5年近く前に書いたブログに、皆さんからのコメントを戴いています。ありがとうございます。先日もコメントを戴きました。
アスリープのJPXシングル(ハード)を2008年に私70kg、妻48kgと同時購入して10年使いました。 妻のは10年経った今も硬さにあまり変化はないと思われますが、私のは1年で外枠のウレタン素材も腰を支えるファインレボもへたっている(明らかに妻のと比較すると柔らかく、外観も凹んでいる)ので、当時メーカーに電話して営業の人が自宅に来て確認した結果、2010年に新品のJPXと交換してくれました。 メーカーの方曰く今度は個体差がある中でも硬いのを選んで発送したというのですが、2年経たずにまた同じ状態になり諦めました。 たぶん商品の個体差ではなく、毎日の体重のかかり方で違う状態になるのでしょう。 残念なのは、人生の1/3も世話になる大事な製品に対して購入の決め手となる情報(口コミ)がほとんど無いことです。 私のも境界に配列されたファインレボが写真のように横倒れして、お互いくっ付いてしまっています。これでは、腰は支えられません。 寝心地が悪いまま5年程使っていたら、今週、腰痛を発症してしまいました。 ちなみに、腰痛の今、妻のJPXで寝ると腰も楽ですが、私のJPXは苦行でしかありません。 店舗で横になっただけでは判らない経験や真実をこれからも発信してほしいと思います。 ちなみに、今のファインレボはお互いがくっつかない様にウレタン素材の枠を採用しているようです。 ファインレボはへたらなくても、ウレタンはへたりますから、どうなんでしょうか。 アイシンも付け焼刃的な発想ではなく、トヨタの部品メーカーとして意地を見せてほしいものです。
最新のファインレボが、どのような変化をしたかは知りません。でも、コメントを戴いて進化したんだろうなと思いつつ、調べてみることにしました。
ですが、新しいファインレボマットは、解体の経験はありません。とりあえず、デジタルカタログを拝見しました。
マットの構造は、この写真からでは解りにくいですが・・・。ウレタンの中にファインレボが埋め込まれたような感じです。本当は、実物を見てみたい所です。が、カタログをつぶさに見ていくと・・・・・・
上下左右ウレタンで覆われたように見えますね。以前、こんなベッドがありました。同じくアイシンのASLEEPブランドマットです。
発想は、このマットとあまり変わらないような気がします。このコイルよりは、ファインレボのほうが、マシという感じ以上のことは何も感じられませんね。
耐久性と3次元的動きは他に類を見ないファインレボならではの特徴
以前も言いましたが、ファインレボ自体は、耐久性と三次元的動きとは他に類を見ない商品です。だが、その特徴が生かされていないと思われます。
つまりウレタンで囲うということは、ファインレボの最大の利点である3次元的に動くという最大のポイントを殺しているのでは無いでしょうか? モデルさんの写真では、何も覆うものがありませんから、ファインレボが三次元に動いていることが分かります。だが、ウレタンで囲うという発想が分かりません。ウレタンだけでなく他の部材で覆ってしまえば、三次元的動きは殺されてしまうでしょう。
また、ファインレボには独特な粘着性(?)があります。それをどう処理解決したら良いかというのが、これらのマット構造の設計の出発点ではないでしょうか?
まず、薄い膜で覆う事で解決しようとしました。…
土台のウレタンが悪かったのか、膜による覆い方が悪かったのか、結果は左右に倒れ込むようになってしまいました。
さらに、膜によってさらに、通気性の悪いものとなり、カビの原因も作ってしまいました。
側生地を洗えるようにしたり、倒れ込みを小さくする努力など、その後カイゼンは試みられたようですが、根本解決にはなっていないようです。
最近ではエアファイバー(エアウィーブ)とのコラボも発表されました。意味が分かりません。さらに「寝返りをタテ・ヨコ・ナナメ」の3次元にサポート」というキャッチコピーと矛盾するのではないかと思われます。
解体しているわけでもないし、実物を見ている訳ではありませんから、悪まで想像の域を脱していません。爺自身が検証もせずにあれこれ書くのは「中傷」だとか「業務妨害だ」言われるかも…。アイシンさんから申し出があれば、このページは非表示とすることになるでしょう。 突然、損害賠償の裁判を起こさないで下さいね(笑;)。
爺が、ファインレボの開発担当であったら、ファインレボの粘着性をまず消すことを考えますね。粘着性が無くなれば、余分なもので覆う必要が無くなりますからね。ここが、このベッドマットの最大のポイントだと思います。
そして、その後このファインレボを生かすことのできるベースのウレタンを開発・探します。また、ファインレボをもう少し短くしたり長くしたり、あるいはファインレボの径を大きくするとか小さくするとか、密度によっても寝心地は変わるでしょう。いろいろと試行錯誤してみたいと思います。開発担当の方は、たぶん「お前に言われなくてもやってるよ」と言われるでしょう。とにかく、粘着性を消すことを考えますね。だが、粘着性を消したら、ファインレボではなくなってしまうかも…。30年もの耐久性がある点も、凄いですね。
(-1)+(-1)=-2 となるか、(-1)x(-1)=1 となるか、否(-2)x(-2)=4 となる事を期待します。
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祖業の“ミシン”手放すアイシン精機の覚悟
https://newswitch.jp/p/17488
失礼します。どうやらファインレボは終わりのようです。もちろん事業譲渡なりして別の企業が続けるかもしれませんが・・・アイシンとしての開発改善は終わりでしょう。
異業種であればこそ、今までにない進化した「BED}が生まれてくると期待したのですが…。