さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

婦人と老婆

2006-07-05 23:55:38 | Wednesday 芸術・スポーツ
さて、絵画鑑賞でもいたしましょう~~


 多分、高校などでの美術で一度は見たことがあるかと思う、この
 「婦人と老婆」というだまし絵、あなたは最初に何が見えましたか?


                                                      


  斜め後方を向いている若い婦人か、右を向いた老婆の横顔が見えます。
       婦人の耳と老婆の目、
       婦人の顎と老婆の鼻、
       婦人のネックレスと老婆の口
 がそれぞれ対応しています


 この元となる絵は「嫁と義母」というタイトルで1930年に発表されたそうです。人によっては婦人か老婆のどちらかにしか見えなかったり、婦人と老婆を交互に見ることができたりするでしょう。しかし婦人と老婆を同時に見ることはできません。


  このような図を「多義図形」というそうです 同じものを見ていても、実際に見ているものが同じかどうかわかりません。
 ふと思うのですが―――こういう図だけでなく、もしかしたら、普段「見えている」ハズのことも、実は「見えていない」かもしれません


 ちなみに、この絵にはもう一つ多義図形が隠されているそうですが、どなたか分かる方、いらっしゃいますか?



     *******************************


 今日の通読箇所から


   律法(りっぽう) 1)なしに罪(つみ)を犯した者はすべて、律法なしに滅(ほろ)び、
   律法の下にあって罪を犯した者 2)はすべて、律法によってさばかれます。

   それは、律法を聞く者が神の前に正しいのではなく、
   律法を行う者が正しいと認められるからです。

   ――律法を持たない異邦人(いほうじん) 3)が、生まれつきのままで律法の命(めい)じる行いをするばあいは、律法を持たなくても、自分自身が自分に対する律法なのです。

   彼らはこのようにして、律法の命じる行いが彼らの心に書かれていることを示しています。彼らの良心もいっしょになってあかしし、また、彼らの思いは互いに責め合ったり、また、弁明し合ったりしています。――

                 (新約聖書;ローマ人への手紙 2:12-15) 



     



【注】
1)律法:旧約聖書の中の「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」、モーセ五書と呼ばれるものの中に書かれた、神様からの命令や掟(おきて)のこと。

  その中でも有名なものは「十戒(じゅっかい)」かと―


  壱.あなたには、わたしのほかにほかの神々があってはならない。(本当の神様はお一人だということ)

  弐.偶像(ぐうぞう)を造ってはならない。それらを拝んではならない。

  参.あなたの神、主(しゅ)の御名(みな)をみだりに唱えてはならない。(ふざけて「Oh, My God!」と言うとか)

  四.安息日を守って、これを聖なる日とせよ。


  伍.あなたの父と母を敬(うやま)え。

  陸.殺してはならない。                 

  漆.姦淫(かんいん)してはならない。

  八.盗んではならない。

  九.あなたの隣人に対し、偽証(ぎしょう=嘘をつくこと)してはならない。

  拾.あなたの隣人の妻(家、畑、とにかく隣人のものすべて)を欲しがってはならない。                  



2)

3)異邦人:外国人、という意味だが、ユダヤ人以外をこう呼ぶ。だから、日本人もアメリカ人も韓国人もフランス人もイラク人も・・・とにかくすべて「異邦人」。昔のユダヤ人からすれば、本当の神様を知らない人々、神様の律法を知らない人々という意味合いにもなる。





【参考・引用文献(サイト)】
・ILLUSION FORUM http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/index2.html
・聖書 新改訳第2版



ちなみに、おもしろそうな画像は、このあとのコメント欄でご紹介します。少しですが、お楽しみください 
コメント (5)
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