がんを発症する人。肝硬変で亡くなる人。裁判で費やされた6年は、病と闘う時間でもあった。2018年3月、判決の日を迎えた。札幌地裁は、由仁町で「感染の割合が高い」と認めたものの、注射器の連続使用を裏付ける事実はないと結論付けた。住民の訴えは全面的に否定された。

【制作スタッフ】
ナレーション 森さやか(HTBアナウンサー)
取材 広瀬久美子 寺館ひかる
撮影 高屋裕司 三戸史雄
音声 吉岡雅子 山越友貴
編集 角田朋美
ディレクター 広瀬久美子
プロデューサー 山田佳晴