「硬すぎたベッドや煎餅ふとんになった敷きに重ね敷きをしたいが・・・」 というお客様のご来店や相談がこのところ多いようです。
腰痛のためには硬いベッドや敷きふとんが良いと言われ、また、日本人は習慣的にも長く柔らかいマット・敷きは、極論だがタブー視されてきた。
貴族といえども、ふかふかの敷き寝具で寝ることはなかった。
一般庶民がいわゆる「綿のふとん」に寝るようになったのは、江戸時代後期ごろ以降,どちらかと言えば明治期に入ってからのようです。それ以前は、上流武士・豪商・豪農など、他には廓の●●太夫ぐらいしか「もめんの布団」に寝ることはできなかったと言われてました。一般庶民は「むしろ」(ゴザ)にくるまって寝たものですから、寝具は硬い!のは当たり前のことでした。
時代が進み、一般家庭でも寝心地を大事にされるようになり、2枚敷きをされる家庭も増えてきました。ウレタンマットレスが世に出て(1950年代にドイツで開発)、1960年頃からはウレタンマット+木綿の敷きふとんがブームとなった。三河ではそれ以前(戦前)、敷き1枚+掛け2枚の3枚揃えが一組であり、一組五貫目(18.75㎏)と称されるほど沢山の中わたを入れた。敷きふとんだけでも概ねシングルで2貫目(7.5㎏)入れたと聞いている。この綿量は、今ではダブルの敷きふとん以上だ。
一方、ウレタンマットは3~5㎏と軽く、木綿の敷きふとんも6kg前後と軽くなった。それでも、ベッドの普及はまだ低く、毎日の布団の上げ下ろしは、家庭の主婦にとっては重労働でもあった。
そのウレタンマットレス(第1世代ウレタン)も、日本が高度成長時代に入ると、爆発的に売れたようだ。爺が中学・高校生のころのマットレスの価格は、数千円から1万円以上のものまで、いろいろでした(S36年当時の大卒初任給は1.5万円ぐらい?昭和39年頃で2万円?)。当時としては、それなりに高かった。
寝具業界の悪いところで、売れ始めると粗悪な安価なウレタンマットレスも多く出回りました。それらは「ヘタリが早く」、そのため腰が落ち込むなどの弊害をもたらし、いつの間にか「マットレスは腰に悪い」と悪者扱いになってしまったようです。 ソフトな敷き寝具(BED)は、一歩間違うと体が、特に腰・臀部が沈み、ハンモック的になってしまう。これが、長時間にわたると「腰痛」の原因にもなりかねない。いろんな理由で、「柔らかい敷き寝具」は体に悪いということになり、今度は硬い敷き寝具がもてはやされることになった。
こうして、BEDは普及するにしたがって、ウレタンマットの件もあって、日本では、「硬いBEDマットが最善」とばかりに、多く販売されてきた。最近では、反動という訳ではないが、日本人の体型が、食事によるものか、生活スタイルの欧米化のためか、原因は知らないが、欧米人に似てきことにより(いわゆる凸凹が大きくなり)ソフトな敷きが好まれるようになってきました。
人の体型はいろいろであり、寝姿勢もいろいろである。敷き寝具は一方的に、「硬いが良い」「ソフトが良い」と決められるわけではない。難しいものです。体型体格によって敷き寝具(BEDマット)は選ばれるべきです。
前置きが長すぎましたが、言いたい事は「硬すぎたベッドや煎餅ふとんになった敷きに重ね敷きをしたいが・・・」というお客様にお薦めするのが、ダサいキャッチコピーですが。
「硬すぎた敷き寝具をソフトにしたい」なら、「天使のオーバーレイ」
と、最近はお奨めしてました。
「天使のオーバーレイ」を開発販売する前は、「15層の羊毛敷き」をお奨めしていたが、最近は「天使のオーバーレイ」の売れ行きが良いようです。何よりも吸湿発散性が良いという点は快眠のための基本だからです。
「天使のオーバーレイ」を購入された方(の理由)としては、以下のような方々がみえます。
- トゥルー▽リーパーのような「低反発ウレタン」がヘタッた方・・・低反発マットの多くは数年でヘタる。
- 「低反発ウレタン(Q-MAX値0.06)」が暑くて熟睡できない方・・・天使のオーバーレイはQ-MAX値は0.22と極めて涼しい。
- BEDマットや敷きふとんが硬過ぎたという女性…腰の部分が浮いてしまい、仰向けで寝にくい方
- 仰向けが辛いから、横寝(側臥)をするが、こんどは肩が痛いと訴えられる方
- 病気や介護で、また、痩せた方など、体圧分散の優れたモノをお求めの方
店頭で実際試し寝をするとほとんどのお客様が興味を示されます。男女を問わず、BMI 20以下の方にはすこぶる評判がよい!
そして、多くのお客様が「これは低反発ですか?」と聞かれます。「低反発か高反発かと聞かれると、これは高反発です。」とお答えする。そして驚いた表情をされる方が多い。「高反発=硬い」と思って見える方が多いからだ。
「天使のオーバーレイ」は今までの「ウレタンの常識」を覆すような、いわば「第3世代ウレタン」です。
第1世代ウレタン・第2世代ウレタン・第3世代ウレタンという言葉は、爺が勝手に定義した言葉です。第1世代ウレタンとは、ウレタンを単にカットしたもの・第2世代ウレタンとは、ムアツ・整圧など形状加工が施されたウレタンのつもりです。また、天使のオーバーレイは素材的に言えば、低反発の第1世代素材、エアウィーブ等の第2世代素材、そして「天使のオーバーレイは第3世代素材だと自負しています。
一方先日のこと、ベッドをお求めのお客様で、想定外のお客様がいらっしゃいました。
男性の方でした。まさに標準的体格の方で、シルキーポケットのレギュラーの硬さを選ばれました。いや、正しくはレギュラーをお奨めしていました。決まるかと思いきや、なにか腑に落ちないご様子。しきりにハードタイプ+●●● を気にされてました。●●●とは、「天使のオーバーレイ」です。
試し寝の段階で、硬いマットが好みだと言われ、ハードタイプにも横たわって頂きました。「ちょっと腰が浮く感じだな・・・」と言われ、実際の寝心地をしきりに気にされてました。そこで、シルキーのレギュラーに、WOOLのベッドパッドを敷いて試し寝をして頂きました。でも、OKではありません。ハードタイプに、15層のWOOLの敷きパッド(どちらかと言えば、敷きふとん)を敷いて試し寝してみました。「・・・・」
そこで、まさかとはとは思いましたが、天使のオーバーレイをハードタイプのシルキーマットに敷いて寝てみて頂きました。仰向けに寝、しばらくして横向きに・・・。
「これにするわ!」 意外でした。その組み合わせとは、もちろん 「日本ベッドのシルキーハードに天使のオーバーレイ」 であり、その寝心地がBESTだと言われたのです。
間違って硬すぎたBEDマットを購入してしまった方にお勧めするというのが「天使のオーバーレイ」の目的でしたが、わざと硬めの(硬すぎた)マットに「天使のオーバーレイ」を選ばれたのです。
柔らかい感触(柔らかさは低反発以上)、でも反発力があり寝返りも楽、硬いマットで背や腰が伸びる感覚が良いと言われるのです。
「天使のオーバーレイ」の寝心地! あなたも、店頭で試し寝をしてみませんか?
家でのお試し品(貸し出し品)もあります。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
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