おはようございます。ぱんだちゃん(いろいろ教えてくれてありがとう)、海と空さん(ホント、便利ですよね。はじめまして)、charyさん、コメントです。
先週の土曜、読売新聞の編集手帳で、
『作家の中島敦1)は高校生のころ、下宿住まいをしていた。親元から小包が届いても手紙を書かない。着いたと言ってよこせと、父親に叱(しか)られた。
渋々(しぶしぶ)、はがきに
着
と大書して送り、もっと怒られたという逸話(いつわ)が残っている 頂き物に礼状は書きたし、筆は重し、という経験を持つ人には心ひかれる一字かも知れない。・・・』
という件(くだり)があった。
確かに。私は、かなり、心惹(ひ)かれる。頂いても、お世話になっても、メールなどで失礼するばかりか、次にあったときに口頭(こうとう)で済ましてしまっていることが頻繁(ひんぱん)なのだ
かく言う私自身、一文字はがきならぬ、一文字メールを頂いたことがある。
もう、今では、どういう内容だったのか、さっぱり忘れてしまった。
だが、それが誰からなのか、は覚えている。
何を言いたくて、送ってくれたのかわからず、四苦八苦したから、なおさら覚えている。
最初に、一文字だけ、ひらがながあった。
無造作(むぞうさ)に、ぽつんと置かれたかな文字。
わけわからん。
しばらくすると、また同じ相手からメールが届いた。
違うひらがなが、違う場所にぽつんと置かれたメール。
やっぱり、わからない。
そんなことが5~6回、続いた。
「?」メールは黙殺されて、ただ一文字だけ。
最後に、こうメールを返した。
悪かったね。気づかなくて。
全部のパーツが揃(そろ)ったところで、やっとわかったからだ。
たまには、こんなのも面白い
【注】
1)中島敦:なかじま あつし、1909 - 1942。日本文学の作家。東京帝国大学卒業。あまり詳しくないので、説明省く。『山月記』だけは、高校の授業で読んだことがある。漢文調でスマートな作品だったような気がする。
東京で生まれたんだが、中島敦の本籍地は北海道空知郡滝川町になっているらしい。9歳の頃から静岡県浜松尋常小学校にいたらしい。自分・家族・友人などが住んでいる所にいると、多少親近感が湧く。
中島敦 その男 http://web.sfc.keio.ac.jp/~s02784th/nakanaka/index5.html
山月記(さんげつき) http://web.sfc.keio.ac.jp/~s02784th/nakanaka/sangetuki.html
ついでに
青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/
著作権が消滅した文学作品のファイルがダウンロードできます。
表現よみ作品集 http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/yomi.htm
文学作品を朗読してくれます。試聴だから、途中までのやつもありますが…。だそうです。
この記事を評価する ・・・試しに載せてみました。
先週の土曜、読売新聞の編集手帳で、
『作家の中島敦1)は高校生のころ、下宿住まいをしていた。親元から小包が届いても手紙を書かない。着いたと言ってよこせと、父親に叱(しか)られた。
渋々(しぶしぶ)、はがきに
着
と大書して送り、もっと怒られたという逸話(いつわ)が残っている 頂き物に礼状は書きたし、筆は重し、という経験を持つ人には心ひかれる一字かも知れない。・・・』
という件(くだり)があった。
確かに。私は、かなり、心惹(ひ)かれる。頂いても、お世話になっても、メールなどで失礼するばかりか、次にあったときに口頭(こうとう)で済ましてしまっていることが頻繁(ひんぱん)なのだ
かく言う私自身、一文字はがきならぬ、一文字メールを頂いたことがある。
もう、今では、どういう内容だったのか、さっぱり忘れてしまった。
だが、それが誰からなのか、は覚えている。
何を言いたくて、送ってくれたのかわからず、四苦八苦したから、なおさら覚えている。
最初に、一文字だけ、ひらがながあった。
無造作(むぞうさ)に、ぽつんと置かれたかな文字。
わけわからん。
しばらくすると、また同じ相手からメールが届いた。
違うひらがなが、違う場所にぽつんと置かれたメール。
やっぱり、わからない。
そんなことが5~6回、続いた。
「?」メールは黙殺されて、ただ一文字だけ。
最後に、こうメールを返した。
悪かったね。気づかなくて。
全部のパーツが揃(そろ)ったところで、やっとわかったからだ。
たまには、こんなのも面白い
【注】
1)中島敦:なかじま あつし、1909 - 1942。日本文学の作家。東京帝国大学卒業。あまり詳しくないので、説明省く。『山月記』だけは、高校の授業で読んだことがある。漢文調でスマートな作品だったような気がする。
東京で生まれたんだが、中島敦の本籍地は北海道空知郡滝川町になっているらしい。9歳の頃から静岡県浜松尋常小学校にいたらしい。自分・家族・友人などが住んでいる所にいると、多少親近感が湧く。
中島敦 その男 http://web.sfc.keio.ac.jp/~s02784th/nakanaka/index5.html
山月記(さんげつき) http://web.sfc.keio.ac.jp/~s02784th/nakanaka/sangetuki.html
ついでに
青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/
著作権が消滅した文学作品のファイルがダウンロードできます。
表現よみ作品集 http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/yomi.htm
文学作品を朗読してくれます。試聴だから、途中までのやつもありますが…。だそうです。
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