映画を見てきました。
禅-ZEN 道元禅師の物語です。道元禅師とは、皆さんご存じの通り、曹洞宗の開山であり「正法眼蔵」を著された高僧です。
冒頭、道元禅師の幼き頃、病にある母の言葉は私には強烈でした。「阿弥陀の浄土に生まれるという教えが広まっているが、はたして浄土があるのか。それより、今あなた(幼き道元)と過ごすこの時間こそ私には浄土です。」そんな意の言葉であったと思います。この言葉が、道元禅師の出発点なのでしょう。
私の家は法然さんの浄土宗です。折しも、先日親戚の法事に行った時、曹洞宗でした。その時「修証義」読経があり、冒頭の言葉を再度かみしめて読みました。
「生を明らめ 死を明きらむるは 仏家一大事の因縁なり、生死の中に仏あれば生死なし、但 生死すなわち涅槃と心得て、 生死として厭うべきもなく、涅槃として欣うべきもなし、是時初めて生死を離るる分あり唯一大事因縁と究尽すべし。 」
禅(曹洞宗)は難しいと思いこみ(事実難しいです)、禅や曹洞宗の本はほとんど読んだことはありません。数年前「無門関講和」という本を買ってきて読みましたが、まったく理解できず、以来「禅」は私にとって鬼門でした。
今回、この映画を曹洞宗・道元禅師の入門として観れば良い映画だと思います。もちろん内容は入門的とはいえ、難しい映画でした。たぶん、私にとってもう一度(場合によっては二度三度)見ないと解らない言葉(せりふ)、聞き逃した言葉も、多いような気がします。
不謹慎にも、私の中では「僧侶は世の流れとは無縁」で、「気楽でいい身分だなあ」と思うところがありました。結構若いころからです。およそ二十年程前のことだが、友人に「60歳になったら出家したい、そして晴耕雨読の生活を送りたい」と言ったら、一人の友人がその時は「俺も誘ってくれ」と言い、さらに女友達が「私も」と言い出したことがあった。出家とはなんぞやも解らず、勢いで吐いた言葉だが、還暦の歳にこの映画を観たのも、何かの縁であろうか。・・・いつか本当に第一線を退いたら、いろんな本を読んでみたいものだ。ある意味「維摩居士」が漠然ではあるが私の理想でもある。
だが、現実に目をやれば、残念ながら、時間に追われる毎日である。再度映画館に足を運ぶことは無いでしょう。当面のなすべき仕事としては、今月中にチラシを作らねばなりません。
もっと道元禅師のことを知りたいと思い、「講談社現代新書【道元入門】秋月龍著」 を買ってきて今読んでいます。ふとんに入ってから眠くなるまでの僅かな時間です。難しい本ですから、私にとっては「睡眠薬」代わりになっています。
読み終えるのはいつのことか・・・ 「あぁ~」(あくび)
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