肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

第24回 北海道門脈圧亢進症研究会 プログラム決定

2013年03月11日 | 学会研究会報告新聞記事など
第24回 北海道門脈圧亢進症研究会のプログラムが決定いたしました。今回もたくさんの演題があり、とても勉強になります。是非ご来場下さい。
日時 平成25 年3 月23 日(土)午後1 時30 分より
場所 北海道大学学術交流会館 1 階 小講堂
札幌市北区北8 条西5 丁目 TEL:011-716-2111
代表世話人:矢崎 康幸(小林病院 消化器病センター)
当番世話人:長谷川 貴(JA 北海道厚生連 札幌厚生病院 放射線科)

プログラム
総合司会:札幌厚生病院 放射線科 長谷川 貴
開会の辞
当番世話人 札幌厚生病院 放射線科 長谷川 貴
一般演題 〈13:35~16:25〉
Session 1:異所性静脈瘤 〈13:35~14:15〉
司会:北海道大学病院 放射線診断科 作原 裕介
1. 治療に難渋した大腸吻合部静脈瘤の一例
遠軽厚生病院 内科 井上 充貴 他
2. 膵頭十二指腸切除術後膵空腸吻合部静脈瘤破裂に対しBRTO にて止血できた一例
北海道大学病院 放射線診断科 阿保 大介 他
3. 小腸静脈瘤破裂出血に対してPTO を施行した1 例
札幌厚生病院 第三消化器科 木村 睦海 他
4. 異所性静脈瘤に対するIVR 治療
札幌厚生病院 放射線科 森田 亮 他

Session 2:胃静脈瘤 〈14:15~15:05〉
司会:札幌厚生病院 第三消化器内科 佐藤 隆啓
5. 3 次元光造形血管モデルによる胃静脈瘤の流入路・流出路評価の試み
北海道大学病院 放射線診断科 作原 祐介 他
6. マイクロバルーンカテーテルが有用であった左下横隔静脈水平枝
経由 B-RTO を施行した胃静脈瘤の1 例
帯広厚生病院 放射線科 平松 一秀 他
7. 胃静脈瘤に対するBRTO の検討
手稲渓仁会病院 放射線診断科 児玉 芳尚 他
8. EVL 胃反転結紮による胃静脈瘤の治療
小林病院 消化器病センター 矢崎 康幸 他
9. 門脈腫瘍栓の進展に伴い急速に出現した胃・食道静脈瘤に対しEVL 胃 反転結紮で治療した肝癌合併NASH-肝 硬変の一例
小林病院 消化器病センター 矢崎 康幸 他

Session 3:門脈血栓・閉塞 〈15:05~15:45〉
司会:札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明
10. 門脈血栓症に対するダナパロイドナトリウム投与の効果と安全性に対する多施設アンケート(第一報)
北海道門脈圧亢進症研究会 川西 輝明 他
11. 門脈閉塞による門脈圧亢進症に続発した小腸出血に対し人工血管を用いた上腸間膜静脈―下大静脈バイパス(H シャント)を行った1例
北海道大学 消化器外科学II 倉島 庸 他
12. 門脈内ステント留置を施行した胆道癌術後良性肝外門脈狭窄の2 例帯広厚生病院 放射線科 平松 一秀 他
13. 当院における食道・胃静脈瘤治療の現状 ―EIS・EVL・BRTO 準備・介助の実際
札幌緑愛病院 看護部 相馬 和幸

Session 4:肝性脳症・難治性腹水 〈15:45~16:25〉
司会:北海道消化器科病院 内科 町田 卓郎
14. デンバーシャントチューブの右心房への流出
小林病院 消化器病センター 矢崎 康幸 他
15. 肝硬変症(C 型)による肝性脳症の改善を期待してPSE 先行B-RTOを施行した2 例
札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明 他
16. シャント型肝性脳症に対し、短絡路温存門脈大循環分流術を施行した1 例
北海道消化器科病院 内科 町田 卓郎 他
17. 2 年間にわたり異時的なシャント塞栓術を行った、複雑な門脈大循環シャントを伴った肝硬変症の一例
札幌共立五輪橋病院 消化器病センター内科 大井 雅夫 他

休 憩 〈16:25~16:35〉

特別講演 〈16:35~17:35〉
『門脈圧亢進症に対するIVR(NBCA を使用したPSE とfoamBRTO を中心に)』
東海大学医学部付属病院 画像診断科 准教授 小泉 淳 先生
司会 長谷川 貴(札幌厚生病院 放射線科)
閉会の辞
代表世話人 小林病院 消化器病センター 矢崎 康幸

新篠津と滝川へ肝がん検診の助成のお願いに行ってきました。

2013年03月01日 | 肝炎救済に関連して
 
新篠津と滝川へ肝がん検診の助成のお願いに行ってきました。

この間、肝炎ウイルス検査の啓発が進むなか、肝臓専門医の少ない地区を中心に行ってきた肝がん検診の必要性がさらに増していることを伝えるために、新篠津と滝川に必要性を訴えてきました。
新篠津村では、以前助成制度があったのですがその後予算難を理由に助成がなくなり、肝がん検診の受診者数も50人から10人強にまで減ってしまっていることをなんとしても改善することが住民の健康を守る上で必要であることを訴えてきました。
滝川では、中空知コスモス会の会員さんと議員さんの協力を得て、師長さんが不在だったため保健福祉部の部長さんたちが対応してくださりました。
どちらの自治体も非常に熱心に話を聞いて下さり、保健師さん達も肝がん検診の必要性を自治体側に知っていただくように話を広げてくれて、さらに各責任者の方へ必要性が伝わってくれていたようでした。

助成制度自体は予算が決まった今年度は実現は難しいと思われるのですが次年度に向けて検討をしてくれること、広報でのお知らせをもっと強調して行っていただけるかどうかを検討していただけることになりました。
肝がん検診が、非常にハイレベルな検診であること、専門医が開いているクリニックに準じた内容となっていることも強調してきました。住民に肝がん検診の存在を知っていただき活用していただくことが住民にとって有用であることを周知していただけたら、本当に必要な人達へ検診が行われていくと思われました。

写真は滝川での要望の模様です。中空知コスモス会の会長から要望書が提出され、最後に会に参加した皆さんと写真を撮ってきました。中空知コスモス会の方々も肝がん検診で救われた命であることを強調して発言してくれて、とても有意義な時間になったと思います。
また、滝川で提出した要望書を提示してみます。
 

 
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