ホテルは沓形岬公園のすぐ近くでした。かっては沓形が島の中心であったようです。現在は鴛泊(おしどまり)港のフェリー発着が主体となり、また、飛行場も沓形より鴛泊に近く、次第に鴛泊地区が発展しているようで、島の中心が変わろうとしていました。
ホテルから鴛泊へ向かう途中
利尻島はレンタカーで一周しました。レンタカーの営業所も鴛泊のフェリー乗り場のすぐ傍でした。
島の一周は約60㎞程です。のんびり走ったつもりですが、4時間ほどで一周できちゃいます。
姫沼の逆さ富士は素敵でした。晴れおんな(?)のお陰で、曇り空でしたが綺麗に見えました。
昨日も来たという方が、「昨日は見えなかった。今日は綺麗ですね。」と言って見えた。
利尻ではここが最も綺麗なところですね。
利尻富士には「万年雪」があるそうだが、白く見えるこれが「万年雪」かどうかは分からない。また、利尻富士は見る位置によって、山の形が全く違うのに、少々面白く見て回った。
オタトマリ沼に着いた頃(昼少し前)には、雨粒が落ちてきた。湖畔を少し歩くことにしたが、簡単に一周できる距離ではなさそうだった。今にも本降りになりそうだったので、途中で引き返した。
駐車場横には、土産物店があり、女将が一所懸命呼び込みをしていた。お客様はいなかった。食事(昼食)をするほどでもなかったが、お店の方には申し訳ないが、ちょっと「揶揄(からか)って」みた。
呼び込みをしていた女将さんに「俺は福の神である。私が、今からあなたの店に入り、しばらくするとお客様がドッと入ってきます。入ってきたら、私に大サービスをして下さいよ!」と言って、入店した。
2~3分もしたかな。お客様が続々と入ってきた。あっという間に、10坪ほどの店内に十数人のお客様でごった返した。その後も、続々とお客様が入ってきた。
呼び込みの女将の肩をポンと叩いて「どうだい。言った通りになったろ。サービスしてよ。」とにっこりと冗談に言ったら、焼きホタテを一枚余分に持って来てくれた。
大学生の時、仙台でのテニスの遠征試合の帰り、松島海岸に寄った。その時、お客のいない土産物屋さんに入って「私が入ったから、今にお客様が次から次と入ってきます。入ってきたら「まけて」と言って値切ったことがあった。もちろん、お客様が入って来た。希望の額には成らなかったが、ちょこっと負けて(安くして)もらった。
爺が福の神だから、お客様が入ってきた訳ではない。デパートの実演販売を思い出してください。誰もいない時は説明を聞きにくいが、一人でも立ち止まって実演を見始めると、客が客を呼ぶように人が集まってくる。ちょっと悪意に利用したのが「サクラ」である。人は他人を気にする。お客のいない店には入りにくいが、一人でもお客がいれば、意外と気楽に入れるものである。店に動きがあればさらに良いのだ。呼び込みをしていた女将は、実は呼び込みという行為で店の入り口に立ち、結果お客様を近寄りにくい状態にしていたのだ。
そこで、爺が「サクラ」ではないが、入店すると、他のお客様は入りやすくなるという訳だ。皆さんも自己責任で、一度試してみたら???
だが、福の神と貧乏神は姉妹でいつも一緒に居るという。姉妹ではないが婆が福の神で爺が貧乏神かもしれない。いつも、お金が無いのは爺だから…。
島を半周したところに、利尻町立博物館がある。雨が本降りになってきたので立ち寄った。島の歴史が分かって、訪れる価値はあると思う。
次は神居海岸パークだ。観光用に飼われたアザラシに子供たちが餌やりをしていた。人馴れしたウミネコが1~2mほど先を歩いている。こんなに真近かに見たのは勿論初めてである。 さあ、お昼にもう一度「雲丹丼」をと思ったが売り切れたと言われ、ラーメンを戴いた。昆布だしは当然だ。あっさりした塩味でした。
最後に、ホテルのフロントでもレンタカーの事務所でも薦められた「甘露泉水」へ行った。鴛泊の町から山に向かって15分ほど、駐車場からさらに徒歩で20分ほどの距離であった。
登山道を奥へ。上り道、意外としんどかった。
甘露泉水
ペットボトルに甘露泉水を入れようとしたが、あまりの冷たさにびっくり。感覚としては凍る直前0度といった所だ。一気に入れることは難しかった。それほど冷たい!でも、美味しい!!甘露というように、どことなく甘みがあり、冷たさもあってこの上なく美味しかった。自販機で買う「水」とは、比較すること自体ナンセンスといえる。
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