So Saul disguised himself and put on other clothes,
and he went, and two men with him;
and they came to the woman by night.
And he said,
“Please conduct a séance for me,
and bring up for me the one I shall name to you.”
Then the woman said to him,
“Look, you know what Saul has done,
how he has cut off the mediums and the spiritists from the land.
Why then do you lay a snare for my life, to cause me to die?”
(1 Samuel 28:8~9 NKJV)
(Twitterより。榊 柾人氏作「きゅうり」の精霊馬)
日本において、8月中旬(または7月中旬)はお盆ですね。
盂蘭盆会、迎え火に送り火、お墓参り……様々な習俗がぎゅっと凝縮しているようですが、それについて、クリスチャンであるキャベツは疎く、
茄子も胡瓜についても、将棋と少年成長漫画の「3月のライオン」で初めて知ったような状況なのですが、
(同じく榊氏作、お帰りのための「茄子」の車。Twitterより)
聖書に、「死者を呼び出してもらったら、その呼び出した死者から、怒られた王様がいる」ことは知っています。
(一口メモ)
えぇ、、、聖書を少し読めば分かることですが、「偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)も、霊媒(れいばい)や占いも禁止」なんです。
なのに、霊媒師に死者を呼び出してもらった人がいるんです、実は。
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聖書に、というのは、人によっては、語弊(ごへい)があるかもしれませんね。
その昔、実際にあった話、といいましょうか。かれこれ3000年は昔のことです。
その王様はサウルと言い、初代イスラエルの王様でした。(旧約聖書・サムエル記第一 10章24節、13章1節)
最初の王が選ばれたとき、預言者(よげんしゃ)が神様から遣(つか)わされ、「この人が王だ」と宣言しました。
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(一口メモ)
予言者、でなくて、
預言者。
聖書の語る預言者は「神様からのことばを預かり、人々に伝える人」の意味なので、「預言者」なのです。
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さて、この初代イスラエル王をたてた預言者は、サムエルと言い、これまた有名な預言者でした。
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時は、国と国との大戦の前。
イスラエルの目前に迫るペリシテ人は、強敵でした。
負けたら、少なくとも、男どもは殺され、女・子どもたちは奴隷(どれい)となる時代。
生か死かー。
指揮を執(と)る王は重責を負っています。
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そこで、サウル王は、主(しゅ。神様のこと)に先ず伺いを立てました。
だが、以前、神様のことばを蔑(ないがし)ろにしたサウル王(サムエル記第一 15章参照)に、神様は決して答えてくれませんでした。
夢でも、
ウリムでも、
預言者によっても。
そのとき既(すで)に、預言者サムエルは亡くなっていました(サムエル記第一 28:3)。
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次に、サウル王が取った行動は、霊媒師に「ある人」を呼び出してもらうことでした。
だがしかし、霊媒、いたこ、占い等は、神様がお嫌いなため、国から追い出されていました。
そこで、サウル王は変装して、夜、いわゆるイタコ(女性の霊媒師)さんのところへ訪れます。
『サウルは、変装して身なりを変え、ふたりの部下を連れて、
夜、その女のところに行き、そして言った。
「霊媒(れいばい)によって、私のために占い、私の名ざす人を呼び出してもらいたい。」
すると、この女は彼に言った。
「あなたは、サウルがこの国から 霊媒や口寄せを
断ち滅(ほろ)ぼされたことを
ご存じのはずです。
それなのに、なぜ、私のいのちにわなをかけて、
私を殺そうとするのですか」』
(旧約聖書・サムエル記第一
28章8~9節、新改訳第2版)
さて、サウル王は誰を呼び出してもらったでしょうか・・・?
(続く)