おんねゆ診療所の肝臓外来のあと、北海道の道東を南下して帯広、えりも、様似と4月の肝がん検診に向けて、受診奨励のお願いと肝炎の最新知識を啓発するために回ってきました。久しぶりの強行軍になってしまいましたが、とても実りの多い物でした。
帯広では、十勝毎日新聞の児玉記者さんが、取材をしてくれて、肝炎問題や肝がん検診を受けるべき人が、ウイルス肝炎患者さんのみならず、肝臓について調べたことのない方も是非受けた方がいい検診へと変わってきていること、肝臓の専門医療機関が行う診療に近いレベルに有ることなどを伝えてきました。
道新の山本記者さんにはお会いできなかったけど、電話で肝がん検診団と肝がん検診について説明をして記事として掲載できるようお願いしてきました。
その後、えりもに移動、帯広からの移動は2時間ちょっとかかるのですが、札幌と違って雪がほとんど無くとても走りやすかったです。4時半頃にはついて、肝がん検診の採血業務をお願いしている国保診療所の師長さんに今年もってことでお願いして、えりも町役場の保健福祉課の課長さんに今回の助成制度復活のお礼をして、現在出勤している保健師さん3名に肝炎の最新治療について勉強会をしてみました。肝炎の治療が非常に進歩していること、炎症が治まっていくと肝硬変でも治ってきいる人がいること、ウイルス肝炎以外の人も脂肪肝炎などの病気が出てきていることなど30分ほど講義、熱心に聞いてくれました。講演会でのDVDも置いてきて、新人さんに400字でまとめるように宿題(冗談だけど)を言い残して様似へ移動。
様似では保健福祉センターの保健師さん2名が勉強会に参加してくれました。最新治療の進歩がめまぐるしいことを理解してもらって、受診者を増やさないと行けないですねってことで動機付けが出来たかなと思いました。助成制度もお願いしますと追加して、住民への医療講演もしますから企画あったら呼んでくださいとも話してきました。
今回の、えりも様似地区では、広報へ掲載とカラーのリーフレットを一緒に折り込んでもらえたこと、えりもでは助成制度が復活したことが受診者の増加に確実につながりました。非常に効果的な動きをとることができたこと感謝です。
今日の時点でえりも42名、帯広14名の予約ととても早いペースで予約が進んでいるのは地域の方々の協力があったからと感謝しています。
久しぶりに1000km近い(ちょっと大げさです)移動になって、北海道って広いなあって重ね重ね実感しました。それにしても雪がないのにはうらやましい感じもしました。