上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

頭寒足熱と上軽下重

2022-02-04 13:46:37 | こんな寝方・あんな寝方

 立春です。でも春の気配は感じられませんね。また、雪がふる予報です。明日は新婚さんの寝具一式(ベッド・羽毛ふとん・枕など)の納品を予定してます。雪ならまだしも「みぞれ」にならなければよいですが・・・。

    

  「頭寒足熱」は、多くの皆さんが知っていることだと思います。快眠にとっての基本的寝環境が得られ、快眠が得られるというものです。かっては「湯たんぽ」や「電気あんか」などを布団の中に入れて、足を温めながら寝ることが主でした。「湯たんぽ」は、「頭寒足熱」と言う点からすれば、体に優しい道具ですね。今でも爺の、超お薦めの道具ですね。

 最近は「電気毛布」や「温熱ふとん」の類をお使いの方も多いと思います。電気毛布は電磁波発生などの身体にとってはマイナス面も多く、お奨めはしません。温熱ふとんは、電磁波の発生しないもので、使い方を間違わなければ、よい商品だと思います。

 ずいぶん前にこのブログ内で書いた記事(重い布団は精神安定に寄与する)を、読み返してみました。そして、お正月過ぎから大寒にかけて、少し寝方を変えてみました。(今回の寝具環境:日本ベッド/シルキーハード・キャメル敷・綿シーツ・羽毛合い掛けふとん/リネン生地カバー・足元に羽毛肌ふとん/リネン生地カバー)

   我が父がいう「足元だけ重くして寝る事が快眠をもたらすか?」という命題に沿って、寝てみました。

   具体的には、羽毛肌ふとんを半分に折り足元に重ね掛けました。

   いつもの、羽毛の合い掛けふとん(170x230㎝:WGD93%1.2㎏)を着て、足元に半分に折りたたんだ肌ふとんを乗せた状態にしました。

 やはり年末ごろには、足元の温かさに物足りなさを感じてました。合い掛けではありますが、寒いことはありません。ですが、頼りない感覚とでも言いましょうか…。

 写真のように足元(腰から下)に肌ふとんを半分に畳んで乗せてみました。なお、ベッドパッドは、イワタのキャメルを敷いてみました。お正月前の頃は、温かいとは思えず、かといって寒い訳ではありません。だが、購入戴いたお客様が異口同音に言われるように「寒くなるほど暖かい」を身をもって感じることが出来ました。(ウールとキャメルの比較も、いつかしてみたいですね)

 足元が適度な重量感があるのは、やはり温かいと感じましたね。この大寒の寒い時期であればこそ、効果は抜群であったと思います(悪まで爺の主観です)。

 「頭寒足熱」と同じ事だと言われる先生もいらっしゃると思いますが、「上軽下重」(こんな言葉は無いかもしれませんが)は、快眠を得るための一つの方法だと思いました。日中は立位、すなわち上体の重さが足に加わるわけですが、寝る(横たわる)と足に重力が加わることが無くなり、それを補う意味でも足の部分に重量のある寝具が欲しくなるのではという仮説です。

 皆さんも、試してみて下さい。ただし、羽毛ふとんを潰すほどの重たいものはかえって逆効果の可能性があります。羽毛はふんわり膨らんでいてこそ良いのです。同じ羽毛であることから、羽毛肌ふとんがお奨めです。真綿のふとんも良いかもしれません。

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リネン(麻)は夏だけではありません。冬でも・・・

2021-12-12 18:44:47 | こんな寝方・あんな寝方

 (A)60歳前後のお客様です。季節は今頃だったと思います。「寝巻」をお求めでのご来店でした。爺がこの寝具業界に入って数年経った頃だったと思います。相当昔の話ですので、記憶違いが十分に考えられますので、割り引いてお読みください。

 寝巻がご入用と仰られ、ガーゼ寝巻をお見せしました。「いや、違う。寝巻だ。洗濯したら、糊を効かせパリッとさせたいから、ガーゼではダメだ。」 冬だけど大丈夫かな?と思いつつ「綿生地」の一般的な旅館でよく利用されている寝巻をお見せしました。「これだこれだ!」と言ってお買い上げいただきました。そのお客様は、「年中この寝巻が良いのだ。布団に入った時の冷たさが良いんだ」と・・・。

