小惑星探査機“はやぶさ2”に搭載されているイオン・エンジンの第1回連続運転が、
3月21日に正常に終了したそうです。
“はやぶさ2”は、2014年12月3日に打ち上げられた後、
搭載機器の初期確認を2015年3月3日に終えていました。
また3月3日からは、
今年11月から12月ごろに予定されている地球スイングバイに向け、
イオン・エンジンを連続で運転して、探査機の速度を上げる運用が行われていたんですねー
連続運転は大きく2回に分けて合計600時間を実施。
これにより“はやぶさ2”は、秒速60メートルほど速度を上げることになります。
今回の第1回連続運転時間は409時間で、
これは計画通りの値。
6月上旬ごろには、第2回の連続運転が始まる予定です。
イオン・エンジン連続運転の終了は、あらかじめ探査機に送信したコマンド・プログラムに従い、そのタイムシーケンスの中で「噴射終了」の指示が発信され、自動で行われました。
この時“はやぶさ2”は、日本の運用局からは見えない位置にいたんですねー
なので21日の14時から21時の運用時に、探査機の状態を示すデータ(テレメトリ・データ)を取得。
そのデータから、予定通り21日5時30分に噴射が終了していたことが確認されています。
また、今日までに取得したテレメトリ・データの詳細解析を順次行い、
連続運転中のイオン・エンジン稼動状態、連続運転後の軌道情報などが発表されるようです。
“はやぶさ2”は、
2003年に打ち上げられて小惑星イトカワの探査を行い、
そして2010年に地球へ帰還した“はやぶさ”の後継機として、
2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられました。
“はやぶさ2”は搭載された観測機器を使って探査を行い、
また砂などのサンプルを採取して地球に持ち帰る、
というミッションを背負っています。
“はやぶさ2”による観測や、また持ち帰ってきたサンプルの地球上での分析。
さらに先代の“はやぶさ”や、他の小惑星・彗星探査機が得たデータと比較することで、
太陽系の起源と進化や、生命の原材料を探求することを目指しているんですねー
目的地の“1999 JU3”と呼ばれる小惑星は、
有機物や含水鉱物を、より多く含んでいると考えられている、
“C型”という種類の小惑星です。
先代の“はやぶさ”が探査した“S型”小惑星イトカワと比べ、
より始原的な天体だと考えられています。
現在行われているイオン・エンジンの連続運転が無事に終れば、
今年11月か12月ごろに地球スイングバイを行います。
そして速度を上げつつ軌道も変え、
2018年の6月か7月ごろには小惑星“1999 JU3”に到着する予定です。
そこで約1年半にわたって探査活動を行い、
2019年11月か12月ごろに小惑星を出発、そして2020年の11月か12月ごろに地球に帰還しカプセルを投下。
カプセルは地球の大気圏に再突入し、
先代と同じくオーストラリアのワーメラ砂漠に着陸する予定なんですねー
また、探査機本体はカプセル分離後も航行を続け、
別の天体の探査を行うようですよ。
3月21日に正常に終了したそうです。
“はやぶさ2”は、2014年12月3日に打ち上げられた後、
搭載機器の初期確認を2015年3月3日に終えていました。
また3月3日からは、
今年11月から12月ごろに予定されている地球スイングバイに向け、
イオン・エンジンを連続で運転して、探査機の速度を上げる運用が行われていたんですねー
連続運転は大きく2回に分けて合計600時間を実施。
これにより“はやぶさ2”は、秒速60メートルほど速度を上げることになります。
今回の第1回連続運転時間は409時間で、
これは計画通りの値。
6月上旬ごろには、第2回の連続運転が始まる予定です。
イオン・エンジン連続運転の終了は、あらかじめ探査機に送信したコマンド・プログラムに従い、そのタイムシーケンスの中で「噴射終了」の指示が発信され、自動で行われました。
この時“はやぶさ2”は、日本の運用局からは見えない位置にいたんですねー
なので21日の14時から21時の運用時に、探査機の状態を示すデータ(テレメトリ・データ)を取得。
そのデータから、予定通り21日5時30分に噴射が終了していたことが確認されています。
また、今日までに取得したテレメトリ・データの詳細解析を順次行い、
連続運転中のイオン・エンジン稼動状態、連続運転後の軌道情報などが発表されるようです。
“はやぶさ2”は、
2003年に打ち上げられて小惑星イトカワの探査を行い、
そして2010年に地球へ帰還した“はやぶさ”の後継機として、
2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられました。
“はやぶさ2”は搭載された観測機器を使って探査を行い、
また砂などのサンプルを採取して地球に持ち帰る、
というミッションを背負っています。
“はやぶさ2”による観測や、また持ち帰ってきたサンプルの地球上での分析。
さらに先代の“はやぶさ”や、他の小惑星・彗星探査機が得たデータと比較することで、
太陽系の起源と進化や、生命の原材料を探求することを目指しているんですねー
目的地の“1999 JU3”と呼ばれる小惑星は、
有機物や含水鉱物を、より多く含んでいると考えられている、
“C型”という種類の小惑星です。
先代の“はやぶさ”が探査した“S型”小惑星イトカワと比べ、
より始原的な天体だと考えられています。
現在行われているイオン・エンジンの連続運転が無事に終れば、
今年11月か12月ごろに地球スイングバイを行います。
そして速度を上げつつ軌道も変え、
2018年の6月か7月ごろには小惑星“1999 JU3”に到着する予定です。
そこで約1年半にわたって探査活動を行い、
2019年11月か12月ごろに小惑星を出発、そして2020年の11月か12月ごろに地球に帰還しカプセルを投下。
カプセルは地球の大気圏に再突入し、
先代と同じくオーストラリアのワーメラ砂漠に着陸する予定なんですねー
また、探査機本体はカプセル分離後も航行を続け、
別の天体の探査を行うようですよ。
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