厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした…の衝撃。ってことで森田先生の記事を紹介したのですが、その後、統計的に考えると有効性がないと言い切れるものではないことがわかります。
実際の新型コロナウイルスの対応をしてる人達に確認したところやはり、効果は実感されているとのこと。どうしてそのようになるか、以下の文章を読んでみるとわかるかと思います。ややこしいけど。
2022年8月21日 Kawanishi追記 新型コロナウイルスワクチンについては効果があることが現場では実感もされています。
実際の効果とこのグラフから受ける印象に差がありすぎるのでちょっと現場の対応をしてる方から説明受けたら分かりやすいかったのでのせて見たいと思います。
以前以下に引用した記事を読んで単純にワクチンの有効性がないんじゃない?と受けとる方が多いかと思います。
でも、接種する人の比率が多い中で、その人達が交じって生活していると以下のようなことが起きているので単純に比較すると効果を見誤ることがわかります。
実際の新型コロナウイルス対応をしてるデータでは、重症化や死亡者が減っていること、重症化する人にワクチンの未接種者がほとんどとなっている現状があるそうです。コロナ対応をしてる人達から聞くと確かにそうなっているので、新型コロナウイルスワクチンについては効果があることを忘れないようにしていきたいと思います。アレルギーや不安などいろんな状況で接種をしない方がいるのも大切な選択ではありますが、くれぐれもワクチンに効果がないという意味ではないこと。ワクチン接種後の影響がまだ分からない部分があることなどはありますが、現時点でそのおかげでいろんなメリットも発生していることを忘れないでほしいと思いました。
900人の紅組と100人の白組が体育館で走り回っています。
外から目隠しして青ペンキ塗り立てのボールを投げ込むと、
当たり前のように紅組さんに青い色が付く確率が高くなります。
特殊なペンキなのでボールは、必ず人に当たり、且つ、当たった人にしか色がつきません。
20個の青玉を投げ込むと赤組さんが18人、白組さんは2人の割合になると思いますよね。単純計算で10倍ほど赤組さんに色が付いた人が多いはずです。
ところが、結果がおかしいのです。なんと、赤組さんが9人、白組さんが2人でした。確かに人数の多い赤組さんにペンキが付いた人が多いには多いのですが、どうしたらこんな差になるでしょうか。
何と赤組さんの90人は、50%ほど青ペンキが付きにくくなるビブス(ゼッケンなどをつける服)を着用していたのでした。
青ペンキが付く確率は、赤組さん 900人中 9人で 1% 、白組さん 100人中2人で 2% でした。実人数では、赤組9が白組2の4倍以上、
しかも%では、たった1%しか白組が多くありません。
もし、赤組500人、白組500人なら、青ペンキは、赤組5人、白組10人でビブスの50%効果が直感的に理解しやすくなると思いませんか。
これに青ペンキが付いた人から周囲6人に紫ペンキがくっつくようにすると、青ペンキ1人から 赤組:白組 が 9 : 1 の割合で紫色を浴びる計算になります。青ペンキ11人から紫ペンキを浴びるのは 66人。赤組が 60人、白組が6人くらいになるでしょうか。
赤組でペンキの付くのは青9紫60で約 70人、白組は青2紫6で約 8人あっという間に赤組のペンキ付きの人数は白組の10倍でその割合は、赤組 8% 弱、白組は 8%で差が無くなってしまいました。
まして、赤組と白組の人数比を考慮しないと赤組の青ペンキ人数は白組の9倍になってしまいます。
(ちなみに、青ペンキを防ぐビブスがないと赤組と白組を合わせて20人が青ペンキになり 120人が紫ペンキになってしまいます。
青と紫で140人です。紫からさらに緑ペンキが広がるとすると青、紫、緑の総計はビブスの有無でもっと大きな差を生んでしまいます。)
「青ペンキ1人から 赤組:白組 が 9 : 1 の割合で紫色を浴びる計算」は、90%を占める赤組さんが周囲にいることで、白組さんがペンキに接触する機会が極端に低くなることを意味しています。
このため大多数がワクチン接種を受けていると非ワクチン接種者を守る効果が高くなります。つまり、発熱など不利益がある選択をしたワクチン接種者は、自身と集団を守る行為をしたことになり、特別の事情無くワクチン接種を拒む非ワクチン接種者は、悪く言うと接種者の行為に「タダ乗り、フリーライド」することになります。
上記のパラメーターを少し操作すると接種者と非接種者の人口当たりの感染者数を逆転させることは容易にできてしまいますし、実際に起こっています。
それを根拠にワクチン接種に意味がないとする人が出てきちゃうのですが。構成する集団の内容で解釈が変わってしまうことを忘れないで行きましょう。