 (B)十数年前の正月前だったと思います。近所の社員寮に住む 30歳前の若い男性でした。「麻のカバーを下さい」と。やはり、この方も、年中麻のカバーを使って見えるとの事でした。「寒くないですか?」とお尋ねすると「いや、全然寒くないよ」と。さらに、よく聞けば、「風呂から出て(未だ体だが火照っている時に)直ぐに布団に入るから、麻のひんやり感が気持ち良いんだ」と。

 (C) お二人のお客様に影響された訳ではありませんが、実は「じじ」も麻のカバーを掛けています。以前は、夏でも麻のカバーを使うことは有りませんでした。マンションに引越ししてから、夏は麻の布団と麻カバーを使うようになりました。マンションは一般家屋に比べると暖かいと思います。そんな事から、夏はエアコンを使いますが、秋になっても麻の布団・カバーをそのまま使う結果になりました。

 今この季節ではさすがに麻の布団はきついです。掛けふとんは、【170x230㎝WGD95%1.2㎏入】とセミダブルの合い掛けふとんに、麻のカバーを付けて寝ています。

 麻生地(リネン)の感触が気持ち良くなり、風呂(長風呂派と思う)で十二分に体を温めて入床するパターンが出来上がってしまいました。(掛カバー・ピロケース:リネン、敷シーツ:綿100%ダマスク)

 「眠りは百人百様」、同時に「眠り環境も百人百様」です。「冬は暖かい布団で」と一口に言いますが、身体が冷えたままでは熟睡できません。明日辺りから冬型の気圧配置となり、ド~と寒くなるようです。電気毛布などを使用するより、湯船にしっかりと浸かるようにしましょう。

 眠るという事は、身体深部の熱を体表に移動させる、つまり、深部体温を下げてやることが快眠に繋がります。日中はしっかりと体を動かし、エネルギーを溜めむ=深部体温を下げても余りある(?)熱エネルギーを蓄積する必要があります。それができないと、熱の移動が出来なく快眠に繋がらないことになります。

 体を十分に温めてから、吸湿発散性の良い寝具で眠る! 

・・・ これこそが、快眠のポイントではないでしょうか!

60番手の柔らかいリネン生地使用のカバーリングもお勧めです。

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マンションの羽毛ふとん

2020-02-23 18:12:47 | こんな寝方・あんな寝方

汚い部屋をお見せして気分を害された方は至急このページを閉じてください。

実はこの汚い部屋は爺の部屋です。

 暖冬とはいえ、冬は冬! 寒いですね。セミダブルでマンションの7.5畳の部屋で寝起きしてます。爺の寝環境は 

  1. 日本ベッド/シルキーハード 
  2. テンセルのベッドパッド 
  3. 爺オリジナルの羽毛枕 
  4. 羽毛肌布団(175x230cm 0.6㎏入り) 
  5. シーツ類は掛カバーは「リネン(麻)100%」、敷きカバーは「綿100%」です。

 入床前までの室温は設定22℃。気密性が高く、エアコンを切って休みますが、マンションという事もあって、明け方の室温は15℃程度です。これで寒いと思ったことは一度もありません。

 最も気に入っているところは、④羽毛肌布団(175x230cm 0.6㎏入り)です。薄いとはいえサイズを大きくしたことで「すきま風」は完全にシャット! 足元にもう一枚肌ふとん(175x230cm 0.6kg)を置いています。寒い時に重ね着しようと足元に準備しました。まだ使っていません。

 0.6㎏入りですから、シングルに換算すれば、0.47㎏でしょうか。最近の羽毛肌ふとん(ダウンケット)は、0.3㎏又は0.4㎏ですから、わずかに羽毛量の多い「厚めの肌ふとん」といった所になりますね。このままの状態であれば、この冬は厚めの羽毛肌ふとんだけで、過ごせそうです。

 寝室環境がマンションですから、こんなことが可能と言えるのでしょうが、一般の木造建築の家では中々こんな事は難しいかもしれません。ですが、温暖化が進み、暖冬があたりまえになってしまうとなれば、羽毛ふとんの規格(サイズ・羽毛量)を見直す必要があるかもしれませんね。

 身長170㎝以上の方であれば、175ⅹ230㎝をシングルとして お使いになる ことをご提案したいですね。

ぬくぬく  ぬくぬく   ですよ!

