ロック探偵のMY GENERATION

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クリスマスソング 邦楽アーティスト特集

2023-12-25 20:49:07 | 日記

今日12月25日はクリスマス。

毎年この日はクリスマス関連記事を書いています。
おもに音楽関連の記事となりますが……今年もその例にならって、クリスマスソング特集をやろうと思います。
数年前にも一度やりましが、そのときは洋楽中心だったので、今回は邦楽編で。


JUN SKY WALKER(S)の「白いクリスマス」。
ジュンスカがオリコン一位を獲得した曲で、バンドにとって最大のヒットということになるでしょう。

JUN SKY WALKER(S) - 白いクリスマス

この歌、当初は「黒いクリスマス」だっという話を今年聞きました。
悪人や罪人であっても、そうなるにいたった事情があり、彼らにもゆるしがある……そんな内容だったとか。
ギターの森純太さんにダメ出しを受けてクリスマスの失恋ソングに変更されたということなんですが、私としてはもとの「黒いクリスマス」のほうにもちょっと興味があります。


高橋ジョージさん率いる虎舞竜のクリスマスソング、「ひとりぼっちのクリスマス」。

THE虎舞竜&Clarence Clemons ひとりぼっちのクリスマス〜Alone at X'mas PV1993

タイトルに名前が出ているクラレンス・クレモンズは、サックス奏者。ブルース・スプリングスティーンのバックでサックスを吹いていたことでよく知られています。
虎舞竜を結成する前、ニューヨークで生活していたジョージさんがなぜかイアン・ハンターと知り合いになり、彼からもらったチケットでブルース・スプリングスティーンのライブを鑑賞。そこでクレモンズのサックスに魅了され、いつか自分の曲で吹いてもらいたいと思い、10年近くたってその夢をかなえたという曲です。クレモンズは、MVにも出演してくれました。
ちなみに、ニュージャージーにブルース・スプリングスティーンを観に行った帰路に得た着想が、あの「ロード」につながっているという……そんな逸話もあります。


さだまさしさんの「遥かなるクリスマス」。

遙かなるクリスマス(MV)/さだまさし

単純にクリスマスの幸福を歌う歌ではありません。
以下に歌詞の一部を引用しましょう。

  メリークリスマス
  携帯電話で君の弾む声に もうすぐ帰るよと告げた時のこと
  メリークリスマス
  ふいに誰かの悲鳴が聞こえた
  正面のスクリーン激しい爆撃を繰り返すニュース
  メリークリスマス
  僕には何も関係ないことだと
  言い聞かせながら無言でひたすら歩いた

さだまさしという人は、社会のさまざまな問題に目を向ける歌を歌ってきた人で、このブログでも何度か登場しました。この歌もそうであり、サイモン&ガーファンクルの「きよしこの夜/7時のニュース」とか、バンドエイドの Do They Know It's Christmasとか、そういうタイプのクリスマスソングなのです。そしてこれは、今年のクリスマスになんとぴったりなことでしょうか……

  メリークリスマス
  僕はぬくぬくと君への愛だけで本当は十分なんだけど
  メリークリスマス
  本当は気づいている今この時も
  誰かがどこかで静かに命を奪われている
  メリークリスマス
  独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう
  メリークリスマス
  人々はもう気づいている 裸の王様に大人達は本当が言えない


チャゲ&飛鳥、「世界にMerry X'mas」。
先の「遥かなるクリスマス」のような方向性を、もう少しクリスマスの雰囲気でふんわりとくるんだような歌です。先述した「黒いクリスマス」というのも、こんな感じだったんじゃないかと思います。

[MV] 世界にMerry X'mas / CHAGE and ASKA

歌詞の一部を引用しましょう。

  Merry X'mas 世界にX'mas
  柔らかさを確かめてる 兵士の指先

  悲しい夢と 故郷の夢
  みんなで優しくなりたいね

  So, happy and it's X'mas time
  ここからはじまればいい
 
  語りつづけられてる お話が
  たとえ少し 消されたとしても

  罪びとの姿で 時を行くよりも
  みんなで幸せの顔をして

  So, happy and it's X'mas time
  ここからはじまればいい

  空を駆け降りて来る 鈴の音が
  たとえ少し 歌を忘れても

チャゲアスといえば、最近ASKAさんの言動がいろいろと物議をかもしてますが……まあ、歌に罪はないということで。


最後におなじみのジョン・レノン「ハッピー・クリスマス」。
このブログではいくつかのバージョンを紹介してきましたが、今年は邦楽アーティストということでLOVE PSYCHEDELICOバージョン。

Happy Xmas (War Is Over)

いろんな人がカバーしている曲ですが、彼らの場合、単に有名なクリスマスソングをカバーしてみたというような話ではありません。
ラブサイコの記事でも書きましたが、彼らは60年代を音楽的ルーツとしていて、そのルーツに直で接続するカバーなのです。



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