アイダーダウンのリフォームを承りました。
アイダーダウンは、希少価値という事もあって少々高額です。ですが他のダウンと比較すれば、保温力(暖かさ)・耐久性(寿命)は、優れています。100万円、200万円…という価格は決して「ぼったくり」ではありません。
だが、側生地によっては「耐久性」に差が出てきます。
今回、リフォームの依頼を受けたのは、合い掛けのアイダー(S/L:600g入り)です。購入されて10年余程度のようです。にも拘わらず、10年程度でリフォームしなければならなくなったのは、側生地が痛ん(破れ)で、羽毛がメチャ噴き出してしまったのです。引っかけて破いた訳ではありません。通常の使用だと思われます。
原因は生地が「絹:シルク」だったためだと思われます。絹100%のアイダーふとんは、多く売られています。弊店でも絹100%のアイダーダウン(1.0kg入り)を販売(30年使用後にリフォーム)しましたが、綿100%に比べると、絹ですから、若干丈夫さには一抹の不安もありますね。絹100%の西陣織の帯のように、しっかりした生地もできますが、羽毛ふとんですから、なんと言ってもソフト感が大事ですね。おのずと極細の絹糸で織られることとなります。
リフォームに持ち込まれたアイダーダウンの品票です。
定価は分かりませんが120万円ぐらいでしょうか。実際の購入価格もわかりませんが、お客様のニュアンスでは当時で100万円(近く)以下のようですが…。ちなみに今回の生地を使って全く新しいアイダー合いふとんを作れば、このところアイダーの価格が上昇していることもありますが、864,000円(税込)となります。アイダーの別注もお値打ちに承ります。
そして、できた商品は、こちらです。 600g合い掛けですから、少し薄めです。
側生地は、綿100%の「超・超長綿」ですから、ちょっと大袈裟に言うならば、「シルクのような肌ざわり」です。生地が破れていたため、アイダーの足し量も、普段より少し多くなりました。それでも、新品を購入戴くよりグッとお安くなり、2割程度の価格で納品できました。
一般が4x5・20マスですが、羽毛の偏りを防ぐ意味もあって、5x7・35マスとしました。洗いは勿論最高のプレミアムダウンウォッシュです。
アイダー自体は嵩が少し低い特徴がありますが、当初購入された時のように、ふんわりとできました。
今年は、本当に寒いですね。例年ならば、この時期に羽毛ふとんのリフォームを依頼される方は、殆んどいらっしゃらないのですが、寒いが故なのか、リフォームの依頼が例年の2倍以上あります。
予備の羽毛ふとんが無い時は、その間(無料で)お貸しする羽毛ふとんがあります。春まで待てない方、ご相談下さい。
まだまだ、寒い時期が続きそうですね。
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