医療の、「最先端」というとはっきり言って間違いだと思うが、「最前線」ではあるといえる。もちろん、救急センターでもなんでもなくても、そこに病人がいるのだから。
「若いときにしか、忙しいところで働く、なんて出来ないだろうから」と、某総合病院に入ってみたところ、いつぞやの診療報酬改正のおかげか、それがさらに加速された感がある。
今の職場では、最後の4年目の方が、この前退職。他の4年目やそれ以上いらっしゃる方は、(他部署が少ないから、と)他の病棟に回されたり、すでに辞めたりしている。
他部署に行った方も、今年おめでた退職。
「辞める」妥当な理由として、結婚・妊娠・家の都合(ex地元に戻る)が挙げられる、・・・が、今、本当にあちらこちらで「おめでた」ラッシュ。
もっと楽で、もっと給料がいいところで、もっと設備が整ったところはどこにでもある。
ただ、いろんな方々に世話になっているし、まだこの状態で辞めてどうするってのもあるし・・・。
「そんなこと言っていたら、辞められないよ」と、次の夏に辞める先輩が言う。3月、6月、8月それぞれ一つ上の方々がいなくなる。その次の3月には同期もいなくなる。
今の職場の方々は、優しい(もちろん怒るところは怒り、言うべきところはある程度言う)温かい方々ばかり。が、雰囲気も変わっていくだろう。余裕がなくなっていく。
すでに、お隣の病棟は患者さん40数名に対して、日勤2名やら、2.5名やら3名やら。こちらの病棟も春から新人入れて4名とのこと。今までも、休日は日勤3名ということもあった。「夜勤並みだよね」と、人は苦笑する。
救急車でたらいまわし、というニュースがよく流されるが、その拒否した病院の状況がどうだったのかわからないまま、何かを言うことはできない。看護師を求めて、大都市の大病院や大学病院のトップや師長(←昔の“婦長”さん)が、地方まで出向く昨今。
マンパワーが不足し疲弊している状況、そして、厚労省が「(病院の)ベッドを減らす」(確か数年前全国80万床あったらしいが、それを40~50万床まで減らす、と言っていたっけ。医療費高騰、のためだったろうか。記憶があやふや)と言っているとき、団塊世代 1)がこれから利用者となる。
シャローム。
【注】
1)団塊世代:第二次世界大戦直後の日本において1947年から1949年(1953年、または1955年生まれまで含まれる場合もあり)にかけての第一次ベビーブームで生まれた世代。
2007年から2010年にかけて、この団塊の世代が一斉に定年退職をするため、年金制度をはじめとして、社会に大きな影響をもたらすことが予想されている。一斉大量退職によるベテラン職員不足を回避し、技能継承のため、定年延長、再雇用等で乗り切ろうとする企業がある一方、彼らの蓄えた技術や能力、人脈を自社で生かすべく、団塊の世代の人材を獲得しようとする企業も現れている。こうした、この世代が及ぼす多大な影響は、2007年問題と呼ばれる。
2)シャローム:ヘブライ語で「こんにちは」「さようなら」。
「平和、平安、安らぎ、穏やか」を意味する言葉であり、
正確には「あなたに平和がありますように」という意味。
「若いときにしか、忙しいところで働く、なんて出来ないだろうから」と、某総合病院に入ってみたところ、いつぞやの診療報酬改正のおかげか、それがさらに加速された感がある。
今の職場では、最後の4年目の方が、この前退職。他の4年目やそれ以上いらっしゃる方は、(他部署が少ないから、と)他の病棟に回されたり、すでに辞めたりしている。
他部署に行った方も、今年おめでた退職。
「辞める」妥当な理由として、結婚・妊娠・家の都合(ex地元に戻る)が挙げられる、・・・が、今、本当にあちらこちらで「おめでた」ラッシュ。
もっと楽で、もっと給料がいいところで、もっと設備が整ったところはどこにでもある。
ただ、いろんな方々に世話になっているし、まだこの状態で辞めてどうするってのもあるし・・・。
「そんなこと言っていたら、辞められないよ」と、次の夏に辞める先輩が言う。3月、6月、8月それぞれ一つ上の方々がいなくなる。その次の3月には同期もいなくなる。
今の職場の方々は、優しい(もちろん怒るところは怒り、言うべきところはある程度言う)温かい方々ばかり。が、雰囲気も変わっていくだろう。余裕がなくなっていく。
すでに、お隣の病棟は患者さん40数名に対して、日勤2名やら、2.5名やら3名やら。こちらの病棟も春から新人入れて4名とのこと。今までも、休日は日勤3名ということもあった。「夜勤並みだよね」と、人は苦笑する。
救急車でたらいまわし、というニュースがよく流されるが、その拒否した病院の状況がどうだったのかわからないまま、何かを言うことはできない。看護師を求めて、大都市の大病院や大学病院のトップや師長(←昔の“婦長”さん)が、地方まで出向く昨今。
マンパワーが不足し疲弊している状況、そして、厚労省が「(病院の)ベッドを減らす」(確か数年前全国80万床あったらしいが、それを40~50万床まで減らす、と言っていたっけ。医療費高騰、のためだったろうか。記憶があやふや)と言っているとき、団塊世代 1)がこれから利用者となる。
シャローム。
【注】
1)団塊世代:第二次世界大戦直後の日本において1947年から1949年(1953年、または1955年生まれまで含まれる場合もあり)にかけての第一次ベビーブームで生まれた世代。
2007年から2010年にかけて、この団塊の世代が一斉に定年退職をするため、年金制度をはじめとして、社会に大きな影響をもたらすことが予想されている。一斉大量退職によるベテラン職員不足を回避し、技能継承のため、定年延長、再雇用等で乗り切ろうとする企業がある一方、彼らの蓄えた技術や能力、人脈を自社で生かすべく、団塊の世代の人材を獲得しようとする企業も現れている。こうした、この世代が及ぼす多大な影響は、2007年問題と呼ばれる。
2)シャローム:ヘブライ語で「こんにちは」「さようなら」。
「平和、平安、安らぎ、穏やか」を意味する言葉であり、
正確には「あなたに平和がありますように」という意味。
1対7だの2交代制だの…ねぇ!モロに波かぶってますね(泣
2007年問題、てまだまだ続くからねぇ!
2007年も明けてしまうと、どーも字面よろしくないですよね…「2007年頃問題」とかw
さて、今後どうなることでしょう(-ω-;)