ももすけの日記

きゃあと言ふ声あちこちで穴まどひ
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

阪神淡路大震災

2005年01月18日 01時16分00秒 | 日記
あれから10年。
1ヶ月ほどたって、仕事先の方と話をしていました。

「あの日ねぇ、ゴルフに行ったのよ~。揺れて目が醒めたんだけど、ちょっと早いけど目覚し時計の代わりみたいで。とてもいいお天気だった。で、そちらはどうでしたの?」

「えっ、自宅が全壊ー?!」

「ご家族皆さん、お怪我はなかったのですか?」

「…息子が亡くなりました…」

「・・・・・・」

毎年、1月17日になると胸がしめつけられるような気持ちになって思い出す会話です。
なんという思いやりの無さ。
彼はその後、震災がもとでかどうかはわかりませんが離婚したみたいです。。

親しくしている知人の息子さんも亡くなりました。

親友の友達のお姉さんも亡くなられたと聞きました。

6433人のご家族や友人は何万人といらっしゃることでしょう。

風化させてはならないとマスコミも言っています。災害から教訓を学ばねばいけないとも言われています。

一番の供養は亡くなられた方々のことを忘れない事。被災された方々のご苦労にすこしでも思いを馳せること。あまり知られないところで精いっぱい頑張ってお仕事をしている方々のいることを知る事。

マスコミは台風のこと、地震のこと、イラクのこと、津波のこと、その時々に伝えてくれます。でも、その現場の当事者は、いいや、そんなもんじゃないという思いがあると思います。

そして、マスコミにも取り上げられることなく無念に命を落としていった人たちもいることでしょう。
みんな、みんな、1つの命だとぼくはおもうのです。