という訳で、ご提案したいのが【175x230cm羽毛のふとん】です。羽毛の量は少し多めにし、いわゆる合い掛けにしました。

羽毛量は、

  1. 850g入り    (シングル換算約0.6㎏入り)
  2. 1000g入り(シングル換算約0.7㎏入り)
  3. 1150g入り (シングル換算約0.8㎏入り)

の3タイプを用意しました。

サイズ的には【セミダブル3L】になりますが、シングルユースでお休み戴きたいのです。

 特にお薦めしたいのは 悪まで爺の勝手な思い ですが、「綿100%の80超長綿」です。

   80超長綿 ダウンパワー400以上 WGD93% 1000g入り です。税込み110,000円の品です。

  さらにこだわって【完全立体キルト+超ハイクラスの羽毛】を企画しました。

 80超長綿の生地に  の「ダウンパワー440以上」の超ハイクラスな羽毛1000gを入れ、さらに、前後左右に羽毛の偏るのを防ぐ「完全立体キルト」を採用して、ベストプライス187,000円(税込)となります。

 Watakeiの羽毛ふとんは、どんなサイズもお創り致します.もちろんアイダーダウンも、お任せください。

175ⅹ230㎝ アイダーダウン1000g入り 300双綿100%生地 完全立体縫製 1,870,000円~

 

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 地球にやさしい店宣言 ・・・ 荷作りに古い段ボール箱を利用したり、緩衝材に古新聞などを利用させて戴きます。

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邪道・・・腰痛を起こしにくい爺流寝方

2019-04-17 00:45:05 | こんな寝方・あんな寝方

 腰痛に悩んでいる方は、意外と多いようです。慢性的な方も、日によってという方もいらっしゃると思います。寝具に問題があっての腰痛であれば寝具を替えれば良い話だが、そこに病気などがあるとお医者様の領域となってしまいます。敷きと腰痛の因果関係は複雑で難しいことが多々ありますね。

 以前、NHKの試してガッテンの放送で、「寝返りと腰痛」がテーマとして取り上げられた事がありました。腰痛の一番の原因は、夜寝ている時に、自分の体で押し付けられて、血行不良になって筋肉が固くなってしまうということでした。硬い敷き寝具が腰痛に良いのではなく寝返りがし易いことが、腰痛防止のポイントのようでした。

 一方、爺も以前は幾度と無く(33歳頃から3~4回、数年に一度)「ギックリ腰」を経験しました。その度に接骨院や整体院に一ヶ月ほど通いました。経験のある方はお解かりでしょうが、立っていても、腰掛けていても、寝ても痛いんですよね。

 そんな、知識と経験から「腰が痛い」あるいは、「腰が重い」など、今晩はヤバそうだと思った時は、寝返りのし易い寝方・寝姿勢をとれば良いのではと思うようになりました。

 では、どんな寝姿勢が腰痛を起こしにくいのか・・・邪道ですが、爺流腰痛防止寝方論とでもいいましょうか、戯言を少し綴ってみたいと思います。エビデンスはありません。単に爺の経験から来る方法論です。

 ギックリ腰の時の寝方については、多くの方が横向き(側臥)になって海老のように背中を丸めて寝るようにと、指導されたと思います。指導に従えば、側臥でかつ背中を(過ぎたるは及ばざるが如しではないがやや極端に)丸めるように寝るのが良いと思われます。当然、側臥(横寝)をすれば、腰(骨盤)あたりに高い体圧(赤い部分)がかかることは、体圧測定をするまでもなく明らですね(上図参照)。 健常者であれば、強い体圧がかかった所は、血行不良を防ごうと、自然と寝返りをしようとなるでしょう。

 つまり、爺の場合は寝返りをさせ易く(し易く)するために、寝付くときには横向きになります。 

 多くの方は、仰向けでの寝姿勢が多いと言われてます。資料によっては横向きが多いと言う文献もあるそうです。

 仰向け横向きいずれにせよ、フローリングや畳に直に横たわると、肩や腰が痛みます。腰痛には硬いが良いといっても、フローリングや畳の部屋で直に休めば、とてもじゃないが体のあちらこちらに激痛が走りますよね。硬すぎると血行不良を防ごうと、人は寝返りが頻繁になり、眠りが浅くなることが十分に考えられます。

