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旧ソ連の火星探査機が見つかったかも

2013年05月11日 | 火星の探査
1971年、火星に初めて降り立ったのは旧ソ連の“マルス3号”でした。
この旧ソ連の探査機を、NASAの探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”がとらえたんですねー

“マルス3号”は、着陸機と周回機からなる“マルス2号”と同型の探査機で、1971年火星に送り込まれました。

周回機のミッションは2号・3号ともに成功。
でも、2号の着陸機は墜落、3号の着陸機は史上初の火星軟着陸に成功したのですが、14.5秒後には通信が途絶えてしまいます。

そして今回“マーズ・リコナサンス・オービター”が撮影した、着陸地点“プトレマイオス・クレーター”の画像から“マルス3号”らしき物体が見つかることになります。

見つけたのは、インターネットSNSでNASAの火星探査車“キュリオシティ”を応援するロシア人中心のコミュニティ。

なんでも、“マルス3号”の部品が“マーズ・リコナサンス・オービター”がとらえた画像上で、どのように写るかをシミュレーションしたそうです。

それを元にメンバーが協力して、18億ピクセルもの巨大な高解像度画像をチェックしたんですねー
すると、2012年12月にそれらしきものが発見されたということです。

このコミュニティからの連絡と提案で、2013年3月に再び同地点で撮影が行われています。

まだ別のものである可能性もあるのですが、
今後の詳細な分析や新たな撮影で、“マルス3号”だということが分かるかもしれませんね。

2007年(左)と2013年(右)に撮影された、“マルス3号”のものと思われる部品。
上からパラシュート、逆推進ロケットと着陸機、防熱シールドとみられている。


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