ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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憎悪・戦争……中東情勢緊迫

2019-05-20 19:48:08 | 時事
中東情勢が緊迫しています。

アメリカのトランプ大統領は、ツイッターで「もしイランが戦争を望むなら、イランの終わりとなるだろう」と、イランをけん制するツイートを発信しています。

アメリカと関係の深いサウジアラビアのタンカーやパイプラインが攻撃を受け、それをサウジアラビアによるものとして、いっているものと思われます。(ただし、トランプ大統領が直接そういっているわけではなく、イラン側も攻撃を否定している)

戦争にいいことなんかなにもないわけですが……いさましいことをいって戦争をやりかねない状況が、現にここに見られます。


ここで名曲を一曲。

クラッシュの「憎悪・戦争」です。
原題は、Hate & War
60年代フラワームーブメントの合言葉である Love & Peace を裏返しにしたもので、こんなふうに歌っています。


  憎悪と戦争
  いまの世の中 そればっかりさ

  たとえ目を閉じても 
  そいつは消えてなくなりはしない
  どうにかしなけりゃならない
  それが現実なんだ

攻撃を受けたら倍返し
  そんなふうに憎悪と戦争を背負って
  毎日がまったく同じ繰り返し
  

もしアメリカとイランが戦争になったら、かつてのイラク戦争とは比べ物にならない混迷を中東にもたらすでしょう。サウジだけでなく、イスラエルなんかもからんできて、へたすれば“中東大戦”のような状態を引き起こすおそれもあります。アメリカ、イラン、サウジ、イスラエル、さらにロシアや中東各地の武装勢力がからむ大戦争……それは、日本にも大きな影響を及ぼさずにいないでしょう。

戦争で何かが解決することなんかないわけなんです。

多くの死者、難民、経済的損失が生じ、戦争が終わった後も、武装勢力が跳梁跋扈する不安定な状態が長期にわたって続くことは不可避です。
とにかく、戦争は避けるべきであって、各国の指導者が賢明な判断をしてくれることを望むばかりです。