左:柔らかい敷(敷接地面積大)  硬めの敷(接地面積小 ):右    

 ソフトな敷の方が接地面積が大きくなり、結果体圧分散が良いのは当然でしょう。だが、体は沈みます。(埋もれ感はハンパ無いかもしれません。)

 腰の部分が落ち込むことの無い寝姿勢が担保されれば良い訳です。必要以上に落ちると、トラブルの原因となります。単層でちょうど良い硬さを見つけるのは、難しいかも知れませんね。つまり、硬い敷きではあるが、体の凸凹を吸収する柔らかい表層のある敷に寝ることですね。

 寝姿勢のためには、硬い敷き。体の凸凹を補うにはソフトな敷。相反するような命題をバランス良くクリアする、自分に合った硬さのマットにめぐり合うことがポイントですね。だが、言うは簡単ですが、見つけるのは難しいですね。少々(探す)努力が必要ですね。Watakeiの店頭には、BEDマットだけでも13種類の硬さの異なるマットがあります。

 「百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず」試す・経験することに勝ることは無いようです。

 とりあえず、今夜の腰痛から退避するには「側臥」が良いのではないでしょうか。そしてWatakeiで試し寝をしましょう!

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爺流コタツで寝る方法

2012-11-14 23:27:35 | こんな寝方・あんな寝方

 コタツでTVでも見ながらいつの間にか寝てしまった、そんな経験をした方・・・。

 「コタツで寝ると風邪ひくから(自分の)ふとん(BED)に入って寝なさい。」子供の頃親に叱られつつ自分の寝床に潜った方、とは言うものの「コタツで寝るのは気持ち良いんだよな・・・。」と少しだけ後ろめたさも感じつつ同じように自分の子や孫を叱っているのではありませんか。

 上手に眠れば・・・では有りませんが、爺流「コタツで寝る時のポイント」をお話ししましょう。

 爺が「コタツで朝まで寝る」というのを初めて経験したのは、大学受験で大鰐温泉の旅館に泊った時です。受験生3(4)人の相部屋でした。3月下旬です。時には雪の降る頃です。岡山から来た一人が言い出したのです。「コタツの中にみんな足を突っ込んで寝よう」と。

  その夜も結構寒いと感じ、出来るだけ足だけをコタツの中に入れるようにして寝ました。これがなかなか気持ち良く寒くはありませんでした。しかも以外に良く寝れました。

 そうです。足のAVAを開くことが出来た結果だと分かったのは、最近の事です。

 

 秋葉神社下社前の風景   左2012年・右2009年

 ほぼ同じ箇所を写しました。今年は10月後半から急に寒くなったためか、例年より寒いのではないかと思ってましたが、木々の色付きから見るとむしろ紅葉は遅いのかも・・・。

 ペンションからの周りの山々

 秋葉神社を参拝し、シンフォニーというペンションに宿泊しました。標高は7~800mぐらいでしょうか、温暖な浜松市と言っても天竜区春野町にあります。あさ10時ごろペンションを出る頃の外気温が8~9℃でしたから、明け方は5℃前後だったと思われます。

 婆と孫はツインのベッドでそれぞれ休み、爺は和室にふとんを敷きコタツに足を突っ込み、少し重い「もめん綿」の掛けふとんを着て寝ました。大学時代は四畳半の部屋でしたから、冬の時期はコタツで勉強(?)し、そのまま寝てました。つまり、敷きふとんは寒い間「万年床」状態だったのを思い出しました。

 体の大部分をコタツの中に入れて寝ると、体温調節が上手く行かないのでしょうか、夜間に起きた時に風邪を引くようです。時々電気毛布を使って体調を崩す方もあるようですが、設定温度が高すぎるのかもしれません。それより深部体温を低下させなければならないのに妨げるから、電気毛布等は使い方に注意が必要ですね。

 一方、足だけをコタツの中に入れて寝るのは、足のAVAを開き易くしますから、結果気持ち良く寝られるようです。そうです。湯たんぽなども、またパジャマルくんも、結果同じ理由で人は気持ち良く寝れる訳ですね。

 

 

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