弊店の昔からのお客様です。
湯たんぽが4つ
先日ご主人が「うちの婆さんが寒くて寒くて湯たんぽを4つも入れて寝ているが、それでも寒いと言ってる。かい巻き毛布が無いか?」と来店され、社員が希望のアクリルのかい巻き毛布を販売しました。
その時は外出中で、後で報告を聞きました。お客様ご夫婦には、お子様が無く老夫婦のみです。少しばかりお節介かなとは思いましたが、電話をしました。「差支えなかったら、今から伺うが良いか」と。何故そんな電話をしたのか。それなりに、いつも良い寝具を購入戴いています。寝具の使い方が間違っているのではないかと思ったからです。
話を聞くと、奥様は低体温症(と言っても、内科疾患、薬物作用、栄養失調などの副次的結果として発生した低体温症)のようです。最近体調を崩され、食事も進まず、さらに痩せてBMIが18ぐらいです。「いつ、体温を測っても35度程度の体温しかない」と言われます。
実際今お使いの寝具を拝見すると、敷き寝具は、いつの間にか電気店で購入された敷に純毛毛布を使って見えました。商品はパナソニック製です。でもそれは「温熱」は無く「マッサージ機能の付いた電位」の敷でした。見た目は10数㎝ほどの厚みがありますが、中綿は化繊綿がほとんどです。いつも言うように、「熱を貯めるところ」が有りません。純毛毛布だけです。これでは、暖かく寝られる訳が有りません。
一方、掛けは純毛やカシミヤ毛布、それに真綿と羽毛です。掛けはまだ良かったのですが、重いと言われます。敷きが問題であることは言いましたが、1~2時間おきに寒さと頻尿とで目が覚めると言われます。その度にご主人も目が覚め、「俺の方が先に参っっちゃうよ」と言われます。
押し入れや、納戸の寝具を見せて戴き、使えそうなものを引っ張り出しました。でも、湯たんぽ4つは異常です。「電気毛布は?」「嫌いだ。」「でも、体力が無くなってきてますから、身体を少し暖めないと・・・。」 少し声を荒げて「こんなんでは奥さんが死んじゃいますよ。敷きを変えなければ!」 一呼吸後「お前のいう事を聞くから、良いと思うものを持ってきてくれ。」と。
そこで、ダンクリとムートンと、そしてアイダーを持って行きました。
敷ふとん・ダンクリ・ムートンの順で敷ました。でも、「電気はどうも・・・」と心配顔。そこで、ダンクリを一番下に、次に弊店で作った最高の純綿の敷、ダンクリ用ムートン。掛けはカシミヤ毛布、アイダーの掛けを。最後に一番上に肩が寒いと「かい巻き毛布」を乗せ寝て戴きました。「決して無理に買って戴こうとは思いません。アカンと思ったらいつでも引き取ります。」そう約束してきました。
翌日聞けば、「気持ち良く寝たみたいだった。だが、夜中に暑いぐらいで汗をかき、下着とパジャマを着替えた」と言われました。次の日はダンクリの温度設定を低くして寝たところ、今度は「低過ぎて目が覚めた」と。そんな、温度設定で苦労しながらも一週間ほど使って戴きました。奥様は自律神経の働きが悪くなっていたのか、体温調節ができず、ダンクリの温度設定で夜ごと苦労して休まれました。実際、温度設定のために1~2時間おきに奥様のふとんの中に足や手を入れ、温度を確かめられたご主人は、熟睡できず最後は「あの布団(ダンクリ)はダメだ」と言われました。
ダンクリは返品して戴き、「ムートンと羽毛ふとん(アイダー)は買う」と言って戴きました。
「でも、お前のいう事を聞いて寝てみたら、あいつ(奥様)が以前より、よう寝るようになったのは良かった。もう少し長い時間ぐっすり寝てくれると俺も助かるんだが・・・。」そう言って戴けたのは正直嬉しかった。
お帰りになる時、 「ムートンは良かったなあ」と一言。 「あのムートン(ダンクリ用)は一番安いムートンで、もっと良いの(エデンホープ)が有るよ。」と言うと、エデンホープを触り「こりゃ全然違うわ」 「これと変えようか」 「そうしてくれる」
最後に、「この際だから、カシミヤの毛布も買うか」とご主人が言われると、奥様は黙ってみえました。その時弊店の在庫のなかで最高級のカシミヤ毛布をお見せしました。「違うなぁ~。これも貰っとくわ」
配達に伺った時、寝床をセットしました。3.5㎝厚ほどのマットレスに、純綿の敷きふとん。その上にエデンホープ35㎜を敷ました。新たにお買い求め戴いたイタリア製カシミヤ毛布とアイダー掛けふとんをセットしました。・・・「もし、寒いと思われたら、(以前からある)カシミヤ毛布を一番上に掛けて下さい。」と申し上げ、その夜から奥様には「女王様セット」で寝て戴くことになりました。
数日して、ご主人から「今から支払に行くで、居るか?」「はい、居ります。(寝心地は)どうでした?」「行った時に言うわ。」 30分ほどして、お二人で見えました。奥様の顔色も初めに伺った十日ほど前と比べて、良くなってきてました。もちろん以前より元気なお声でした。
ご主人はこう言われました。
「あいつ(奥様)が夜中に起きるのが減ったし、再びふとんに入っても、すぐにイビキをかいて寝るようになった。俺も、安心して寝れるようになった。なんて(言)っても、あいつ(奥様)が寝てくれて、俺も寝れるようになったことが本当に良かった。あと、何年生きれるか分からんが、(財産を残して)やる子も無いで、自分たちのために使うようにしてきた。だが、今回のふとんの事は、今までで一番良かった。それから、かい巻き(毛布)も使わんでも寝れるわ。あれだけ寒い寒い言ってたのが、あれだけ頻繁にトイレに行っていたのが、嘘みたいだわ。」
「お前が、神様みたいに見えたよ!」 「……… あ・ありがとうございます。」
高齢者にとって、ムートン(エデンホープ)と温熱ふとん(ダンクリニック)と、いずれが良いか? それぞれ使う方の体調によっても、お薦めは違ってくる。人によっては温熱ふとんの暖かみが良い方もある。しかも、決してその手の方は少なくはないでしょう。
でも、今回はダンクリよりエデンホープに軍配が上がりました。エデンホープは自然のもの、つまり神様が作りました。温熱ふとんや電気毛布は人間が作りました。爺の口癖です。
神様が作ったものと人間が作ったもの…まだまだ神様には勝てません。
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