福岡市博物館で行われている「ジブリの大博覧会」にいってきました。
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全国を巡回している展示会で、福岡では3月からやっています。
博物館に入ると、いかにもジブリっぽい感じの飛空艇が迎えてくれます。
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ナウシカやラピュタを制作していた際の進行表などが展示されていて、なかなか貴重なものを見ることができました。
もちろん撮影は禁止なので、ここに載せることはできないんですが……
制作の部分だけでなく、広報などに関する内部文書のようなものも展示されており、その中にはキャッチコピーなどに関するものも。
ジブリ作品といえば糸井重里さんのキャッチコピーで知られますが、そのキャッチコピーについてやりとりする手紙(ファックス?)も展示されてました。
たとえば『もののけ姫』の「生きろ」というコピーですが……そこに行きつくまでにいくつもの案があり、なかには「死ぬな」というのもあったといいます。
ジブリ作品は、ナウシカ、ラピュタである種のブランドとして確立したと私は勝手に思ってるんですが……今回展示されている文書の中で説明されていたところでは、90年代前半ぐらいで、 ある種「あきられ」てきたという意識がジブリ側にもあったそうです。『耳をすませば』あたりで、興行成績の不振というかたちでそれがあらわれてきた。そこでジブリがブレイクスルー的な大作として取り組んだのが、『もののけ姫』です。
90年代前半には、一年一作のペースで新作を発表していましたが、そのペースを崩し、一年間新作を発表せずに、じっくり時間をかけて『もののけ姫』は制作されました。
「日本でアニメを制作していながら、なぜ日本を舞台にした作品を作らないのか?」という意識が宮崎駿監督にはあって、それが『となりのトトロ』をつくる一つの動機にもなっていたわけですが、その問題意識をさらに深化させ、現代社会につながる問題ともからめたテーマが『もののけ姫』に結実しています。
私個人としても、『もののけ姫』はジブリ作品の中で特別な作品という印象がありますが、やはり宮崎駿監督にとっても集大成的な位置づけの作品ということのようです。
グッズ販売もあったので、こんなものを買ってきました。
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カード立てということですが、そのままテーブルの上に置いてあってもいいんじゃないかと思います。
グッズ販売では、王蟲のリアルなフィギュアなんかもあったんですが、値段が高く、そちらは断念……
展示会場には、かなり巨大な王蟲の模型や、ラピュタに登場するタイガーモス号の模型なんかもありました。さすがにそちらは販売されてませんが、ジブリファンなら一見の価値ありです。
6月23日までやってるそうなので、興味のある方はどうぞ。