急に蒸し暑くなりました。夏ふとんを購入に見えるお客様には、エアコンを掛けて寝ることに少しばかりの後ろめたさを感じている方が結構いらっしゃるようですね・・・。
爺の(偏見に基づく)持論をお話します。
確かにエアコンは睡眠中の体にとってあまり良いものではありません。でも悪いものと決め付けるのも問題です。「エアコン無しでは生きてゆけない」と思っている方、熱帯夜だけはエアコンをつけなければ暑苦しさで目が覚め、かえって翌日寝不足で辛い方もあろうかと思います。
無理することはないと思います。エアコンつけて気持よく寝ましょう。問題は使い方でしょう。注意点はいろいろ有ります。お時間のある方はお読みください。
①エアコンのタイマーを上手に使う。
睡眠リズムってご存知ですね。一般に90分程度(80~110分)で1サイクルです。2サイクルで3時間前後、3サイクルで4時間から5時間ぐらいですね。
寝る前まで寝室をしっかりと冷やしておかれる方、また、タイマーを掛けて寝る方などが多いようですね。それで朝までぐっすり眠れれば良いですね。
ところが、熱帯夜の場合そうは行きませんね。エアコンが切れれば、熱帯夜地獄。そこで再度エアコンを掛ける。仕方ありません。暑くて目が覚めるわけですから。
さて、問題は途中で目が覚める時間帯です。個人個人で差はありますが、タイマーが切れて暑さで目が覚める時間がレム睡眠帯かノンレム睡眠帯かで、すなわち、睡眠リズムに適った時間(眠りの浅くなるレム睡眠時)に目が覚めれば、体への負荷は少ないと思います。
今夜は熱帯夜で・・・と思われたら時間を長くしたり、あるいは朝までエアコンを掛けてお休みになるのも決して悪いことではないと思います。
寝るときにはエアコンを切って寝るという方には、逆に数時間後にエアコンのタイマーで運転がかかるようにしておくのも良いでしょう。ただし、設定温度は数度高めに。
中途半端な時間に暑さで目が覚めるのが、最悪だと思います。
②設定温度を少し高めで。
以前寝床内気候のこと(孫が熱を出した話)を簡単に言いました。
「32℃±1℃ 湿度50%±10%」というやつです(最近は先生方によっては【33℃±1℃ 湿度50%±5%】と言われます)。
デパート・市役所などでは「冷房温度を28℃にしてます」などと以前よりやや高めの温度設定になっていますね。人が起きて活動している時でこの温度ですから、人が眠っている時なら、湿度が60%以下程度なら「29℃以上」でも良い筈です。
あるお客様に「エアコンの設定温度は29℃か30℃でOKですよ。」と申し上げたら「そんな高くては暑くて寝られんのでは」と言われました。先入観で暑いと思われる方が多いのも事実かも・・・。
そんなお客様に限って、綿の入った夏ふとんを購入されます。・・・・エアコンを掛けて、ふとんを被って寝て見えるんですね。「設定は26℃です」と??。
ふとん屋にとってそして家電店・電力会社にとってもっとも「ありがたい」お客様ですね。ハイ!
でも今問題の「地球温暖化」からも、考えるべきでしょう。
だったら、もう少し温度を上げて、薄い掛(ケット類)にしたらと・・・
でも、折角ふとんを購入しに来て戴いたお客様ですから、購入を惑わす、留まらせるような接客はできません??。(商いは売ってナンボの世界。これが世の商売人・ふとん屋の本音かも。だから商人は時代劇の世界では悪役になってしまうんですね)(越後屋、お主も悪だのう・・・)
エアコンを掛けるのは、決して悪いことではありません。でも、空気が乾燥して肌荒れを起こしたり、寝冷えをしたり、究極の問題は人の体温調節機能が衰えることかもしれません。
体温調節機能が衰えるなどと言われると、人は心の弱いもので、ついエアコンを掛ける自分を罪人のごとく思ってしまう。
でも、不眠で昼間に事故を起こすことを思えば、エアコンはそれなりに価値はありますね。
だが、寝床内気候にはもう一つ「湿度」の問題があります。
夏の寝具は、たいへん難しいです。温度だけの問題で全てが解決すれば良いのですが、そうは問屋が卸しません。
「湿度」がより問題なのです。
夏の寝具で、最も重要なポイントの一つに、如何に湿気を多く吸収(吸湿)するかということだと思います。特に、吸湿の良い寝具は、いろいろあります。でも自分に最適な寝具はどれか?となると、話は簡単に参りません。
話が少し長くなりました。
「湿度と寝具と眠り」についてはまた明日。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
お医者様も使ってる「快眠ひろば」のオーダー枕
枕の調整会 開催中! ちょっとでも違和感があったら、気軽に調整しに来て下さい。
愛知県内でベッドをお探しなら、Watakeiまで!
ベッドパッドはこちらから・・・
夏の敷きパッドはこちらから・・・
テンセルのベッドフィットシーツ(BOXシーツ)はこちらから・・・
ホームページはこちらです →