冷え性と体重との関係。 …学者でもないのに、偉そうに…スミマセン…
「快眠ひろば」のお客様に「「冷え性と思うか」「あんか・電気毛布など使っているか」というご質問をしています。イエスにチェックが入る方を調べてみると次のような結果になりました。
最近の約5カ月で集計しました。総数129です(無回答の方は除く)。BMIで17~30まで分類。図の上部は冷え性の方(全体の約49%)、下部は冷え性とは思わない方、のそれぞれ男女でその分布状況を表にしました。
女性の方で冷え性を訴えられる方が多い(約68%)のにびっくりしました。その内の70%強がBMI20以下の方です。別の言い方をすれば「BMI 20」以下の女性の84%は冷え性を訴えられてます。男性の冷え性の方は非常に少ないですね。
ます寒くなってくると、電気毛布・湯たんぽ・そして温熱ふとんを使われる方が増えてくる。ふとん屋さんによっては「電気毛布などで体を温めるのはかえって熟睡を妨げる。邪道だ」と言われる。間違いではない。
人間は恒温動物である、と小学生の時に学びました。でも実際、人は一日の間に体温は0.5~1.5℃変化します。起きてる時は体温は高くなり、眠っている時は体温は下がります。体温と眠りの関係を言うと「深部体温が下がると人は眠たくなる。その落差が大きい人ほどぐっすり寝られる」のです。
深部体温を下げるために深部の熱を放出する必要があります。赤ちゃんや子供が眠くなると手足が暖かいのはこの為です。ところが冷え性の方は熱の産生が十分ではないようです。寒いとブルブルと震える行為は熱を作って体温を上げている訳です。大人の場合効率良く熱を産生し深部にため込むためには筋肉量が多いほど良いのです。熱の産生と貯えが(少)ない人は冷え性タイプになり易いのです。
つまり、痩せすぎ・筋肉量の少ない人は冷え性になりやすいという訳です。
冷え性の方は太ろう!筋肉を付けよう!
だが、今日明日にでも即太る事はできない。そこで、冬暖かくそして熟睡するにはどうしたら良いか。
とはいえ、誰もが余分な熱が全くない訳ではありません。この熱を手足に少しでも送ることができれば良いのです。(顔・手)足にはAVA(動静脈吻合)という特殊な血管があります。この血管の血流量を増やしてやると手足が暖かくなり気持ちよく寝られます。
まず、日中しっかり活動して体温を上げる、そののち、
①お風呂に入る。…夕方から徐々に体温は下がろうとし体は寝る準備を始めます。寝る1~2時間前に(ぬるめの)お風呂に少し長めに入ります。深部体温を少し上げてやるのです。上がると下げようと体は働き、手足の血流量が増え、手足が暖かくなります。
②暖かくなっているふとんの中に入ると、このAVA(動静脈吻合)は、勘違いを起こして開き易くなります。騙してやるのが手っ取り早いのです。そこで、湯たんぽ、電気毛布、温熱ふとん(温泉ふとん)などを使います。
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健康的に眠るためには、ふとんの中の温度(寝床内温度)が大切なのです。33℃±1℃(湿度50%前後)が良いとされてます。
ここで、注意すべきは「いつまでも必要以上に温めることは、深部体温を下げることにつながらない、逆に上げてしまうと熟睡できなくなります。」 ふとん屋さんによってはこの点をもって「電気毛布・温熱(温泉)ふとん等は良くない」とする訳です。もちろん電磁波の発生はさらに良くありません。(ダンクリニックは電磁波の発生がありません)。
毎日が温泉。それがダンクリニック。
「風呂に入って寝る」「湯たんぽを使う」のは、(手)足を温めるのに効果があって、それでいて深部体温の低下を妨げないから良いのです。
そういった身体の仕組みを知ると、電気毛布・温熱(温泉)ふとん等は、暖かくしたままというのは問題があります。それらの使い方は「寝る前に温め、就寝中は電源を切る」のが良いということです。しかし、その温熱ふとんは案外熱を発生させるために保温力の低いものが多いようです。温熱機能を完全に切って休むと、明け方に寒さで目が覚めることとなります。設定温度を常に最適化する機能が付いていればよいのですが・・・。
過去に2回ほど温熱ふとん(ダンクリニック)のことを書きました。話が重複しますが、「温熱ふとん類の本当の価値は?」「温熱ふとんは本当に体に良いのか」を参照ください。
自分の身体を信じて天然素材の寝具を使う事をお勧めします。所詮人間はまだまだ神様には適いません。化学繊維ですべての面で、ウールに勝る繊維はありません!でも、現実寒さで寝られないのは、さらに健康に良くありません。
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