枕について・・・「中日教えてナビ」からの質問（5）

2014-04-27 19:04:57 | 爺の趣味の世界

「中日教えてナビ」で、読者からの質問が寄せられました。

　【質問】　まくらについて質問です。以前は横向き寝が多かったこともあり、まくらをかなり高くして寝ていたのですが、最近仰向け寝を心がけていることもあり、枕が合わないと思うようになりました。いっそ無しの方がいいのではと思い、ここ2ヶ月くらい枕無しで寝ているのですが、以前よりもよく眠れるようになった気がしており、自分には合っているのかなと思っています。低い枕を買いなおすか、枕無しで過ごすか悩んでいるのですが、やはり枕はあったほうがいいものなのでしょうか。

　【爺の答え】　枕の高さは、(1)仰向け時・横向け時　(2)敷寝具の硬さ　(3)時間（加齢）にる姿勢・体格の変化や、体重の増減によっても、変化します。
　(1)の場合…ご質問された方も薄々感じて見えるように違うのは当然です。特に肩幅の広い男性などはその差が大きく、仰向け時・横向け時それぞれに合った枕が必要となり、2個用意される方もいらっしゃいます。
　(2)の場合…同じ枕であっても、硬い敷寝具で寝た場合、枕の高さは低く感じられます。逆にやわらかい敷寝具の時は、枕が高く感じます。体の沈み方が違うからです。
　(3)の場合…加齢による姿勢の変化であったり、仕事中の姿勢であったり原因はいろいろですが、例えば、首だけ下向きの姿勢であるようなお仕事であったり、終日パソコンのモニターとにらめっこされているような仕お事であったり、仕事の内容によっては職業病とでも言いたくなるような、猫背であったり首が前に出るような姿勢の方がいらっしゃいます。そんな方々は高めの枕を好まれる方が多いようです。また、(2)と同様の理由ですが、特にベッドで就寝されている方は体重の増減で沈み方が変わってきます。
　ご質問の方は(1)の場合と思われ、低い枕が良いと感じるのは当然です。では、枕無しが良いか否かは(2)や(3)の場合も条件として考慮しなければなりません。
　一般的ですが、男女を問わず成人の方で枕無しが良い方はきわめて稀です。どの程度低い枕が良いかは、紙上でお答えすることはできません。一人一人の体型や敷寝具の硬さなども考慮しつつ、「測定」をしなければお答えはできません。
　通販などで多くの方々が「良い枕」だと言っていても、必ずしもあなたにとって「良い枕」とは限りません。お時間が許すなら、ぜひ実店舗で測定し、また試し寝をすることをお勧めします。さらに、その時は納得できても、実際使い始めると違和感を持たれることも多々あります。長期にわたってメンテナンス（高さ調節等）をして戴ける商品選び・お店選びも大切だと思います。
　横向け時・仰向け時それぞれに対応できる枕であり、かつ長期にわたってメンテナンス無料の「快眠ひろば」のお店などをお勧め致します。

いつもながら、文字だけで説明するのは難しいですね。

爺の答えの根拠となった画像はこちらをご覧ください。

①横向きと仰向けとでは、枕の高さにこれだけの差がでます。

②猫背の方などと標準的姿勢の方とでは、これだけの差が出ます。

③姿勢が悪い方は寝姿勢も悪くなりやすい

④ヘタったマット・やわらかすぎるマットでは、枕の高さはずいぶん低くなります。

⑤硬い敷寝具（ＢＥＤ）の時、横向き寝では肩の沈みがありません。

　頸椎弧（首の部分）を測るだけでは、正しい枕の高さが得られないのもお分かりいただけたと思います。

　でも、理論も大事ですが、やはり、「理論より実践」とばかりに、まずは「試し寝」をしましょう。あなたの体が嬉しがる枕を探しましょう、使いましょう。